創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第53話 仮契約
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リョウSIDE



逃亡して丸一日過去ってようやくアリカが監禁された場所がわかった。今では紅き翼は反逆者。普通はこんなことありえない。
内通者、っていうか上層部が敵側と通じてる可能性が高い。とりあえず俺達はアスナ達と合流して隠れ家で身を潜めることにした。
だけど…ナギがアリカを救出するって言うからなんとかアリカの軟禁場所を発見しといた。そこにはアリカ以外にもう1人、帝国の第3皇女も一緒らしい。
俺達はゼストとアルとラカンを残して残りをアリカの軟禁場所に向かう。

「ここに…アリカが」

「なるほど…ここなら軟禁にピッタリだな」

「んで…どうする?潜入するにしても警備が厳重すぎる」

その必要ないだろ。だって…こうなんの予想してたからな。

「今いくぜアリカーッ!!」

「ナ、ナギ!」

「あのバカ!無鉄砲すぎるぞ!」

ナギが1人勝手に突っ走り突撃をかます。ナギはなぎ払いながら突入した。やれやれ…

「2人は外の援護を頼む。もしかしたら外から閉じ込められたら厄介だからな。俺はナギの援護に向かう」

「わかった!」

「任せたぜ!」

任されました。俺はナギの後を追う。ナギの奴、片っ端から探す気かよ。そうなったらますます厳重になる上にここが崩壊しちまうよ。
この単細胞が。世話を焼かせるぜ。

「ナギ」

「おお!アリカはどこにいんだ!」

「…はぁ。こっちだ」

「あ?お前、アリカの場所分かるのか!」

「誰が探したと思ってんだ。俺の感知能力をナメんじゃねえ」

俺は感知でアリカの居場所がわかる。途中、警備の奴等がいるけどナギに魔法を使わせないように俺が剣で斬る。
雑魚ごとき、一閃で仕留められる。んで…ようやくアリカの監禁場所に到着。

「こいつは…魔法では開けられねえ!」

「退けナギ。…ハッ!」

鉄扉の前に立つが俺の剣で斬り壊す。

「よっ!迎えに来たぜ!お姫様!」

「馬鹿者!来るのが遅い!」

ナギに開口一番にビンタした。アハハハハ!いいツンデレ見させてもらいました。俺は近くにいる第3皇女に話し掛ける。

「大丈夫ですか?」

「う、うむ!礼を言おう!わらわは帝国第3皇女“テオドラ”じゃ!お主は何と言う名じゃ!」

「俺は創神リョウ」

「なに!?キサマが創神リョウじゃと!あの【このイケメン無敵すぎて勝てないんだけど】のあの創神リョウじゃと!?」

ぐばはああっっ…!よ、よりによって一番イヤな二つ名を言うとは…精神ダメージがハンパねえ。

「ん?おいリョウ!どうやらこっちに奴等がくるぞ!リョウ?」

「あ…ああ…だ、大丈夫だ。少し目眩をな。わかってる脱出するぞ」

「どうやってじゃ?」

「少し手がある。ナギ、アリカの手を掴んで俺の肩に。テオドラだったな。アンタも俺の身体の一部を掴んでくれ」

「おう!」

「ど、どうするのじゃ?」

「いいからいいから!」

ナギがアリカの手を握るとアリカは少し頬を赤く染める。テオドラは俺の服の裾を掴む。ナギも俺の肩に手を置く。
よし、二つ指を額に当てて力を探る。詠春とガトウの力は……いた。俺達は瞬間移動で詠春とガトウの近くに移動する。んで一目散に逃げた。
アリカとテオドラは質問攻めしてきたけど、あとで説明すると答えた。
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