創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory12 旅行ツアーは計画的に
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ヴィヴィオSIDE



再選から数日が経った。わたしはあいも変わらずのいつも通りの生活をしている。朝は必ずジョギングをする。これは日課。家にゴールッ!

「ママただいま〜!」

「おかえりー」()
「おかえりなさい♪」

今週はフェイトママもお休みで毎日楽しいです!創神ヴィヴィオ!今日も絶好調です!シャワーも浴びて、朝ご飯も食べて、制服に着替えて準備完了!

「じゃあフェイトママ」

「いってきます」

「いってらっしゃい」

クリスも手をふってる。なのはママも今日は公務員の仕事です!

「そういえばヴィヴィオ。新しいお友達、アインハルトさんとロクサス君だっけ?ママにも紹介してよ」
(まさかロクサス君がヴィヴィオの新しいお友達だなんて。これはラッキーかな?)

「んー、お友達っていうか先輩だからねー。もっとお話ししたいんだけど、なかなか難しくて」

なのはママと別れて学院に急ぐ。少しゆっくりだったから。……………あ……!

「アインハルトさん!ロクサスさん!」

「はい」

「アレ?ヴィヴィオさん?」

「ごきげんようアインハルトさん!」

「ごきげんようヴィヴィオさん」

「おはようヴィヴィオさん」

中等科の1年生のアインハルト・ストラトスさんとロクサス・アルシュタートさん!アインハルトさんはすごく強い格闘技者で真性古流ベルカの格闘武術覇王流(カイザーアーツ)の後継者。それからベルカ諸王時代の王様、覇王イングヴァルト陛下の正統な子孫なんだ。
ロクサスさんは鉤爪クローという武器を使い、トウヤ君と互角の戦いをした凄腕の実力者。わたしはアインハルトさんとこないだ試合させてもらったけど、まだまだ全然かなわなくって。
できれば…今よりもっと仲良くなって一緒に練習したりお話ししたりしたいんだけど…

「ヴィヴィオさん。あなたの校舎はあちらでは」

あ…そ、そうでしたっ!////あぅ〜〜、アインハルトさんとお話に集中し過ぎてこっちまで来てしまいました〜!////あぅ〜、恥ずかしいです////

「少し集中し過ぎたな。気をつけような」

「それでは」

「あ、ありがとうございますアインハルトさん」

「遅刻しないように、気をつけてくださいね」

「はいっ!気をつけますッ!!」

なかなかうまくいかなかったり、なにげない一言が嬉しかったり、そんな一喜一憂の日々だけど、今はもうなくなってしまった旧ベルカの出身同士、強くならたい格闘技者同士…触れ合える時はきっとあるから。

「顔真っ赤だなアインハルト。少し恥ずかしかったんだな」

「まぁ…////」



トウヤSIDE



はぁ…今日も試験だから大変だ。えっと、今初等科と中等科は一学期の前期試験の真っ最中なんです。試験は難しくて結構大変で僕とリオは特に。

「でも、試験が終われば土日とあわせて四日間の試験休み!」

「うん!楽しい旅行が待ってるよー」

「宿泊先も遊び場ももう準備万端だって!」

「「「おおー!」」」

なんでも、今回の休みはヴィヴィオのママつまりなのはさん達の引率でみんな一緒に異世界旅行だそうだ。みんなと旅行なんて初めてで今も楽しみでウズウズしている。

「よ〜し!じゃあ楽しい試験休みを笑顔で迎えるためにッ!」

「目指せ100点満点!」

「「「おーーーっ!」」」



なのはSIDE



私とフェイトは辺境自然保護隊に所属しているエリオとキャロと通信をしている。

「エリオ、キャロそっちはどう?」

「はい、さっき無事に引き継ぎが終わりました」

「予定通り週末からお休みです!」

よかった。じゃあ予定通りにみんなで行けるね。春の大自然旅行ツアー&ルーテシアも一緒にみんなでオフトレーニング!
エリオとキャロの通信を終えると私に通信がきた。モニターに映ったのは私と同じ教導官の【ヴィータ】ちゃんだった。

『よぉ!なのは!』

「ヴィータちゃん!どうしたの?」

『どうしたの?じゃねぇよ。お前が注目していたアイツ、どうすんだよ!』

アイツ?ああ、あの子ね。ちょうどよかったの。ヴィータちゃんに話そうかと思ってたの!

「なのは。ヴィータが言ってるアイツって誰?」

「そっか、フェイトちゃんは知らなかったね。実はね、私がやってる教導でね。とっても有能な子がいたの。かなり優秀でね。今の教導では追い付かなくて困ってたの」

「そんな子がいたの?誰?」

『えっとだな…あったこいつだ。名はロクサス・アルシュタート』
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