創造神の誕生(前) ―T―
□第3話 火影と引っ越し
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俺は今、ヒアシと一緒に火影邸に来ている。数分後、火影のいる執務室に到着する。
「火影様。ヒアシです」
「うむ。入ってきたまえ」
入ると1人の老人火影【猿飛ヒルゼン】が椅子に座っていた。
「ほっほっほっ…初めましてじゃの。儂がこの里の長の火影じゃ」
「初めまして。創神リョウです」
俺と火影は自己紹介をする。火影の目には優しいが鋭さがある。
「早速で悪いがお主は何者じゃ?お主のような者は初めて見たわい」
まぁ、普通は疑うよな。里にはない服装だし、何より額宛てもしてないしな。それに火影の事だから多分水晶玉で見たんだろうな。予想済みだ。
「もちろん説明いたします。ただ、できれば貴方にだけで…」
「…わかった。ヒアシよ。悪いが席を外してくれぬかのぅ」
「…わかりました」
俺は火影のみに話すと言うと火影は理解したのかヒアシを部屋から出るように促す。ヒアシは部屋から出る。
「あと…天井にいる者達も」
「!気付いていたのか。お主らも下がれ」
天井に何人かのチャクラを感じたんだよな。天井にいる暗部は去った。
「さて…話してくれぬかのぅ」
「わかりました。お話しします」
俺は話した。自分が何者なのか、何処から来たのかを。もっとも詳しくは教えられないけどな。
「ふむ…にわかには信じられんのぅ。証拠があるかのぅ?」
「わかりました。証拠をお見せします」
火影は信じられないといった表情を浮かべる。証拠を見せるために俺は何もない空間から手に剣を出す。投影魔術だ。
「な、何もないところから剣が!?なんじゃそれは?」
「これは魔術というものです。証拠が足りないなら他にも見せますが?」
「いやよい。うむ認めよう。それでお主はこれからどうしたいのじゃ?希望はあるかの?」
どうやら認めてくれたようだ。どうするかか?すでに決まってるな。
「…暗部か上忍にしてほしい」
「何故じゃ?」
俺は理由を話す。簡単だ。動きやすくなるためと今後のためだ。火影は納得した。
「あと、居住がほしい。できればあんまり人がこない小川があるところがいいな」
「ふむ…いいじゃろう。すぐにでも手配しとこう」
「すみません」
「いやよい。お主には感謝しておる。ナルトの事とかの。このくらい安い物じゃ」
そうか。やっぱり気付いていたか。とりあえず働く場所が見付かって良かったぜ。話も終わり、俺は帰った。眠くなってきたから早く寝よう。