創造神の誕生(前) ―T―

□第7話 原作開始と班決め
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ナルトSIDE



あれから5年が経ち、遂にアカデミー卒業試験の日になったってばよ!試験の内容は分身の術。普通なら簡単だが、落ちこぼれである俺にとっては難しい試験だってばよ!あ、これは表での俺の顔。一応四代目の子だけど九尾の九喇嘛が封印されてるからな。仕方なく落ちこぼれの振りをするってば!

「ナルト…大丈夫か?」

「一応、お前落ちこぼれだろ?いけるのか?」

「シノ、シカマル大丈夫だってばよ!こんな試験簡単に合格してやるってば!」

〔ふん。ドベ設定は大変だな〕

〔うるせぇってばサスケ!お前も一匹狼設定のくせに!〕

〔てめえ!〕

シノとシカマルが心配する振りをしてくれてるのにサスケが心話の術で嫌みを言ってきやがったってばよ!言い返してやるってば!

「まあまあ。ナルト君なら絶対に合格出来ますよ」

「【白】ぅ〜」

「白、てめえと同じなのは癪だがウチもてめえならできると信じてる」

「僕もだよナルト」

「【多由也】…【君麻呂】」

この3人はリョウ兄ちゃんが外から連れてきた新しい仲間だってばよ!白は霧の国の人間で血継限界の持ち主。何でも父に母が殺されて、さらに自分も殺されそうになって逆に殺してしまったらしい。
彷徨っていたらリョウ兄ちゃんに拾われて救われたんだって。外見は女の子だけど実は立派な男だってばよ!初めて会った時は、可愛いなと思ってたら実は男だったなんて言われて皆びっくりしたってばよ!
君麻呂も白と同じ霧の国出身でかぐや一族という血継限界を持つ一族の人間。かぐや一族は霧隠れに一族だけで挑み滅亡したらしい。そしてたった1人生き残った君麻呂をリョウ兄ちゃんが拾い助けてもらったんだって。
あとで気付いた事で実は君麻呂には病気に冒されていた。けどリョウ兄ちゃんとヒナタのおかげでその病気は治してもらった。
多由也はどこかの国の人間で秘伝の術が使える。他国の忍に襲われてたった1人になった所をリョウ兄ちゃんが助けてくれたそうだ。その後3人はリョウ兄ちゃんと共に里に来て、木の葉の住民になったってばよ。
多由也は口は悪いがれっきとした女の子だ。3人共、リョウ兄ちゃんに感謝していて俺達と一緒に修業をしている。ちなみに白と多由也は付き合っている。
多由也は否定してるが皆にはバレバレだってばよ!俺はヒナタと、そしてサスケはイノと付き合っている。俺はヒナタの事が大好きだってばよ!

「次、うずまきナルト!」

お、俺の番だってばよ!よし!行くってば!

〔頑張ってねナルト君〕

おう!心話からのヒナタの応援で元気100倍だってばよ!絶対に合格してやる!…結果?見事合格だってばよ!



ミズキSIDE



どういう事だよ!?何であの化け狐が合格出来たんだよ!?おかしい!おかしすぎる!まさか…あの化け狐、既に禁書を盗んでるのか!?
なら、アイツの後を付いて行けば禁書を隠してる場所まで教えてくれる筈だ!くっくっくっ…絶対に手に入れてやる!



夜。俺はあの化け狐の後を付ける。すると大きな木の所で止まった。そうか…あそこにあるのか。なら…あの化け狐を殺して奪えばいい!はっはっはっ…!これで…

「終わりだ。お前が」

…え?



リョウSIDE



ふん。予想通りの行動をしてくれるな。こいつは。この男ミズキの思惑と行動に気付いた俺はナルトにあぶりだすように指示を出した。結果ものの見事に引っ掛かり今は気絶している。

「イルカ。コイツをイビキの所へ」

「わかりました」

「早く帰ってこいよ」

「はい」

隣りにいるイルカにこのゴミを連れて行かす。奴の未来は絶望だな。一生独房か最悪処刑だな。ま、俺の知った事ではない。
ナルトにはすぐに帰るように言い、ナルトは急いで帰った。俺は火影様に報告をしてから家に帰る。数分後、家に到着。ただいま〜。

「おかえりなさ〜い!リョ・ウ・さ・ん!」()

「ああ…【テンテン】ただいま」

ドアを開けると玄関にいたのはとても嬉しそうな顔をしている少女テンテンだ。俺達の仲間で俺に恋してる乙女だ。出会いは2年前…夜の暗部の任務の帰りにだ。
任務を終えて帰る途中にたまたま彼女とぶつかって押し倒す形になった。それが原因でテンテンは俺を探す為にいろんな情報を集めてネジを問い詰めて、結果バレてしまった。その経緯で今では俺達の仲間だ。

「あ、リョウさん。皆さん集まって待ってます「テイッ!」…グハッ!」

「ちょっとリー!今、私がリョウさんと話してるのに邪魔しないでよ!」

「す、すみませんテンテン!そんなに怒らないで」
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