創造神の誕生(前) ―T―

□第5話 新たな仲間と準備
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うちは兄弟が俺の修業仲間になって一年が経った。両親の頼みを聞いてみんな強くなった。その一年の間に同じ修業仲間のナルト達と会ったんだが、そのナルトとサスケが出会い頭いきなり喧嘩をした。
その内容は…


『おい、キサマ誰だ』

『おれ?うずまきナルトだってばよ!お前は?』

『ふん!どこの誰とも知らない奴に名前なんか教えるか!』

『なっ!』

『そっちの日向は知ってるがな』

『…』

『まあ、どうせ知る必要も『うわあああ!』…な、なにぃ!?』


こうしてナルトは尾獣化しサスケは殴りあいを始めた。喧嘩は数分続いたが、俺とイタチで止めた。イタチはナルトが九尾のチャクラを使ったのにとても驚いてたな。
まあ、その結果ナルトとサスケの2人に友情ができたがな。実はもう一つ起こったものがある。それは新たに5人修業仲間が増えた。
その5人とは【奈良シカマル】、【山中イノ】、【秋道チョウジ】、【犬塚キバ】、【油女シノ】だ。何故この5人が仲間になったのかというと、どうやら親達が俺がナルトと日向を鍛えてるのを火影とヒアシとヒザシから聞いて知ったらしい。
仕方なしにこの5人を鍛える事になってしまった。秘伝の術はやはり親達に任せて他は俺が鍛える方針だ。ただいま俺は計10人を鍛え中だ。
ナルト達は影分身達がしっかり鍛えている。全員徐々にそして確実に成長している。特にナルトとヒナタとネジ、そしてイタチとサスケはグングン伸びている。
イタチは元から強いのにさらに成長している。みんなまだまだ若いから別荘を使わなくてすむ。イタチを除く全員、あと一年もすれば中忍クラスか上忍クラスになるな。末恐ろしい子供達だ。
夕方にみんな帰った。俺はナルトと家に帰り、夕飯を食べる。食べ終えた俺とナルトは別荘に行く。これからナルトにプレゼントがあるからな。
ナルトは初めて別荘に入ったのでかなり驚いた。
「なぁリョウ兄ちゃん。いったい何だってばよ?」

「実はな。お前にちょっとしたプレゼントだ」

「?プレゼント?」

「ああ。お前にはツラい真実をみせちゃったからな。その謝罪と礼を兼ねてな」

俺とナルトは地下にある研究室に入る。そこには…

「ど、どうして父ちゃんと母ちゃんが…!」

カプセルの中に入っているのはミナトとクシナだ。もっともこれは入れ物。プロジェクトFなどの応用で作ったのだ。もちろんこれが悪い事だとわかっている。
でも、ナルトの為なら悪にでもなる。

「ナルト、これから両親の魂をあの器に入れる」

「そ、そんなこと出来るってば!?」

「ああ。俺なら出来る。どうする?」

修業して出来るようになったからな。どうするナルト?

「頼むってばよ!」

「OK!任しとけ!」

俺はさっそくミナトとクシナの魂を器に容れた。結果は大成功!ミナトとクシナは主に別荘で住むことになった。外に出ることも可能だが、変化してから外出することを薦める。






また一年が経ち、遂にナルト達がアカデミーに入学する日になった。ネジは一つ年上なので去年入学している。俺はナルトの親代わりとして出席する事になった。
はっきり言ってヒマだった。入学式を済ませた俺は急いで家に帰った。準備があるからだ。その準備とはナルト達のアカデミー入学祝いだ。
クシナと一緒に料理を作ったり、ミナトと一緒に飾り付けをしたりして準備を終わらせた。料理だけでいいのではと言ったが2人に却下された。
帰ってナルト達と両親達とでパーティーをやった。その時に火影と名家の人達にミナトとクシナの居る事がバレて内緒にするように頼んだ。




それから数ヶ月、俺は今火影邸の執務室の前にいる。

「火影様、リョウです」

「…うむ。入れ」

入ると、そこには火影以外にイタチと最近修業仲間になった【海野イルカ】がいた。イルカとの出会いはナルトでの関係で仲良くなり、一緒に修業する仲になった。
イルカは表向きは中忍で教師だが裏では暗部で俺の部下だ。ちなみに俺も暗部だ。

「あ、リョウ君」

「リョウ…」

この雰囲気は只事じゃないな。まさか…

「火影様。まさか…」

「うむ…うちはが密かにクーデターを起こそうとしておる。しかし…あ奴等の気持ちも理解出来ておるつもりじゃ」

互いに里の事を思っているからな。おそらくあの男も…クソッ!俺にはどうする事もできないのか!?

「…すまないイタチ。俺にはどうする事もできない。アンタらの両親からもアンタら兄弟の事を頼まれたのに!」

「気にしないでくれ。アンタには言い合わせれない程感謝している」
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