究極伝クロスゾーンスーパーZ
□第11話 大災害は普通はパニックアクションだが超人達からすればなんでもないんだよな
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なのは達がブリッジに着くとモニターを見て愕然とする。
なのは「フェイトちゃん!」
銀時「おいおい…なにしてんのあのガキ?」
リンディ「来ましたね。あの娘ったらなんてムチャをするのかしら」
モニターに写し出されたのはフェイトが海上の巨大な竜巻を六つ同時に対峙している姿だ。これにはなのはのみならずこのモニターを見た全員が唖然と驚愕が浮かぶ。
クロノ「彼女はなんてムチャをするんだ!」
近藤「ムチャってあの嬢ちゃんはなにをしたんだい?」
リョウ「…無理矢理ジュエルシードを発動させたんだ。」
斎藤「無理矢理だと?」
メリオ「残りは多分海中にあると言いましたよね。多分、フェイトちゃんも同じ考えに至ったんだと思います。だから…彼女は無理矢理ジュエルシードを発動させて発見したんですよ。しかし、まさか六つ全てとはさすがに予想外です」
沖田「つまりこういうことかい?あの小娘はジュエルシードを発見するためにあんなことをしたと?」
メリオ「ええ…でも、ジュエルシードを発見するためにかなりの魔力を使ったはず。疲れてるのに尚且つジュエルシードを封印しようとしてる!しかも六つ同時に!」
なのは「そんな!!」
ユーノ「ムチャにもほどがある!1人であの六つのジュエルシードを封印するなんて無理だ!」
フェイトのやろうとしてることになのは達は悲痛な叫びがブリッジに響く。フェイトのやろうとしてることは無謀すぎるもの。そもそもジュエルシードを無理矢理発動、暴走させるのでかなりの魔力を消費した。そこにさらに封印しようとしるのだ。どうみても無謀そのもの。はっきり言って無理だ。できても力尽きて海に落ちるかもしれない。なのは達は慌てる。
なのは「あの!私、現場に向かいます!」
リンディ「いえ、アナタ達はここで待機よ」
なのは「ど、どうして!?」
クロノ「彼女が力尽きた時に捕らえたらいい。これが僕達の最尤の選択」
新八「そんな!それじゃああの娘を見殺しにするつもりなんですか!?」
神楽「お前ら!血も涙もないアルか!見損なったアル!」
なのはが転送装置を使ってフェイトの救援に行こうとするがリンディとクロノが止める。それに新八と神楽が責める。ただ、銀時達は黙って見守る。この状況に。
クロノ「…と、かつての僕ならこう言ってただろうね」
新八「へ?」
神楽「なに言ってるアル!さっさと助けにいくアル!お前を修正してモガッ!」
銀時「はい神楽黙ってな」
クロノ「僕は…新選組の皆さんと出会って大切なことを思い出しました。確かに僕達は悪い人を逮捕するのが仕事です。今だって弱った所を逮捕しようとしています。けど…あんな少女が苦しんでるのにそんなことをしたら、人として最低です」
リンディ「クロノ…」
クロノ「だからお願いします!僕が行くと警戒されてしまいますからアナタ達で行って助けてきてください!」
クロノの著しい成長にリンディと新選組は感動する。それも新選組の賜である。そのクロノにリョウとメリオは驚くが、むしろこうなってよかったと安堵する。
なのは「クロノ君…うん!」
メリオ「そうと決まれば急ぎましょう!あまりここでグズグズはしてられません!」
クロノ「すみませんが僕は同行できません。管理局の人間なのでかなり警戒されてしまいます」
リョウ「なら、飛べる面子で行くしかない。あと、フェイト陣営に居てた人達で誰か同行を願う」
なのはの勢いある返事に他の者達もテキパキと動いていく。メンバーはなのはとリョウとメリオとネギと悟空、そしてベジータが現場に向かうことになった。
シーザー「ちょっと待ってくれないか?」
メリオ「はい?」
リョウ「俺達は先に行って待ってる。メリオ、お前が聞いとけ」
シーザー「君に彼女達に言伝を頼みたいんだ」
メリオ「わかりました」
シーザーはメリオに言伝を頼み、メリオはそれを了承して転送装置に向かう。そして、現場へと転送される。銀時達空を飛べない者達はモニターで観戦することになった。