創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory26 新たなお友達
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まどかSIDE



わたしの名前は【鹿目まどか】。ただの平凡な中学生だったわたしはある出会いをし、魔法少女になった。魔法少女…それは自身の願いを叶える代わりに魔女という存在と戦う宿命を背負わされる者。
最初の頃、わたしはただ憧れただけだった。だけど…人の死、魔法少女同士の戦い、魔法少女と魔女の真実を知り恐怖し理不尽を知った。
でも、わたしの事を一番に案じていた親友の姿を見てわたしはこの運命を変えるために魔法少女になる決心をした。
わたしの願いは叶い、わたしは魔法少女から神になった。神になったわたしは永遠に仲間達を友達を見守る決意をした。
独りぼっちだけど怖くない。だって忘れないから。わたしは友達を温く見守っている時だった。

「なに?あれ…」

わたしの前に巨大な青白い渦が現れた。逃れようとするけどすごい吸引力でわたしはあっさり吸い込まれた。

「さやかちゃん…マミさん…杏子ちゃん…ほむらちゃん!」

わたしは飲み込まれて意識を失った。



トウヤSIDE



ピクニック中に空から少女が降ってきた。僕がその少女をキャッチして今その少女をロッジの一室のベッドで寝かしてる。
見た目はロクサスさんと同い年くらいかな?それにしてもちょっと見た事あるな。どこであったっけ。リョウさんとなのはさんとフェイトさんの3人が部屋に入ってきた。

「この子が…」

「はい。突然空から降ってきた」

「そうか…で?どうなんだ?」

「えっとね…ちょっと気を失ってるだけだって。もうすぐ目を覚ますって!」

「そっか」

ただ気絶してるだけだった。いったい誰だろうこの子?この制服見たことあるんだよね。

「う、うぅ〜ん…」

身動ぎをし、瞼をゆっくり開ける。どうやら目を覚ましたようだ。

「ふぇ?……え?えぇ?何々?ここどこ!?」

寝ぼけながらもゆっくり起き上がる。そのまま周りを見て完全に目を覚まし脳が覚醒して混乱する。無理もないかな。突然目を覚ましたら知らないところだもんな。

「落ち着いて。一回深呼吸をしようか」

「は、はい…すぅ〜はぁ〜…」

なのはさんが落ち着かせる。なんとか落ち着いたようだ。

「えっと…まずは自己紹介からね。貴女の名前は?」

「…鹿目まどかです」

「鹿目まどか…うん、良い名前だね」
(日本人…つまり地球から?)

(鹿目まどか…間違いない。この子は…)

鹿目まどか…やっぱり聞いたことがある名前だ。どこでだっけ?

「えっと…皆さんは?」

僕達はこの子に自己紹介をする。人数多いから結構大変だが覚えたようだ。

「まどかちゃん…でいいわね」

「はい。えっと、なのはさん」

「うん。貴女はどうやってここに来たの?」

「ここって?日本じゃないのですか?」

「そっか…ここは日本でもなければ地球でもないわ」

「え?」

「ここは魔法が発達した世界ミッドチルダ。そして貴女は次元漂流者ってことね」

「え?えぇ〜!地球じゃない!?魔法が発達した世界!?それに次元漂流者って!?」

「落ち着いて。順に説明するから」

なのはさんがミッドチルダのことと次元漂流者のことを分かりやすく説明してあげている。まどかさんはそれを聞いて驚愕し驚いた。
それはそうだよな。突然ここが日本でもなければ地球でもない。全く知らない未知の世界なんだから。なのはさんがどうやって来たのか聞くと青白い渦に飲み込まれてきたようだ。

「わたし…どうしたらいいのですか?」

「うぅ〜ん。しばらくこの世界に滞在すればいいよ。その間に地球に帰れる方法を見つけてあげるから」

まどかさんは帰れないのではと思ったのか落ち込んだ表情をする。けどなのはさんが帰れる方法を見つけてあげるからしばらく滞在すればと言ってきた。
まどかさんの表情が少し明るくなった。

「ホント…ですか?」
「うん!私の母さんがそういうのに詳しいからきっと大丈夫だよ」

フェイトさんがまどかさんを安心させてくれるほほ笑みをし、まどかさんは落ち着き明るくなった。アレ?でもなんであんなことを言ったのかな?
まどかさんは地球出身でしょ?地球に行けるのじゃないかな?なんで?

「ありがとうございます!」

「うん!じゃあゆっくりしてね。お昼になったらまた来るからね」

僕達は部屋から出る。

「あれ?リョウ君出ないの?」
「ちょっと話があってな。先に行っててくれ。それとトウヤも一緒にいてほしいのだが」
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