闇夜の友愛(完)

□影の戦い
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とある木の葉の森の中である中忍2人とアカデミー生1人が事件を起こしている。そこからかなり離れた場所で約30人の忍が森を駆けていた。
額宛ては霧隠れの忍。霧隠れが木の葉に来た理由はこの先にいる裏切った教師の援護しにきたのだ。30人の忍が森を駆ける。

「あのミズキって奴遅いな。何をしてやがる。まさか、気付かれたのか?だとしたら厄介だぞ。我々の存在がばれる。ここは一つ様子を見に…」

「その必要はない」

その時、前方から声が聞こえた。全員が止まり前方を見る。前方の闇から3人の暗部がいる。3人の暗部…そう、サスケ達である。
サスケ達はダンゾウからミズキが霧隠れと繋がっているという情報を知りその霧隠れを始末しろと任務を授かった。
サスケ達は任務を受け30人の霧隠れの忍と対峙する。

「鬼と狐と狼の面。まさか、貴様らがあの暗部か。噂は聞いているぞ」

霧隠れの忍の1人がそう言いながら全員に警戒するよう指示を出す。

「……何も言わないか。貴様らを殺せば木の葉の戦力は下がるというわけだな」

「言いたい事は終わったか。そろそろ殺らしてもらう」

サスケ達は武器を出し構える。

「散開!!」

霧隠れの忍10人ずつが別に跳ぶ。サスケ達も同じように別れて跳ぶ。10人の忍の前にサスケが立ちはだかる。サスケは刀を構え、瞬身の術で懐に現れ一気に3人を切り裂く。
次に連続の斬撃で4人を八つ裂きにする。残り3人になり、霧隠れの忍は慌て始める。間髪を入れずサスケは1人の心臓に刀を突き刺す。
刺された忍は口から血を吐き出す。抜いて逆袈裟で斬る。あと2人となり、2人は距離を取り手裏剣やクナイを投擲する。
しかし、サスケはそれをほとんど躱し、時には刀で防ぐ。そのまま走り、左の忍を右切り上げて殺す。

「クソッ!水遁…ぐああっ!!」

最後の1人が術を使おうとするが、両手の甲に手裏剣が刺さっていた。苦痛で顔を歪めてる間にサスケは懐に入り斬撃を三回し、絶命させる。
サスケは刀を振るい鞘に納める。死体を消し、サスケは木の枝に上がり夜空を見上げる。





サスケが敵と交戦をしているのと同時期、ナルトは大刀を構え、挑発する。

「オラ!こいよ!ビビってるのかよ!?」

「貴様〜!!」

10人の内2人が頭に血が上りナルトに向かって突っ込んでくる。

「遅えよ!」

ナルトは大刀を振るい2人まとめてバッサリ切り裂く。それを見た残りの忍は挑発に乗らないよう警戒を強める。

「こないのかよ。だったらこっちから行って殺るよ!」

ナルトが瞬身の術で近付き1人を縦に真っ二つにする。そのまま豪快に振るいまた1人、また1人と殺していく。
6人目を斬ろうと袈裟斬りで肩を斬ろうとすると、途中で止まる。

「あん?チッ!てめえ、チャクラで俺の大刀を!」

「ククッ!これならてめえの背後は隙だらけだ!」

背後にいた2人の内1人がそう言うと2人はナルトの背後を攻撃しようとクナイを持って近付く。だが、ナルトはニヤリと笑う。

「あめえよ!バカが!!」

ナルトは大刀にチャクラを流す。すると大刀の刃がチェーンソーのように回転し動く。ギャリギャリギャリと音を森に響き止まっていたた大刀が動き敵の中身が削られ血が噴き出しながら裂かれていく。
裂かれた忍は声にもならない悲鳴をあげながら絶命し、大刀はそのまま右の忍の脇腹に刺さる。

「ぐぎりゅあああぁぁああぁぁぁ!!」

右の忍は悲鳴をあげる。それはそうだ。ナルトの大刀はまだ回転しているのだ。そのまま刃が当たり削られながら斬られているのだからその痛みは尋常じゃない。
血がどんどん噴き出され肉が飛び散る。それをみた最後の1人は恐怖に染まる。なんとか逃げようとするが、両足にクナイや手裏剣が刺さり前のめりに倒れる。
顔だけを後ろに振り向けると、いつの間にか中身が飛び散らせて死んだ忍を放置しながらこっちに体を向けているナルトがいた。
最後の忍は恐怖に染まり怯える。ナルトはゆっくり近付き、敵の目の前に立ち、大刀を敵の背中に突き刺す。そこからナルトの解体ショーが始まった。削られる音と敵の悲鳴だけが森の中で響いた。





ナルトが敵の解体ショーをしている頃、ヒナタも残り2人となった敵と対峙していた。ヒナタの右手には鉈が握られている。

「ハァッ…ハァッ…ハァッ…クソッ!どうなってやがるんだ!」

「何故なんだ!何故離れた所から鉈を降ってるだけなのに仲間が殺られてるんだよ!?」

敵2人はわからないといった表情でヒナタを睨み付ける。

「こないのですか?なら、またいきます」
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