闇夜の友愛 ―第四次忍界大戦―(完)

□ヒナタの出産
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サスケ達が里抜けして一年が経った。サスケ達は数日後に、名もなき国の山々にある隠れた集落の村に住むことになった。
そこはかつて抜け忍になった者や。いわれもない罪により追放された者達が自分達の手で作った集落である。そこにサスケ達は住うことになった。
この集落は五里ですら気付かない。そして集落に済み一年が経ったある日、サスケは袋を持ちながら八百屋に向かって歩いていた。

「お、いらっしゃいサスケ!」

「ああ。いつものを頼む」

「あいよ!」

基本、この集落では自給自足。しかし、やはり金は必要なのでたまに仕事をして金を稼ぐ。

「しかしどうしたんだ?いつものこの時間帯ならヒナタちゃんとナルトが来るのによ!」

「ああ…ヒナタはもうすぐで出産なんだ。だからナルトはその付き添いで代わりに俺が買い出ししてんだ」

「なるほど…しかし、ヒナタちゃんは出産か。ナルトとの子だろ?そりゃあめでてえじゃねえか!」

「ああ」

サスケは里ではありえなかった本心での笑みを浮かべていた。それはサスケが笑える日常にいるということだ。

「ほらよ!まいどあり!」

「ああ」

サスケは買い物を済ませて家に帰る。家は意外と広く大きい。

「ただいま」

「お帰りなさい」

「おお、お帰り!」

扉を開けると、ナルトとヒナタが迎えてくれた。ヒナタのお腹は膨らんでいてそこには赤ちゃんがいるのがわかる。

「兄貴は?」

「イタチは仕事だ。夜には帰ってくるってよ」

「そうか」

夕方になり、サスケ達は夕食を食べる。自給自足なため、食べ物を採りにいかないといけないがそれほど離れていない。
近くには川と湖があり、辿ると海も行ける。さら山々に囲まれているおかげか、食べれる野生動物達の宝庫でもある。

「出産も近いのか?」

「えぇ…数日後にはって話よ…」

「…緊張してるか?俺もだよ。日に日にさ」

「…勝手だけど俺は大丈夫だと思う。ちゃんと出産できると」

「…ありがとな。サスケ」

サスケ達は思う。こんな平和な日常が何時までも続いてくれることを。夜にイタチも帰ってきていつもの日常になった。
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