創造神の誕生(前) ―T―
□第8話 サバイバル演習そして下忍合格
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ナルトSIDE
今日はサバイバル演習をする日だってばよ!ただの演習じゃない。なんと正式に下忍になる為の試験だってばよ!昨日は疲れたってばよ。
昨日は担当上忍が遅刻してきやがったってばよ。担当上忍の名は【はたけカカシ】。コピー忍者のカカシと呼ばれる程の里一の技師。
サクラの奴が入り口にトラップを仕掛けて嫌いと言われて、まぁ別にどうでもいいけど。そして自己紹介をして演習をする事を告げられたってば。
朝9時頃に俺とサスケは演習場に到着したってば。ほんとは朝早くに集合するんだけどカカシ先生は必ず遅刻すると思ったからだ。
遅刻は勘弁してくれってばよ!遅刻する理由はリョウ兄ちゃんから聞いたけどやっぱりやめてほしいってばよ!
「ナルト遅いわよ!何してたのよ!」
(何してたのよこのクズ!しゃーんなろー!)
「なんで俺だけなんだよ。サスケだって遅れてきただろうが!」
「五月蠅い!サスケ君はいいのよ!」
(キャ〜サスケく〜ん今日も素敵〜)
「ふん…」
(うぜぇ…コイツめちゃうぜぇ)
先に着いてたデコピンクに怒られた。ムカついたがどうでもよかった。早く来てくれよカカシ先生〜。………………1時間後。
「やーー。諸君おはよう!」
「おっそーい!」
やっと来たってばよ。デコピンクはカカシ先生に文句を言う。カカシ先生は無視して準備をする。
「よし!12時セットOK!」
「「「?」」」
「ここにスズが二つある。これをオレから昼までに奪い取ることが課題だ。もし昼までにオレからスズを奪えなかった奴は昼ぬき!あの丸太に縛り付けた上に目の前でオレが弁当を食うから」
…なるほど。これは俺達のチームワークを試す試験だってばよ!スズが二つなのは俺達のチームワークをバラバラにする為か。これなら合格者が少ないのも頷けるってば。
(朝飯食うなって…そういう事だったのね)
デコピンクの腹の音が聞こえてくる。ぷぷっ…バカ正直に飯ヌいてきてるってばよ!忍足る者そう簡単に鵜呑みにしたらいけないってばよ!
特に飯に関しては!俺達はちゃんと飯を食ってきたってば!…ああ。ヒナタのたまご焼き美味かったってばよ。ヒナタ〜…
サスケSIDE
ナルトの奴、またヒナタの事か。…かく言う俺もイノの事が。
「サ、サスケ君。ナルトの奴どうしたの?」
知るか。つうか話しかけてくるな。全くうぜぇ女だ。
「スズは1人一つでいい。二つしかないから…必然的に1人丸太行きになる。で!スズは取れない奴は任務失敗ってことでシックリだ!つまり、この中で最低でも1人はアカデミーへ戻ってもらうことになるわけだ」
上手いな。巧みな言葉運びで俺達を煽ってやがる。だが、俺とナルトには通用しない。昨日の話を覚えてるからな。
『卒業生27名中下忍に認められる者はわずか12名。残り15名は再びアカデミーに戻される』
12名…つまり4班が合格できる事になる。
「手裏剣も使っていいぞ。オレを殺すつもりで来ないと取れないからな」
「でも!!危ないわよ先生!」
バカかこのデコは、仮にも上忍だぞ。そのくらいしないと取れないぞ。もっとも俺とナルトは本気をださんがな。
「準備はいいな?…じゃ始めるぞ!よ〜い…スタート!!」
さて、始まるか。俺とナルトは合流して作戦を建てる。作戦が決まり準備に取り掛かる。…………俺とナルトの準備ができた。後は掛かるのを待つだけ。
サクラ?あのデコはどうでもいい。
「いざ尋常に勝〜〜負!!勝〜負ったら勝〜負!」
さすがはナルト。上手いドベっぷり。カカシの奴も俺とサクラを集中しながらナルトを見据える。カカシの奴は体術といいながら本を出して読みやがった!
しかもエロ本だ!燃やしてやろうかと思ったが我慢する。しかしドベのふりをしているとはいえ読みながらナルトの攻撃を躱してやがる。一応上忍って事か。
カカシの奴はナルトの背後に座り虎の印を構えた。何を?
「ナルトー!!早く逃げなさい!!アンタ死ぬわよーー!!」
「へ?」
「遅い!」
カカシの奴の目がキランッと光る。イヤな予感が。
「木の葉隠れ秘伝体術奥義!千年殺し〜!!」
「ぎぃやああああ!!」
か、かんちょう…まさかそうくるとは…ナルトはチャクラでガードしてたおかげでそんなに痛みはなかったはずだ。もしこれがチャクラ込みだったら……ブルッ!死ぬな。
その後、ナルトは得意の影分身でせめたりカカシが一体の分身体のナルトと変わり身を使ったりナルトがわざとバレバレのトラップに引っ掛かったりした。