創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory09 弟がいる姉はシスコンで貞操を狙っている
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ロクサスSIDE



………ふぅ。今日の授業もこれでお終いっと。ここ三日は管理局の訓練は夜だかアインハルトとのスパーはできるな。
アインハルトとスパーをすると訓練とはまた違うからいろいろわかるな。どっかでお礼をしないと。

「ロクサスさん」

「アインハルト」

「一緒に帰りましょう」

「ああ、わかった」

いつも1人で帰ってたから誰かと帰るって初めてだったから最初は緊張したな。今も多少緊張するけどマシになったな。

〔マスター…姉上様からメールが〕

「姉貴から?」

なんだろう?メールを読む。………え?

「どうしたのですか?」

「あ、ああ。アインハルト、ごめんだけど今日家にきてくれないかな?」

「え?」

突然の誘いにアインハルトの目は点になった。姉貴、どこで知ったんだろう?……あ、あの記事でか!

「ど、どういう事ですか?」

「多分、二日前の記事を見たんだと思う。ほらあれ…」

「あ…////」

あ、赤くならないで!////こっちまで赤くなっちゃうよ!////

「それでアインハルトの事を知ったんだと思う////姉貴は君と会いたいそうなんだ」

「えっと…そういう事でしたらわかりました。行きましょう」

「ごめんね。それじゃあ行くよ」


30分後、家があるマンションに到着した。う!マズい!緊張してきた!他人を自分家に入れるなをて…

「さ…入って」

「お、お邪魔します」

靴を脱ぎ、リビングに行くとテーブルに姉貴がイスに座って待っていた。

「おかえりロクサス!」

「ただいま…姉貴」



アインハルトSIDE



ここがロクサスさんの家ですか。き、緊張してきました。落ち、落ち着いて入ります。リビングに行くと黒の長髪で美人の人が座っていました。
…誰でしょう?

「おかえりロクサス」

「ただいま姉貴」

姉?ま、まさかこの人がロクサスさんのお姉さんですか!?た、確かによく見れば似ているところがありますね。
それにしても、うぅ〜ものすごい美人です////サラサラの長髪が美人度を上げてます。それに胸もかなり大きいです////

「貴女がアインハルトね」

「は、はい」

「まあ2人とも、立って無いで座りなさい」

「ああ」
「はい」

私とロクサスさんはイスに座ります。いったい何の話をさせられるのでしょう?

「ふぅ〜ん」

「あの…なんでしょうか?」

そんなに見つめないでください////恥ずかしくなってきました////

「ロクサス、アンタは部屋にいってなさい。私はアインハルトと話があるから」

「え?いや、姉貴…」

「な〜に」

「イエ、ナンデモアリマセン。ヘヤデマッテマス」

ま、待ってくださいロクサスさん!私を1人にしないでください!行かないで!

「さて、2人っきりになれたわね。さっそくだけど本題に入らせてもらうわよ」

「は、はい…!」

うぅっ!こ、怖いです!ものすごく緊張します!いったい…

「貴女…弟ロクサスの事どう思ってるの?」

「へ?あの…いったい…」

「簡単な話よ。弟ロクサスの事が好きなのかと聞いてるのよ。もちろん友達としてのでなく異性としてよ」

「え?ええぇぇ〜〜〜!////」

な、なななななにを言っているのですか!////ロロ、ロクサスさんの事をす、好きだなんて!////し、しかもいいい、異性としてなんて!////
あぅ〜////

「どうなの?」

「はぅ〜…////……ハッ!す、すみません////えっと…好きかと言われてもわかりません////た、確かに好きかも知れません////けど、異性としてかは…わ、わかりません////」

異性として好きなのでしょうか?それとも友達として?////

「ふぅ〜ん。なるほどね」
(どうもまだそこまでの感情はないようね。だけど多少は好意を抱いてるようね)

そんなに見ないでほしいです。なんだかすみずみまで調べられてる感じですね。

「なるほどね。よくわかりました。ただ一つ!言わせてもらうわよ!」

「は、はい」

「ロクサスは“私達”のものよ!愛人なら許せるけど本妻は“私達”だからよく覚えておきなさい!」

「は、はぁ…」

なんだかよく分かりませんが、ロクサスさんが愛されているというのがよくわかりました。ズキッ…?何故胸が痛くなるのでしょう?
それにしても“私達”?お姉さんの他に誰かいるのでしょう?
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