リリカルCAPCOMStrikerS

□プロローグ1
1ページ/3ページ

戦国時代、ここは関ヶ原。ここの中央の丘で2人の武将が対決していた。
1人は黄色のパーカーを着、前髪を上げ、手甲を付けた好青年、名を【徳川家康】!徳川軍の大将にして、東軍の総大将である。
もう1人は顎が細く前髪が真ん中でとがっており、白紫色をした軽装の鎧を着、刀を持つ攻撃的な青年、名を【石田三成】!豊臣軍の大将にして、西軍の総大将である。
2人は今、最終決戦をしている。

「家康ゥゥゥゥゥ!!!」

「グッ!やめろ三成!憎しみで戦うな!」

「黙れ!!貴様が死ねば、私の憎しみも消えるのだ!!だから私に斬滅させられろ!!」

「クッ!三成!!」

家康と三成は激しい戦いを続ける!あまりの凄まじい戦いに周りは衝撃波が続く!そんな時、2人の立っている地面に真っ黒い穴が現れた!

「な、なんだこれは!?」

「何!?」

二つの穴は、たちまち家康と三成を飲み込んでいく!

「くそォォッ!放せ!!私は家康を斬滅しなければならない!!」

「抜けれない!!このままでは!!」

2人はもがくが何をしてもびくともしない!そして…

「家康ゥゥゥゥゥ!!!!」

「忠勝ぅぅぅ!!三成ぃぃぃ!!」

2人は穴に飲み込まれた。






歴史とは、いわゆる分岐点である。同じ歴史でも、ちがう歴史がある。そんな歴史の違う戦国時代、ここ大阪城である蒼紅の決戦が始まっていた。
1人は右目に眼帯をし狐月の前立て兜を被り蒼の鎧を着、腰にはなんと六本の刀がありその六本の刀を片手に三本ずつ持ち、それを軽々と振るう。この青年の名は【伊達政宗】!伊達軍の大将であり、独眼竜もしくは奥州の竜と異名を持つ。
もう1人は紅い鎧を着、真紅の鉢巻きを巻き首飾りには六文銭が紐に通して巻いており、手には槍を持ちしかも片手な一本ずつ持ち二本の槍を振るう。青年の名は【真田幸村】!武田軍の現武将であり、武田軍の若虎もしくは日本一の兵の異名をもつ。
2人はライバル関係であり、2人は前まで地に落とされ国の重責に押しつぶされそうになり苦しんだが、元の自分達に戻り今まさに宿命の対決をしている。

「HA、HA〜!!さすがだな!真田幸村!それでこそ俺のRivalだ!!!」

「伊達政宗!貴殿とこうしてまた、勝負できるとは!!某はうれしゅうござる!!」

「俺もだ!!互いに迷いはしたが今、遂に俺達は立ち上がり戦っている!!このBattle!誰にも止めさせねえ!!今日はとことんDanceに付き合ってもらうぜ!!!」

「無論臨む所!!貴殿との勝負!!簡単に終わらせはせぬ!!最後の最後まで付き合うでござる!!」

「上等!!いくぜ!!!」

「おう!いざ参る!!!」

2人の高揚感は最高潮に達し、政宗の周りには蒼い電が迸り、幸村の周りは紅い炎が燃える!そして、その2人の戦いを見守る3人がいる。
政宗の腹心【片倉小十朗】武田軍の忍頭【猿飛佐助】そして武田軍本当の大将にして本当は病にふせっているはずの【武田信玄】である。
何故信玄がいるのかというと病は気合いで消し飛ばしたらしい。

「「うおおおぉぉぉおおお!!!!!」」

政宗と幸村は互いに走り接近し、六爪と二本の槍がぶつかる!その時、政宗と幸村の足元の地面から真っ黒い空間の穴が現れる!

「What!な、なんだこれは!?」

「な、なんなのだこれは〜!!」

「政宗様!」
「大将!」
「幸村!」

政宗と幸村は抗うが、効果がなく、穴にどんどん飲み込まれていく。

「小十朗ぉぉ!!幸村ぁぁぁ!!!」
「佐助ぇぇぇ!!お館様ぁぁぁ!!政宗殿ぉぉぉぉぉ!!!」

「政宗様ぁぁ!!」
「旦那ぁぁ!!」
「幸村ぁぁぁぁぁ!!!」

そして遂に、政宗と幸村は穴に飲み込まれた。






もう一つの戦国時代、ここ厳島で2人の武将が立つ。
1人は左目に眼帯をし髪は白銀で派手な布を巻きほとんど上半身を露出し、銛と槍が合体したような巨大な武器碇槍を肩に背負っている。青年の名は【長曾我部元親】!長曾我部軍の大将で海賊であり天衣無縫の男である。
もう1人は別の歴史の徳川家康である。2人は共に歩く。

「すまねえ家康!俺の早とちりのせいで!」

「もういい。気にするな元親。ワシはもう気にしていない。元親、ワシは天下を取る!その為にも元親、お主の力が必要だ!どうか、ワシに力を貸してくれぬか?」

「へっ!わかったぜ!これまでの贖罪も重ねて友の手伝いをしてやるぜ!家康!俺と野郎供の力、存分に使ってくれ!」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ