リリカルCAPCOMStrikerS
□第三章 出会いその参 〜紅と青と白と桜と赤〜
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また別の建物…
「ディバインバスターバスター!」
「潰れろぉ〜!!」
女性と勝者がガジェットを破壊していっている。
女性の姿は栗色の髪にツインテールにして白い服でミニスカートを着、右手に杖を持っている。女性の名は【高町なのは】!管理局のエースオブエースにさて白い魔王「魔王じゃないもん!」…である。
「無視!?無視されたの!」
「どうしたんだ?なのは。どこに向かって話してんだ?」
「ヴィータちゃん。なんでもないの」
少女の姿は赤い髪に三つ編みで帽子を被り目はつり目、少しゴスロリっぽい服を着て手にはハンマーみたいな武器を持っている。少女の名は【ヴィータ】!シグナムと同じ守護騎士で鉄槌の騎士と呼ばれる。さらにいえば幼・女!である。
「誰が幼女だ〜〜!!」
「ヴィ、ヴィータちゃん!どうしたの?」
「あ…な、なんでもねえよ!」
2人はガジェットを破壊しながら、前に進んでいる。その訳は。
「この先だね。民間人がいる所」
「だな。たくっ、なんでこんな所に民間人がいんだよ!それも複数の場所で!」
「にゃはは〜、それはわからないけど、救出しないといけないの。ガジェットに襲われでもしたら」
「わあってる!だからこうして急いでんだろ」
なのはとヴィータは奥へと進む。その間もガジェット数体と二回ほど戦闘する。
「あ、ヴィータちゃん!あれ…」
「アイツか」
先に、両手に槍を持った1人の男性が倒れていた。その男性は、この世界に飛ばされた政宗のライバル真田幸村である。
「あの…大丈夫ですか?」
「おい!早くコイツを運ぼうぜ!」
「ヴィータちゃん落ち着いて、まず調べないと」
その時…
「う…うぅ…」
「「!」」
幸村は目を覚ます。起き上がり、頭を振るう。
「ううぅ…こ、ここは何処だ?政宗殿は…」
「あの…」
「ん?」
幸村は前を見る。前になのはとヴィータがいた。
「お主ら?」
「えと、私達は…」
「おい!なのは!」
「何?ヴィータちゃん」
「囲まれてるぞ」
「!?」
なのはは周りを見渡す。見渡すと、かなりの数のガジェットが幸村となのはとヴィータを囲む。
「な、なんだこの奇怪な者達は!?」
「危ないから下がっててください!危険です!」
「こいつら、いつの間に?しかもかなりの数だ!こいつは骨が折れるぜ!」
なのはとヴィータはさっきまで連戦をした為、かなり魔力を消費している。このままではヤバいと感じている。
どうしようか考えていると、幸村は前に出る。
「おいお前!下がってろ!危険だぞ!」
「前にでないでください!危ないです!」
なのはとヴィータは幸村を下がらせようと言うが。
「心配いらぬ!某、女子に戦わせる事など許さぬ!ここは某に任せるでござる!」
「いえ、あのこのガジェットは…」
「さあこいカラクリ共!某が相手でござる!!」
「いや、聞けよお前〜!!」
幸村は静止を聞かず、槍を構える。なのはとヴィータは幸村を下がらせようと必死に言う。その時!
「「!!?」」
後方から爆発音がした。3人は振り向く。振り向くと、獣から一組の男女が現れた。男性は白髪に右手は包帯を巻き、左手に推進剤が付いた大剣を握っている。
女性は栗色の髪にポニーテールをして、男性に守られている。そう、この世界に飛ばされたネロとキリエである。
「ふう、全くなんだ?このガラクタ共は?全くうっとうしいぜ!」
「ネロ、あそこに人が。3人もいるわ」
「お、ラッキーだぜ。ようやくここが何処かわかるな」
なのはとヴィータは突然現れた2人に警戒する。いきなり現れ、しかもガジェットを数体たおしたのだ。警戒しないほうがおかしい。
〔なんだこいつらは?どこから来やがった?〕
〔ヴィータちゃん。そういえばこの近くにもう一つの民間人がいたわよね〕
〔おい!まさかこいつらがその民間人だというのか?〕
ヴィータは信じられないといった表情で男女を見、警戒を強める。もちろんなのはもそうなのだが、何故か警戒を弱める。
「よぉアンタら、悪いんだがよ。ここが何処かわからねぇか?」
「私達、フォルトゥナって町に行きたいのですけどここが何処か教えてくれませんか?」
ネロとキリエはここが何処か知ろうとなのはとヴィータに聞く。だが…
「えと、すみません。そのフォルトゥナなんて町知りません」
「え?」
「なんだって!?本当か?」