創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第50話 魔法先生の世界へ
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リョウSIDE
どうやらちゃんと来たようだな。場所は…魔法世界か。どうやらまだ10年前、戦争してた時期か。さて…どうしようか。まずは情報を…
〔マスター〕
「ん?どしたバサラ」
〔ここら数km先で戦闘が行われてる模様〕
戦闘か…そこなら情報を仕入れそうだな。よし、行ってみるか。俺は空を飛んでいく。さ〜て、なにがあるかな?
??SIDE
よ!オレの名は“ナギ・スプリングフィールド”!いずれ有名な魔法使いになる予定の男だ!オレは魔法学校を中退して師匠と2人の仲間とともに魔法世界に来たのだが…
「いきなりの歓迎かよ!」
「全く…来て早々これとは!先が重い!」
「まあまあ…これはこれで楽しいではないですか?」
「どこがだ!」
“近衛詠春”がオレと“アルビレオ・イマ”に文句言ってる。全く固いな。楽しんでなんぼだぜ!
「諦めろ詠春。こいつの頭は花畑でできて居るからのぅ」
そりゃないぜ師匠。師匠“ゼスト”の嫌味を聞き流しているとかなりの数の亜人がオレ達を囲みやがった!奴等は武器を持ってオレ達に向かってきやがった!上等だ!返り討ちにしてやらあ!
「くるぞ!」
「!待て!」
なんだよ師匠!師匠に文句を言おうとすると上空から魔力弾が降り注ぎ前方の亜人が吹き飛ばされやがった。なんだ?
「なんか面白いことが起こってんな。俺も交ざらせてもらおうか」
上空から男が落下して着地した。な、何者だ?
3人称SIDE
リョウは上空から状況を見極めていた。
「あれは…ナギか。ということはまだ戦争の前か。仲間も少ないところを見ると。まだ来たばっかりか」
〔どうしますか?〕
「…加勢しよう。問題ないけどここで出会えば今後に役立つし何より面白いことが起きそうな予感がするぜ。いくぜ!」
リョウは魔力弾を数発撃って前方の亜人を吹き飛ばしてナギ達の前に着地する。
「な、何者だ!」
「…ただの旅人さ。この世界に来たな。そしたら囲まれてるじゃないか。必要なかったんだけど、加勢させてもらう」
「……いいでしょう。お願いしましょうか」
「おいアル!いいのか!?」
「よかろう。この中に入ってきたのじゃ。それなりに強いのであろう」
「ゼスト殿まで…」
「いいじゃねえか詠春!強そうだし」
「ナギ!」
詠春は渋るが、他が認めてるので仕方なく。リョウは黙って敵を見据える。
「じゃ、前方の敵は俺が潰す。他は任せる」
「おうっ!」
リョウは駆ける。リョウは魔力弾を数発撃って数人倒す。敵も動かなかったが、ようやく動いて迎撃をしてくる。
武器を振るってくるが、リョウは躱しながら拳や脚でぶっ飛ばす。相変わらず流れるような動作で敵を次々倒していく。
数人がリョウを囲んで武器を振り下ろす。が、その直前にリョウは素早く跳躍し空中に逃れる。
「フッ!」
リョウは一度に10発の弾を放つトラップシューターを撃つ。敵はほとんどを蹴散らす。
「やるなぁあいつ!メッチャ強いぜ!」
「やりますね。実力はナギと互角かそれ以上ですね」
「うむ…見たことない魔法を使うがそれでも高い実力者だとわかるわい」
「接近戦もトップクラス。いったい彼は…?」
ナギ達はほぼ敵を全滅させた。リョウも残り数人も拳と脚で仕留める。敵は全滅し、改めて話を聞く。
「やるなお前!すっげえ強いじゃねえか!なあ、俺の仲間にならねえか?」
「なっ!なにを言ってるんだナギ!いきなり突拍子もないことを!しかも仲間になど!」
ナギが突然リョウを仲間にしようとしてきた。詠春は拒否体制をとる。
「いいじゃねえか詠春!こいつ強いぜ!」
「しかし!」
「俺はこの世界を旅してんだ」
「つまり…アナタは旅人なのですね」
「ああ…」
「ならいいじゃねえか!なおな!こいつは目的がないならよ!」
「……はぁ。わかったよ」
詠春は渋々認める。リョウは内心ホッとしていた。仲間になれなかったらどうしたものかと思ってたからだ。
「そっちも構わねえな?」
「ああ」
「よっしゃっ!よろしくな!改めて自己紹介だ!オレはナギ・スプリングフィールド!いずれ千の魔法使い(サウザンドマスター)の異名を持つ男だ!」
「はぁ…私の名は近衛詠春。神鳴流の使い手だ」
「私はアルビレオ・イマ。アルとお呼びください」
「わしの名はゼストじゃ」