創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory21 作戦は奇抜にしましょう
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3人称SIDE



「それでは皆さん!」

『『『お疲れ様でしたー!』』』

一回戦の試合が終わりまずは礼を言う。

「じゃ、おやつ休憩と陸戦場の再構築をしたら2戦目行くからねー」

「二時間後にまた集合!」

『『『はーーいっ!』』』

「え?え?2戦目…?」

アインハルトだけがキョトンとした表情をしていた。

「あ、あれッ!?言ってませんでしたっけ?今日一日で3戦やるんです!」

「休憩挟んだり、作戦組み直したりして!」

そう、これだけで終わるわけでなくまだあと2戦残っているのだ。アインハルトはまたやれると知り心を踊らせてテンションが上がった。

「お〜い。おやつと飲み物を持ってきてやったぞ!」

「あ!リョウパパ!」

そこにリョウが大きめのトレーを二つを持ちながらやってきた。トレーの上には飲み物やおやつが乗ってある。なのは達は飲み物やおやつを取り飲み食べ始める。
なのはとフェイトとリョウ以外はロッジに戻る。陸戦場に残っているのはこの3人のみ。

「それで…2戦目はどんなふうにするんだ?」

「今度はリョウ君を加えた7対8の対戦にするよ。チームはこんな感じでいいかな?」

「……なるほど。なかなか面白いな」

リョウはなのはが考えた赤組、青組チームメンバーに楽しそうに笑みを浮かべる。

「なら、うまく作戦を考えないとな」

「「負けないよ!」」

「それはこちらのセリフだ」

そのチーム選抜は…




赤組.なのは、フェイト、スバル、ティアナ、エリオ、キャロ、ノーヴェ、ルーテシア


青組.リョウ、トウヤ、ロクサス、ヴィヴィオ、アインハルト、リオ、コロナ




元六課+2対チビッコ+リョウの対決だ。果たして…





休憩時間も終わり、全員が集合した。なお、セインは昼食を作ってもう帰った。全員が組み合わせ表を見る。全員がびっくりした。

「あの…なのはさん。これ本気ですか?」

「うん。そうだよ」

「ムリムリムリ!リョウさんめちゃめちゃ強いよ!負けが決定してるようなものじゃないですか!」

スバルはなのはに対戦カードを見てほんとなのか聞くとほんとだと答える。スバル達六課+2人は絶望していた。何故なら相手チームにリョウがいるのだ。
リョウの強さはまさに化け物であり、かつてフォワードメンバー+ナンバーズで挑んで敗北したのだ。

「心配するな。今回は二つルールを追加したからな」

リョウはそう言い、追加した二つのルールを言う。まずはリョウ自身の能力の制限である。今回のリョウはCGのみで行う事、つまり前衛は無し。
次に集束砲は無し。これはリョウからの頼みでさすがに卑怯だからである。たった二つだが、これだけで十分に戦略の幅が広がった。
スバル達はホッとした表情になる。

「それじゃあまずはセットアップからだ」

「了解!赤組いくよ!」

「青組もだ。せ〜の!」

『『『セーットアーップ!!』』』

リョウ CG(センターガード) LIFE 2500

赤組と青組は別れて作戦会議を始める。



リョウSIDE



さて、こちらにはFBがいないから結構不利。だから自ずとまずはFBのキャロとルーテシアを撃墜する必要がある。

「真っ先にキャロとルーテシアを撃墜する。そのための策がある」

「それはいったいどんな?」

「やり方はシンプルだ。だが、うまく成功さするには俺達全員が踏ん張る事だ。それができればな」

頑張るのは全員とタイミング。そして、俺の腕しだいってところだ。

「いいか。よく聞いておけ。その策とは…」

俺の考えた策をヴィヴィオ達に言う。ヴィヴィオ達はかなり驚く。まさか、こんな策だとは思ってなかったようだ。

「そ…それで大丈夫なんですか?」

「いくらルールとはいえ、穴なんていくらでもある。確かにCGでも戦い方はたくさんある」

「うわ〜。リョウパパって意外と卑怯?」

卑怯か。ま、そうだな。とりあえず策は決まったな。問題はあっちの策だな。



なのはSIDE



リョウ君のポジションはCGだから基本的に射撃しかしてこないけど並外れて強いからね。まずリョウ君をなんとかしないとね。

「なのはさん。こっちはキャロとルーがいるから回復と支援は万全。対してリョウさんのチームにはFBがいないからこっちはかなり有利だと思います」

そうだよね。こっちのほうがかなり有利なのよね。それに相手の策もわかる。
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