創造神の誕生〜vividな外伝〜
□Memory27 まさかもう1人の…
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ヴィヴィオSIDE
オフトレツアーから帰って数日が経ちました。わたし達はさっそく特訓を初めています!本格的な指導はまだだけどいつでも受けられるように万全の体勢にしないと。
そんな時に、あんな事が起こるなんて思わなかった。
一週間が経ったある日の午後。わたし達は授業を終え、いつものストライクアーツをしに公民館に向かう。
「トウヤ君にロクサスさん、今日は来てないね」
「リョウさんの特訓かな?もう始めてるらしいから」
「あの人の特訓ですからきっと必死に頑張っていると思います」
トウヤ君とロクサスさんは帰って次の日からリョウパパと特訓をしている。早いと思ったけど男の子というのはそういうのだとリョウパパに言われた。
よくわからないけど。
「うわっ!」
「いてっ!」
いった〜い!誰かにぶつかっちゃった。
「ご、ごめんなさい!大丈…ぶ?」
「いったいな〜。気をつけろゆ!前方不注意って知らないのかよ!」
謝ろうとすると目に映った人物に丸くしる。あれ?この子、小さな頃のフェイトママにそっくりだ。髪の毛の色が違うだけ。フェイトママは金色なのにこの子は青色だ。
誰だろ?
〔ね、ねぇ…この子フェイトさんに似てない?〕
〔似てる。ものすごく似てる!〕
〔もしかしてお子さんでしょうか?〕
〔違うよ絶対!だってフェイトママの子供はまだ3歳だもん〕
いったい誰?この子?
「見つけましたよ」
「全くこの阿呆め。我に手間をかけさせるとは」
え?ええぇぇ〜〜〜〜〜!!??こ、今度は小さな頃のなのはママとはやてママのそっくりの子が出てきたよ!なのはママそっくりな子はただ髪の毛が短いだけではやてママそっくりな子は色。
どういう事?わけがわからないよ!
「【星光の殲滅者(シュテル・ザ・デストラクター)】に【闇統べる王(ロード・ディアーチェ)】!」
「全く…私達は人を探しているのですよ【雷刃の襲撃者(レヴィ・ザ・スラッシャー)】貴女が勝手に走っていなくなるから」
変わった名前。けどやっぱりこの3人、ママ達3人に似ているけど性格は全然違う。
「えへへ…」
「全く。ん?この人達は?」
え?わたし達?なに?
「あ。えっとね…さっきぶつかったの」
「…なるほど。つまり貴女がよそ見をしていてぶつかったのですね。ちゃんと謝りましたか?」
「な、なんでぼくが謝らなきゃならないんだ!ぶつかってきたのは「レヴィ?」…う!……ごめんなさい」
「わたしとディアーチェにではなくそこの4人に謝りなさい」
「は〜い。ごめんなさ〜い」
「あ、うぅん。気にしないで」
こっちの不注意だし。それにしてもこれじゃあまるで姉妹だね。
「全くこの塵芥は。さっさとオリジナルどもとリョウを探すぞ」
「そうです。せっかく逃げてきたのにこのまま捕まる気はありません」
「うん!早くリョウを探そう!オリジナルはどうでもいいけど!」
リョウパパを探してる?それにオリジナルってもしかしてなのはママとフェイトママとはやてママの事かな?
「あの…」
「ん?なんだ塵芥」
「ちりあくた?」
「気にしないでください。それよりなんですか?」
「アナタ達が言ってるリョウさんってリョウパパの事?それにオリジナルってなのはママ達の事?」
「!オリジナルを知っているのですか!?」
うわっ!なのはママ達にそっくりな3人が顔を近付けてくる!近い、近いよ!
「オリジナルをママと呼び、リョウさんをパパと呼ぶ貴女は何者ですか!?」
「答えろ!」
「答えるがいい!」
「え、えっと…わたしは娘の創神ヴィヴィオです」
娘だと言うとものすごく驚いた表情になった。3人はママ達とパパに会わせろと迫って言ってくる。とりあえず会わせよう。わたしも知りたい!この3人が何者でなんでなのはママとフェイトママとはやてママにそっくりなのかを!
リョウSIDE
トウヤとロクサスの修業中に突然なのはから連絡があり、急いで家に帰った。内容が内容だけに気になって仕方がなかった。謎をかかえたままリビングに入るとそこにはカオスな空間が。
「なんでオリジナルは大きくなってんだよ!僕はまだ子供なのにズルイズルイ!」
「それ…もう何度目?」
「ふむ…オリジナルが成長するとこうなるのですか。私の将来が安定しました」
「にゃはは…それよかった、のかな?」