創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□なのは編 第39話 新たな敵
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エリオSIDE



僕とキャロは裏から迫ってきているガジェットもどきを撃破していっている。さすがに2人と一匹ではこのかなりの数は厳しい。
キャロのブーストで頑張っているけど、体力がヤバい。

「エリオ君!」

「だ、大丈夫だよキャロ。まだ、やれるよ」

僕はそう言うけどやっぱり厳しい。

「「!?」」

な、なに?突然後方から炎と雷が飛来してきてガジェットもどきに直撃して破壊した。いったい…。

「大丈夫?2人とも無事?」

「間に合ってよかった。あとは私達に任せて!」

後方から現れたのはアリサさんとすずかさんとアリシアさん!援護に駆け付けてきてくれたんだ!

「エリオとキャロはこのままホテル入り口まで後退して!」

「「はいっ!」」

僕とキャロは後退を開始する。

「さ〜って、久し振りの実戦!悪いけどさっさといかせてもらうわ!」

振り返るとアリシアさんの声と同時にアリシアさんとアリサさんとすずかさんがデバイスと武器を持って駆け出した。アリシアさんのはフェイトさんのバルディッシュを槍にした感じのデバイスで、アリサさんは長刀ですずかさんは短剣でガジェットもどきを軽々と撃破していく。
すごい…僕達は隊長達やこの人達の戦いを見るのは初めてだけどものすごく強いのがよくわかる。僕とキャロは急いでホテル入り口に後退した。



スバルSIDE



「うおおおお!!」

「甘いよ」

私はリボルバーナックルで攻撃する。けどこの男はシールドで防いだ。か、堅い!これでも自信があったのに!

〔スバル!〕

〔うん!〕

「食らいなさい!」

「無駄だよ」

男の背後からティアが魔力弾を撃ったけど男は飛行魔法であっさり飛んで躱された。

「ウイングロード!」

私はウイングロードで空中に道を作り、私とティアは乗って走る。

「ふふふ!僕を追ってきてくれたのかい?うれしいよ」

「「誰がアンタなんかを!」」

ティアは魔力弾を連射しながら男の足を止める。その間に私はマッハキャリバーの加速で一気に詰め寄る。

「うおりゃああああ!!!」

「だから甘いよ」

またシールドで防がれるけどそれが狙い!ティア!

「もらったあぁ!!」

「!」

男の頭上からティアの魔力弾の霰が降り注ぐ。男は防ぐがそのまま下に降りる。逃がさない!

「ハッ!テリャァッ!」

男が降り立ったと同時に私も降り立ち、男に接近戦を仕掛ける。拳や蹴りを繰り出して攻める。男はシールドが間に合わないと思ったのか回避する。
だけど、回避があまりにも雑で無駄に大雑把。まるで運動ができないような。

「ふ、ふっふっふ!今のはなかなかだよ。しかし、この僕には当たらないよ!」

ちょっとだけど声が荒い。私の横にティアが降り立つ。

〔ティア〕

〔わかってるわ。さっき見てたから。間違ない。奴は運動神経がよくない。殆どシールドで防御するようね〕

〔つまり、回避という前提がない〕

〔でしょうね。大方その膨大な魔力量で物を言わすタイプ。典型的な魔導師ね〕

なのはさんやはやて部隊長に近いタイプだね。だけど魔力量はなのはさんとはやて部隊長よりも多い。

〔その分、奴は油断が多い。そこを付け狙えば!〕

「なにか作戦があるのか知らないけど、この僕に弱点なんかない!僕は無敵にして無双なのさ!」

男はそう言うとかなりの数の魔力弾が!

「食らうがいい!」

私とティアは魔力弾の弾幕を避ける。ただ一直線に放たれるだけでコントロールは大雑把。おまけに木に当たったけど焦げた程度。
という事は全く威力がない。私はリボルバーナックルではたき落としていく。

「ほぅら!隙だらけ!もらったよ!!」

私の足が止まっていると思った男は私に砲撃をしてきた。多分、かなりの威力の砲撃だけど速度がない。簡単に避けられる。
私が簡単に避けたのを見て男は驚いている顔をしている。だって、確かにあの砲撃にはびっくりしたけどそれだけ。
だいたい動きを止めてないし、あんな大技だしてもね。

「ふ、ふん!よ、よく避けれたね!でも、僕に勝つ事は不可能さ!」
(なぜ避けれたんだ!?今のは完ぺきに決まったはず!どういう事だ!僕の圧倒的実力なら2人に圧勝してるはずなのに!)

あの男、ものすごく動揺している。さてっと、どうしようか?あのシールドじゃあダメージを与えられないし。
空に逃げられたら厄介だし。どうしようか?ティア。
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