創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□なのは編 第40話 警護任務完了
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はやてSIDE
オークションも終わってどうにか警護任務は終わったわ。私達が現場に行けなかった分、フォワード陣がよう頑張ってくれたわ。
六課に帰ったらなにかしてやらなな。今、私達は外の森に移動して私達の目に写っているのは破壊されたガジェットもどきや。
こういうのは自分の目で見んといかへん。
「これがそうかい?はやて」
「そうらしいわ。まさかスカリエッティ以外にもガジェットが作れる人物がいるなんてな。ロッサ」
私の隣りにいるロッサが聞いてきたわ。ロッサがここにいる理由はユーノ君の護衛やって。ユーノ君は今回のオークションの審査する人としてや。
今、ユーノ君はなのはちゃんと久し振りに話をしとる。
「君が元気でなによりだよ。君にもしもの事があったら姉さんになんて言ったらいいか」
「大丈夫やって。カリムにいらん迷惑を掛けたくあらへん」
カリムはあれでいて心配性やからな。今はこの残骸からなにかデータが入手できればええんやけど。
「それにしても、リョウはどこにいったんだい?久し振りに会うから少し楽しみにしてたのにさ」
「なんやユーノ君が話があるってリョウ君を呼んどったな」
何の話やろ?ちょっと気になんな。
なのはSIDE
久し振りにユーノ君とあったの。4年ぶりかな。さらにリョウ君もいて3人がこうして一緒になるのも久し振り。
「久し振りだねなのは、リョウ」
「うん!ユーノ君も久し振り!」
「そうだな。ほんとに久し振りだなユーノ」
「そうだね」
ユーノ君はすごいなぁ。無限図書館の司書長だって!私達は全然知らなかったの!
「互いに忙しかったからね。知らなかったのは当然だよ」
「司書長になったんだから忙しさはなのは達と同じかそれ以上だな。確か…お前の本業は発掘とかじゃなかったのか?」
「そっちはあんまり…司書長のほうが忙しくてする暇がなくてね」
「ご愁傷様だな」
リョウ君とユーノ君は楽しそうに話をしている。男同士だからなのか話が弾んでる。うらやましいなぁ。なんだか私だけ場違いな気がする。
「なのははどうなの?新人を教導してるけど」
「うん!みんな素質があって楽しいよ!ただ私って短期の教導がメインだったから長期は初めて。ちょっと自分の教導に不安があるかな」
「その時は俺がカバーするから大丈夫」
ぶぅ〜…リョウ君ひどいの!確かにもしかしたらスバル達(ティア除く)に怒られて間違いがあるかも知れないけど…でも、これも経験!
「ま、今ん所はミスもないし大丈夫。このまま頑張ればティア以外の3人は強くなる。ティアはすでに結構強いからな。目標としては3人をティアと同レベルにはしたいな」
ティアと同レベルかぁ。ティアはリョウ君に教えてもらってたから私達に近いレベルだもんね。私が個人教導するはずだったんだけど。
それに…私のスタイルとティアのスタイルはちょっと違う。それを言ったら他の子達も違うからね。こればっかりはしょうがないよ。
「煮詰めた個人教導は俺がやるからな。とりあえずポジションスタイルとフォーメーションをなのは達に教導してもらって個人スタイルは俺がって所さ」
「ずいぶんと本格的だね」
「一年というそんなに長い事する事はないが一応長期だからな。しっかりとした教導でやらないとな」
「そうだね。短期だと基礎を教えるのが基本だからね。長期の教導の難しさを知ったよ」
ユーノ君はそんな私とリョウ君を嬉しそうに聞いて見ている。どうかしたのかな?
「リョウ」
「ん?どした」
「ちょっと2人っきりで話がしたいんだ。いいかい?」
「…あぁ」
「ありがとう。なのは、ごめんだけどちょっとリョウと話があるから」
「うん」
そう言うとリョウ君とユーノは移動したの。いったい何の話なのかな?少し気になるけど、スバル達の事もある。私はスバル達の所に行って労いの言葉を掛けたりアリサちゃん達の所に行った。
リョウSIDE
俺はユーノと一緒にみんなと少し離れた場所に移動する。いったい何の話を?
「……ここならいいかな」
ユーノは俺に体を向ける。真剣なまなざし、真面目な話か。
「リョウ…」
「…」
「リョウは…なのはの事をどう思っているの?」
………は?いきなりなに?わけがわからないんだが。しかし、ユーノのこの真剣な声。真面目に答えてやらないとな。
「……大切な奴だな。いっつも無茶をやって最近になってやっと人の話を聞いてくれていつまでも子どもっぽくってってかな」