創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□なのは編 第43話 幼女を護衛せよ!
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キャロSIDE



私とエリオくんが休暇をしていたら突然エリオくんがなにかを聞いたらしい。その音のした方に向かうとマンホールから小さな女の子と足に鎖を縛りレリックを引きずっていた。
私とエリオくんが駆け付けると小さな女の子はその場で倒れた。私とエリオくんはすぐに機動六課に緊急回線を開いてフェイトさん達を呼んだ。
数分後にフェイトさん達が来てくれました。シャマルさんが女の子の容態を確認します。

「どうなのですか?」

「バイタルも魔力も異常なし。ただ極度の緊張と疲れで気を失ってるだけ。すぐに病院に行かせたほうがいいわ」

よかった〜。でもこの子、どうしてこんなボロボロのローブを来てレリックを?

「なにかに終われていると考えていいだろう。それにもう片方の足にも鎖の切れた後があるという事は…」

「もう一個、レリックがある」

「だな…」

リョウさんの言う通り、もう片方の足にも切られた鎖がある。という事はこの子は2個もレリックを持っていたという事?どうして?

「どっちにしても、やる事は二つ。一つは地下にあるもう一個のレリックの確保。もう一つはこの子の護衛だな」

レリックの確保とこの子の護衛。どうするのかな?

「まずなのは達隊長陣とナンバーズの空戦ができる奴等にこの子、つまりヘリの護衛を。フォワード陣と残りのナンバーズは地下道にてレリックの確保を」

部隊を二つに分けるって事かな。それじゃあリョウさんはどっちの?

「俺は…」

そう言うとリョウさんが2人になった!いつもの分身。

「本体の俺はヘリの護衛を。分身体はレリックの確保に向かわせる」

「決まりだね。最後にはやて部隊長から」

『みんな、いきなり休暇中に悪いな。私らだって休暇を満喫したかったんやけどな。せやけど休暇は終いや。ここからはお仕事や!みんな気をつけてな!それじゃあ作戦開始や!』



スバルSIDE



私達は地下の下水道を進む。先にレリックがあるらしいから。けどその途中にガジェットもどきが何体も現れて襲ってきた。

「はああああ!!」
「やああああ!!」

「キャロ!お願い!」

「はい!ケリュケリオン!」

私達はいつものフォーメーションでガジェットもどきを撃破していく。確かにガジェットもどきの性能は少し上がったけどそれだけ。
そんなに時間は掛からない。

「おらあああ!!!」

「いくっスよ!」

「逃さない!」

「行って、ガリュー」

一緒に来たナンバーズ、チンクとウェンディとノーヴェと母さんの友達の娘さんのルーテシアとその召喚獣のガリューも撃破していく。
ナンバーズ、私にとっては少し複雑かな。

「スバルぼ〜っとしない!まだ敵はいるわよ!」

あ、ごめんティア。それにしてもこんな狭い下水道にこんなにいるなんて。まるで壁だ。

「邪魔だ」

リョウさんはまるでなんでもないって感じでガジェットもどきを一気に数体を撃破する。やっぱりリョウさんはすごい!まるでものともしない。
そんな時、前方の曲がり角の通路から爆発音と煙が出てきた。私達は敵か!っと警戒をする。

「スバル!」

「…!ギン姉!」

私達の前に現れたのはギン姉だった。ギン姉はこの近くで起きた事故の調査をしていて、たまたま近くで起きた私達の事件に手を貸してくれたらしい。
私は久し振りの再会に喜びあう。

「久し振りね。ティアナさん」

「お久し振りですギンガさん」

ティアもギン姉とは私とティアが訓練時代に休暇の時に会っているのだ。

「あなた達がエリオ君とキャロちゃんね。スバルの姉のギンガ・ナカジマです」

「エリオ・モンディアルです!」

「キャ、キャロ・ル・ルシエです」

エリオとキャロはギン姉に挨拶をする。

「!!貴様らは!」

ギン姉がナンバーズに気付いて拳を握りしめて構えた。って待って待って!

「ギン姉落ち着いて!」

「大丈夫ですギンガさん。彼女達は敵ではありません」

私とティアがギン姉を宥める。気持ちはわかる。

「…本当?」

「本当です。だから構えを解いてください」

ティアに言われてギン姉は構えを解く。それを見てチンクがギン姉に近寄る。

「初めましてタイプ01、いやギンガ・ナカジマ。私はナンバーズのNo.5のチンクだ。宜しく」

「……ギンガ・ナカジマ。宜しく」

チンクは手を差し出して握手を求めるとギン姉も握手で答えた。やっぱり私と同じ。まだわだかまりがあるよね。でも、いつかは…
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