創造神の誕生〜vividな外伝〜
□Memory20 陸戦試合一回戦〜終結〜
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3人称SIDE
状況は2対1。フェイトはなのはとエリオの2人を、ノーヴェはスバルとヴィヴィオを、キャロはルーテシアとリオを相手にしている。
さすがに2人同時に相手をしてるので大苦戦だ。
「ソニック!!」
〔Sonic Form〕
フェイトは真・ソニックフォームになる。フェイトのその姿はまさにレオタードだ。フェイトはなのはの射撃を高速で躱す。
が、躱した前方にエリオが駆けてきていた。エリオはストラーダを振るい、フェイトはダメージを受け、ライフが340になりさらにレオタードが破ける。
「全く…フェイトの奴、あの姿はやめろと何度も言ったのに」
画面で見ていたリョウがフェイトの姿を見て頭を抑える。
「もう20歳すぎでしょう?さすがにね」
「全くだ。それにああなる事がわかってんだから」
「あらあら…つまり他人には見せたくないってことよね」
メガーヌはリョウに的確な言葉を使った。
「まあな。妻の1人だからな。他人の肌を見せさせたくない。トウヤとロクサスが見てなくて助かったよ」
意外とリョウが独占欲が強いようだ。トウヤとロクサスは戦いに集中していて気付いてない。もし気付いたら鼻血を出して貧血になっていたであろう。
エリオは戦いに集中しているので意識していないようだ。
ノーヴェはスバルとヴィヴィオの2人に防戦一方だ。スバルは右ストレートを浴びせるがノーヴェはギリギリガードする。
しかし多少ダメージが入り吹き飛ばされる。
「リボルバー…ッ!スパーーイクッ!!」
「ああっ!!」
吹き飛ばされた方向にヴィヴィオが持ち構え、上段蹴りを食らわす。ノーヴェはモロに食らい、ライフは残り240になる。
フェイトもノーヴェも題ピンチである。
「ゥアタアッ!!」
「グゥゥ…!」
トウヤの機神拳がロクサスを襲う。ロクサスはトウヤの猛攻に回避と防御で手一杯。救援に行きたかったがトウヤの機神拳が素早く重い攻撃のせいで行く間がない。
さらに反撃の隙もないのでまさに防戦一方だ。
「アアッチャアッ!!」
「ウオッ!ストライクアーツじゃないのか!?」
「これは機神拳っていうこの機体用の拳法です!悪いですけど全力でいきます!!」
「くっ…悪いけど年上として負けられない!」
〔トウヤも男の子だね!そんな負けず嫌いなところも…ポッ////〕
「ハアアアアッ!!!」
トウヤは叫び吠える。するとトウヤの体が紅い炎のようなオーラに包まれる。そして独特な構えを取る。ロクサスは睨み油断なく構える。
「これで…どうだあああっ!!」
トウヤはものすごい速さでロクサスの眼前に迫る。ロクサスはガードをするが、怒濤の猛攻撃にダメージを食らいまくる。
「がぁぁッ!」
「ハッ!セイッデヤッ!ダアアッ!機神猛撃拳!!これでどうだあああ!!」
トウヤはロクサスに強烈な飛び蹴りを食らわした。ロクサスの残りライフは630も減った。青組の勝利は確定か?
キャロはルーテシアとリオを2人相手に苦戦していた。しかし、なにかを考えている。そんな目だ。
(2on1じゃ確かに分が悪い!だけど…!)
「アルケミック・チェーン!」
キャロは鎖を召喚し、ルーテシアとリオを狙うが2人は躱す。
「うっふふー♪当たらない当たらない!」
余裕の表情だ。しかしキャロも躱されているのに笑みを浮かべている。
「それはそうだよ。当てるためじゃなくて…激闘のための布石だから!」
「ナイスですキャロさん!!」
そこに離れた場所でコロナと起き上がったゴライアスがいた。しかし、そこからだと撃墜はできない。むしろ気付かれて避けられる。
「ゴライアス!パージブラストッッ!」
コロナがそう言うとゴライアスの右手がグルグルと高速回転する。
「ロケット・パーーーンチ!!」
「「へっ?」」
なんと!ゴライアスの右手がルーテシアとリオ目掛けて飛ばされた。
「「うそーーっ!?」」
ゴライアスのロケットパンチはルーテシアとリオに直撃し、周りの建物も粉砕する。2人のライフは0になり撃墜した。
「撃墜成功ッ!」
「勝利の!Vッ!」
2人は撃墜と勝利に酔い痴れていた。しかし、その行為は敵に狙われやすい。油断大敵だ。それはゆっくり迫ってきていた。
「へうーっ!?」
「!!」
なにかがキャロの頭部に直撃し、ライフが0になり撃墜される。コロナはバインドで縛られる。
「はい、キャロ撃墜。コロナちゃん捕獲!」