創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory13 無人世界カルナージにいらっしゃ〜い
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ルーテシアSIDE



ふふ…うふふ……ねぇガリュー。わたし、自分の才能がちょっと怖いかも。なんといっても今回のおもてなしは過去最高!

「レイヤー建造物で組んだ訓練場は陸戦魔導師の練習は!わたしとガリューの手作りアスレチックフィールドはみんなのフィジカルトレーニングに!」

あの人達のおかげでどんどんいいものが造れていくわ!造りがいがあって本当に感謝だわ!

「我が家の横に建築した宿泊ロッジも内外ともパワーアップ!設計わたし!掘ったら出てきた天然温泉も癒しの空間にノリノリで改造ッ!!」

いやー!まさか掘ったら偶然見つけて出てきたのよねー!おかげで本気でノリノリで温泉に改造しちゃったわ!素晴らしい!素晴らし過ぎるわ!わたしの才能は本当に怖いわ!天才といっても過言ではないわ!

「完璧!元六課のみなさんもヴィヴィオ達も!我が家にどーーーんとおいでませーー!!」

ふはははははははははは!!!



ヴィヴィオSIDE



とうちゃ〜〜っく!無人世界カルナージ…この世界は一年を通して温暖な大自然の恵み豊かな世界。ここに住んでいる【ルーテシア・アルピーノ】とその母親【メガーヌ・アルピーノ】が住んでいます。
今年もここでお世話になるんだ。

「みんないらっしゃ〜い♪」
「いらっしゃ〜い♪」

「こんにちはー」

「お世話になりまーすっ」

まずはご挨拶。アインハルトさんとロクサスさんはこんな大自然に来るのは初めてなのでキョロキョロしてる。なのはママ達はメガーヌさんと話をしている。わたし達はルールーと話をする。
あ!ルールーっていうのはルーテシアの愛称だよ。

「ルーちゃん」

「ルールー!久し振り〜!」

「うん。ヴィヴィオ。コロナ。リオとトウヤは直接会うのは初めてだね」

「いままでモニターだったもんね」

「うん。モニターで見るより可愛い。トウヤはなかなかカッコいいじゃない」

「ほんとー?」

「えっと…ありがとうございます?」

ルールーはリオの頭を撫でる。リオはなんだか恥ずかしそう。トウヤ君はどうしたいいのかわからないって感じだね。

「あ、ルールー!こちらがメールでも話した…」

「アインハルト・ストラトスです」

「ロクサス・アルシュタートです」

「ルーテシア・アルピーノです。ここの住人でヴィヴィオの友達。14歳」

ここの住人といってもルールーとそのお母さんだけだけど。

「ルーちゃん。歴史とか詳しいんですよ」

「えっへん」

ルールーは胸を逸らす。ルールーなら覇王と聖王の関係の事、知ってるかも。

「あれ?エリオとキャロはまだでしたか?」

「ああ。ふたりは今ねぇ」

スバルがエリオとキャロの事を聞くと、声が聞こえてきた。振り向くとエリオとキャロが薪用の木の束を持ってきた。

「エリオ、キャロ♪」

エリオ、背がまた伸びてる。男の子って背が伸びるの早いのかな?キャロはあんまり変わってないし。

「アインハルトにロクサス、紹介するね。ふたりとも私の家族で…」

「【エリオ・モンディアル】です」

「【キャロ・ル・ルシエ】と飛竜の【フリード】です」

「1人ちびっこがいるけど3人で同い年」

「なんですと!?1.5cmも伸びたのに!」

1.5cm?それじゃあ伸びたとは…いえないかな?アインハルトさんとロクサスさんもキャロの身長にびっくりしてる。
まさか年上だなんて思わないよね。アインハルトさんとロクサスさんがエリオとキャロに自己紹介をする。

「「!?」」

茂みから音が聞こえ、振り返ると人型の召喚獣【ガリュー】がいた。アインハルトさんとロクサスさんは敵だと思ったのか身構えた…ってマズい!

「あー!アインハルトさんにロクサスさんごめんなさい!大丈夫です!」

「あの子は…」

「私の召喚獣で大事な家族、ガリューっていうの」

ガリューは礼をする。まあ、普通はびっくりして警戒するよね。ガリューはどうみたって敵の生物だもん。いざ、接してみると結構いい召喚獣(?)で真面目だもんね。

「あの…メガーヌさん。うちの旦那様は?まだ来ていないのですか?」

「まだね〜」

「あ!来たよ!」

わたし達が来た道を見ると、1人の男性がゆっくり歩いてきた。

「よっ!ただいま」

「「「「リョウくん(さん)!」」」」
「リョウパパ!」

リョウパパだ!これで家族揃った!
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