創造神の誕生(前) ―T―

□第6話 悲劇と真実
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夜…遂に始まった。うちは一族滅亡が。原作と同じだが一ヵ所だけ違う所がある。それはイタチとサスケである。2人共、俺が鍛えただけの事はあり2人以外が死に静かになったうちは一族の区域には2人の戦いの音しかない。

「さて…介入するか」

俺は静止する2人の間に割り込む。

「リョウ!」
「リョウ…」

2人が俺の名を呼ぶ。サスケは大きく、イタチは静かに。

「リョウ!兄さんが…兄さんが!」

「わかっている。今は話せない。だから少し眠れ」

俺はサスケに幻術を掛けて眠らせる。倒れたサスケを肩に担ぐ。

「リョウ…すまない」

「気にするな。それがお前のやる事ならばな。だが俺はお前を助ける。仲間だからな」

「リョウ」

俺の修業仲間はみんな友達だ。だから誰1人失わないし死なせない!必ず助けて救う!

「行ってきなイタチ。サスケの事は俺達に任せろ」

「すまない。…リョウ」

「ん?」

「サスケを頼む」

そう言ったイタチは木の葉の里を去った。俺はサスケを俺の家まで運んだ。ナルトを起こさないようにだ。サスケをベッドに寝かせて1時間後、俺は分身体を4人出した。
ある目的の為にだ。それはまだ言えないがな。よし!頼むぞ。4人の分身体はうなずき一斉に里から出た。




次の日の朝、サスケは目を覚ました。

「…ここは?」

「俺ん家だ。すまんな。お前を眠らした」

サスケはガバッと起き上がり俺に問い詰めてきた。何故イタチが一族を滅ぼしたのか。イタチはどうなったのかを。イタチは里から去ったと言った。

「どうして…兄さんが!?」

「…イタチが何故お前以外の一族を滅ぼしたのかその理由を知っている」

「ほんとか!頼む!教えてくれ!」

悪いが教えられない。今のお前では、難しいからだ。あと1年は我慢してもらう。その時に教えるつもりだ。真実を。それまで…待っててくれ。

「わかった。絶対に話してくれ」

「ああ」






1年が経った。うちは一族の滅亡は里に広がった。サスケだけが生き残り、イタチは重罪人になった。サスケは俺の家に住う事になった。
ナルトはとても驚き、ヒナタ達も驚いていた。暗い雰囲気が続いたが、俺達はストイックに修業を続けた。そんなある日の夜、サスケが俺の部屋に入ってきた。

「なんだサスケ?」

「あれから1年が経った。話してくれ。兄貴が何故父さんと母さんを一族を滅ぼしたのかを!」

「…わかった。話そう。ただし、勝手な事は絶対にするな。約束しろ」

「…わかった」

俺はサスケに話した。イタチが一族を滅ぼしたわけをダンゾウの事も、両親がクーデターを起こそうとしたわけを。誰もが里の事を思ってだ。

「そんな…父さんと母さんが、兄貴が…」

「里を思うからこその自己犠牲だ。里を愛してるから。優しいから。イタチは非情になったんだ。サスケを助けたのはイタチのわがままだ」

「兄貴…」

全てを話し終え聞いたサスケは部屋から出ようとした。俺は腕を掴む。

「どこへいく?」

「決まってる!里の上層部の奴等をぶち殺す!」

「ダメだ。そんな事をしたらサスケ。お前に罪が着く。それにイタチの約束が無下になる」

「だけど!」

心配するな。屑の上層部は近い将来無くなる。それまで辛抱だ。それにイタチの罪を軽くするのはサスケ、お前なんだ。お前には強くなってもらわなくては困るんだ。

「…わかった!俺強くなる!強くなって兄貴を助ける!」

よく言った。ところで…いつまでそこにいるんだ?

「「「うわわっ!」」」
「「きゃっ!」」

扉を開けるとナルトとチョウジとキバとヒナタとイノが山になって倒れた。その後ろでシカマルとシノとネジが呆れた表情でナルト達を見る。

「き、気付いてたの?」

「当たり前だ」

「聞いて…いたのか?」

「まあな。それより、リョウ兄ちゃんもサスケも水臭いってばよ!」

「そうよ!」

ナルトとイノはサスケに言う。自分達に内緒にするなって。サスケはなんとか言おうするが…

「面倒くせぃけど俺達は仲間だからな」

「シカマルの言う通りだ。なぜなら俺達は友達だからだ」

「俺にはよく分からねえけど、協力するという事だけはわかるぜ!なあっ赤丸!」

“ワンワン!”

仲間との友情と絆だな。良いものだなサスケ。心が温かくなる。それにみんなとやれば頼もしい。

「こいつらの言う通りだ。俺達は仲間であり友だ。協力するのは当たり前だ。そうだろ?」
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