創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□なのは編 第42話 休暇
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なのはSIDE



スカリエッティ一味が仲間になってから少し訓練が変わった。戦闘用ナンバーズが参加して錬度がますます上がるようになった。
それぞれにあったスタイルを特化できるように教導していく。

「は〜い!訓練終了〜!」

『『『ありがとうございます!』』』

今日の訓練も終了〜。みんなヘトヘト。ナンバーズ達も。ナンバーズは2人、トーレさんとチンク(ちゃんづけすると怒る)は私達と同等だったけど、他はスバル達レベル。
けど全員伸びしろがあるから楽しみなの。

「さて、今日はちょっとした試験だったんだけど」

『『『え?』』』

「どうだった?」

「うん。合格♪」

『『『へ?』』』

「むしろこれで不合格だったらもっと厳しくやっていたぞ」

『『『あ、あはは…』』』

ヴィータちゃんは厳しいな。ってリョウ君もか。ヴィータちゃんの言葉に頷いてるし。とにかく私も合格だと思ってるし、みんなよかったね。

「次からはセカンドシフトを訓練するんだけど、それは明後日にするよ!というわけで明日からは一日休暇を取ります!」

『『『やったー!』』』

みんな嬉しそうに手を上げて喜んでる。私達も一応休暇があるから楽しみ!



リョウSIDE



次の日、なのは達から休暇を貰ったフォワード陣とナンバーズ達は外に出て休暇を満喫するそうだ。さ〜って、俺は別荘に入って修業でもすっかな。

「リョウ君♪」

自室になのはが入ってきた。どうしたんだ?ずいぶん機嫌がいいな。

「今から暇?」

「あ〜…暇って言われたら暇、かな」

「そっか」

暇って言ったらすっげぇ嬉しそうな顔をしてんな。何となくわかったけどな。

「じゃ、じゃあ…これから一緒に「ちょ〜っと待った〜!!」にゃっ!は、はやてちゃん!?」

はやて達が突然入って来やがった。つうか、走ってきたのか?はやては運動があんまり得意じゃないからな。
少し息が上がっている。

「な〜にを勝手にデートの取り付けをしとんねん!私達だってリョウ君とデートしたいねん!」

「こういうのは早い者勝ちだよ。出遅れた人達は帰ってなの」

「そうはいかない!まだチャンスはある!勝負はこれから!」

「新参者だけど私達にも権利はあるわ!ここは私達、私に譲りなさい!」

「ポッと出が何言ってるの!貴女達にデートなんてまだ早いわよ!」

俺に好意を持ってる奴等が誰がデートに行くかで口論をしている。早く終わってくんねぇかな?時間が無駄になんだけど。

「こうなったら…勝負しようではないか。全員叩き斬ってやろう!」

シグナム!物騒な事を言うな!模擬戦なんかしたら余計に時間をくうだろうが!

「待て烈火の将。勝負に関しては賛成だが、模擬戦は時間の無駄だ。ここは穏便にジャンケンでどうだ?」

「ジャンケンか。いいぞ!受けて立つ!」

「何としても勝ってリョウ君とデート…その後夜は…ウフ、ウフフフ……」

怖っ!すずかがめちゃ怖っ!他にも何人かもすずかのようになってて怖っ!

「後だしもインチキもなしの一発勝負や!恨みっこなしでええな?」

『『『うん!』』』

「いくで〜!」

『『『ジャ〜ンケ〜ン!!』』』

……………なのは達のジャンケン勝負から数分後、俺は隊舎の入り口前で待っている。その待っている人物とは。

「お待たせ〜!」

「す、すまない!どの服に着替えたらいいか迷って時間を…」

そこに現れたのは活発そうな服を着ているアリシアと清楚な服を着ているリインの2人だ。え?なんで2人なのかと言うと一回目でこの2人が勝者になった。
2人だけの1対1の勝負をするはずだったんだが、俺が時間が惜しいので2人同時にデートをすると言ってしまった。
今にして思えば、俺はとんだ気障で女ったらしなんだと頭を抱えたくなる。だってさ!あんまり長引いたら負けたなのは達の我慢が切れて模擬戦に変わってしまったかもしれなかったからな。
それだけはなんとしても避けたかったからあんな事を言ってしまった。今は少し後悔してる。

「どうリョウ。似合ってる?」

「ど、どうだ?」

「ん?ああ。2人とも似合ってる。思わずちょっと見とれてた」

「ほんと!?えへへ…////」

「そ、そうか。似合ってるか////」

素直に感想を言うと喜んでくれた。ほんとに少し見とれてたもんな。

「それよりさっさといこうぜ。時間の無駄だからな」

「そうだね。行こう!」

「ああ」
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