創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory22 陸戦試合2回戦〜策〜
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3人称SIDE



試合のゴングが鳴り、まずは足場作りから。スバルのウイングロードとノーヴェのエアライナーがそこらへんに張り巡らされる。かなりの移動ができる。
フェイト達前衛組はそれを伝って駆ける。なのはとティアナもゆっくりとあとを追う。リョウ達青組も同じようにそれに乗って走る。

「…よし。いくぞ!弾幕で牽制する」

リョウは中距離射程から魔力弾の弾幕を張る。なのは達はいきなりのリョウの先制攻撃に驚いたが、落ち着いて躱したり防いだりしてダメージを食らわないようにする。
なのは達の周りは土煙が立ち込め視界が悪くなった。なのは達は視界を見えやすくするために3方向に別れる。
右にスバルとノーヴェ、左にフェイトとエリオ、後方になのはとティアナと移動する。

「予想通りだ」

「「「!!?」」」」

リョウが呟くと、左右から一つずつの陣営が現れた。フェイトとエリオにはトウヤとロクサスが、スバルとノーヴェにはヴィヴィオとアインハルトとリオとコロナが待ち構えていた。
これにはなのはとティアナは出鼻を挫かれたと同時にリョウの策に気付いた。

「フェイトちゃんとエリオに2人。スバルとノーヴェに4人。どうやら短期決戦で前衛2人を撃墜して数を有利にする作戦かな?」

「それともそれを利用してキャロとルーテシアを狙う策ですね」

「だったらヴィヴィオ達を一番警戒しなきゃね」

「はい」

なのはとティアナは特にヴィヴィオ達を警戒する。そして、前衛組の戦いが始まった。



トウヤSIDE



僕とロクサスさんはフェイトさんとエリオさん2人を相手にする。僕はフェイトさんをロクサスさんはエリオさんを…僕は最初っからISを使用する。
機体はKに出てるオリ機体、レヴリアスだ。近中距離をメインにした機体だ。さすがにクリスタル・ハートは使えないけど十分だ。

「それって何種類あるのかしら?」

「えっと…かなりの種類があります////似たような機体もいくつかありますし////」

「あら?どうしたの?顔が紅いよ。熱でもある?」

「そ…そういうのではなくて////ええと…////」

〔ロクサスさん!エリオさん!リョウさん!何とかしてください!直視できません!////〕

〔無理だ!オレだって見ないように必死なんだ!////〕

〔あはは…あきらめと慣れだよ〕

〔何度も注意してるのだが聞く耳持たん。少し年を考えてほしい〕

見捨てないでください〜!フェイトさんは最初っからソニックフォームなんです!しかもレオタード!原作で知っていましたが、直視できるようなものじゃない!うぅ〜…落ち着け〜集中集中。今はそんな事より戦いに集中だ。

「ス〜ハ〜ス〜ハ〜…よし!いきます!」

「きなさい!」

レヴリアスの主武装のステアードをまずはシュートモードにして撃ちまくる。フェイトさんはスピードで躱す。
やっぱり射撃じゃ無理か。だったら…僕はステアードをスラッシュモードに切り換え、接近戦に挑む。フェイトさんはバルディッシュでステアードとぶつかる。
僕はISのおかげで何とか互角に持ち越しているけどやっぱり強いや。

「やるね。結構クリーンヒットを狙っているのに」

リミッターがあるおかげでなんとか食い付いていける。でも、フェイトさんが速い!これほどとは…負けるかもしれない。
でも…簡単に負けるにはいかない!僕は…男の子だから!



ロクサスSIDE



「でりゃあああ!!」
「はああぁぁぁ!!」

エリオさんとクローと槍がぶつかるけど全く互角…いや、僅かながら押されている。こっちはダメージ200くらい、エリオさんはダメージなし。
これが局員の…いや、高町教導官の本当の教えをいただいた人の実力。強い。

「強いね。自己流でこれなんて」

「ありがとうございます!」

褒められた。嬉しいけど、やっぱりエリオさんは強い。

「君は強くなる。リョウさんに教えを乞うて貰えるから」

「…確かにあの人は強いです。だけど…管理局の局員でもない人にはちょっと…」

オレはリョウさんの実力は認めている。だけど執務官を目指しているオレには…

「ま、リョウさんは放浪癖っというか1人で黙々修行するタイプだからね。でも、信用できるよ。リョウさんは僕やスバルさん達がなのはさんやフェイトさんの部隊に所属してた時にいろいろ教えてくれたんだ」

え?そうなんだ!っていうかリョウさん管理局に属してたんだ。
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