創造神の誕生〜vividな外伝〜
□Memory19 陸戦試合一回戦〜激闘〜
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リョウSIDE
「ウイングロードッ!!」
「エアライナーッ!!」
まずはスバルとノーヴェが足場作りを始める。ウイングロードとエアライナーを陸戦の魔導師達は走る。フェイトはエリオとの1対1の勝負をする気だ。
FBはどっちがチームを支えられるかだな。なのはとティアナは戦局を大きくみてどちらが大きな一撃を決められるかな?
スバルとノーヴェは早くも戦闘が始まったな。どっちもなかなかやるな。
「いや〜、序盤からなかなか白熱してるね!」
「そうだな。まずは拮抗した戦いからだな。さて、ここからどうなるやら」
お、ヴィヴィオとアインハルトの勝負が始まるな。まずはヴィヴィオが先手必勝のディバインバスターか。カスったな。
高速砲で足止めしたな。次は…バインドか。これは上に逃げるしかないな。アインハルトはジャンプで逃げるがそれを読んだヴィヴィオが上段蹴りを食らわす。
だが…アインハルトはしっかりガードしてダメージは最小限だ。さっきの高速砲を合わせてダメージは400か。そこからアインハルトはヴィヴィオのバランスを崩して右のストレートを繰り出す。
ヴィヴィオは左のみでガードするが防ぎきれず吹き飛ばされビルに激突する。これでヴィヴィオのダメージも400だな。
なかなかやるな2人とも。む…こっちのチビッコ2人もやるな。リオって二つの変換資質があるのか。炎と雷か。
「あれにあたしは痛い目にあったよ!」
それはセクハラしたお前が悪い。コロナもなにかし始めたようだ。
『創成起動(クリエイション)』
これはすごい。端末(クリスタル)を核に魔力を込めて練った物質を望む形に変えて自在に操る。これがコロナのゴーレム創成(クリエイト)か。
原作で知っていたが生で見ると迫力があるな。他のところもバトルが勃発してるし、ロクサスとトウヤもなかなか熾烈を繰り出している。
「いやあ。みんな元気にやってるねぇ」
「ほんとにねぇ」
「CG同士も足止めしてるし陣形が崩れないねぇ」
「うん。綺麗な戦闘だわ」
確かに、ここまでいい拮抗状態だからな。そろそろかな?
「FBの2人も支援のセッティングがそろそろ済む頃だし。アタッカーたちのバランスも崩れ始める。ここからが見物よ」
どちらが崩れるかな?
「リョウは何処のアタッカー対決が崩れる?」
「…俺はこの2人の戦いから崩れると思う」
指したのはヴィヴィオとアインハルトの対決。原作で知っていたのもあるが…
「どうしてかしら?」
「2人の実力は互角じゃない。今は互角そうに見えるが俺の目からはアインハルトが若干勝っている感じだ」
まだアインハルトのほうが上だからな。カイザーアーツはもちろんアインハルトは苛烈な訓練を幼い時からやっている。
その差は大きい。戦いではその経験の差がものをいう。さて、魅せてもらおうか。
3人称SIDE
ヴィヴィオはソニックシューターを放ちアインハルトの隙を作ろうとする。対してアインハルトは受けの体制に入る。
(良し!アインハルトが受けに入る!足を止めてくれれば着弾の隙に回り込める!)
ヴィヴィオは撃ったと同時に回り込もうと走る。しかし、アインハルトはソニックシューターを左手のみで受け止めた。しかも弾殻(バレットシェル)を壊さずに。
さらにそれを一つに纏める。
「覇王流…旋衝破!!」
ヴィヴィオはガードするがかなりの威力で800のダメージを受ける。追い討ちにアインハルトの左の拳を食らい地に殴り飛ばされる。
1100のダメージを食らいヴィヴィオは残り3桁になった。
「すっげー何今のッ!弾丸反射?」
「反射(リフレクト)でも吸収放射でもないわね。受け止めて投げ返したの」
そう。アインハルトがやっのはただ、魔力弾を受け止めて投げ返しただけなのだ。
「そんな事できんの?」
「真正古代(エンシェント)ベルカの術者なら理論上はね」
(それにしてもあの年齢であの技術…一体どれだけ苛烈な修練を?)
メガーヌはアインハルトの技に驚く以上に寒気っ悲しみを覚えた。
「リョウはアレできる?」
「出来なくもないな。コツをつかめばできるだろうがやはり修練が必要かな」
(リョウならあっさり出来そうよね)
セインはリョウはアインハルトの技が出来るか聞くと、リョウはなんとか出来ると答えた。メガーヌは心の中であっさり出来そうだと付け加えた。
「あれ?覇王っ子、なんか様子が…」
画面を見るとアインハルトは左肩を抑えている。すると左肩が小爆発し、ダメージを300食らった。