創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第58話 いざ魔帆良へ
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リョウSIDE
ナギとの約束のために2人を鍛えることにした。
「とりあえず自己紹介だな。俺は創神リョウ。お前達の両親の親友だ」
「おとうさんの?ぼくは“ネギ・スプリングフィールド”です!」
「おかあさんを知ってるの?わたしは“アルナ・スプリングフィールド”です!」
「私は姉の“ネカネ”です」
「ワシはスタンじゃ」
「ナギとの約束のため、2人は俺が育てます。もちろんそっちの方を重点にします」
「しかし…!」
「…わかった。2人を頼む」
「スタンお爺さん!」
「ネカネよ。ネギとアルナはナギとアリカ様の子じゃ。このままじゃと邪な者達に歪んだ育て方をされてしまう。それはあの2人に申し訳たたん。ネカネ、お主では判断などできん。お主はただ黙って見守るのじゃ」
「……わかりました。すみません。2人をよろしくお願いします!」
お願いされたので2人を抱えてこのままアスナのいるところまで瞬間移動する。
「お帰り。…その2人は?」
「ああ、ナギとアリカの子だ。双子のな」
アスナは2人に近寄る。2人は俺の足の裏に隠れる。ま、初めて会う人だから怯えてるんだろうな。
「大丈夫。彼女はアスナ。そうだな……アリカの君達の母親の従姉妹ってところかな」
「おかあさんの?」
「おかあさんしってるの?」
「ああ…君達の母親はナギと同じくらい有名人さ。父親だけでなく母親もしらないとな」
まあ父親は英雄として有名だけど母親は世間では重罪人として有名だな。けど、それは世間ではの話。真実は別、いつか話してやるか。
「それはともかく、2人をしっかり育てるからな。まずは歪ませないようにしっかりとした知識を教えるぞ」
というわけで俺は2人にしっかりとした知識と魔法を教える。2人とも素質は十分にある。さすがはナギとアリカの子だな。
ネギはナギ似らしくナギの得意魔法を重点的に教えていく。アルナはアリカ似でアスナと同じ魔法無効化能力の持ち主。なのでON・OFFできるようになればそれだけで幅が広がるからな。
「リョウ…どうなの2人?」
「どっちも才能あるし性格も悪くない。ネギはナギが真面目が付いたような性格だな。アルナはアリカに大人しさが付いた性格だな。どっちにしろ歪ませなければしっかりとした人間になれるな」
「そ…」
そこは俺の頑張りだな。んで原作一年前までにネギとアルナは歪みなくしっかりとした性格になった。歪んだ正義の魔法使いにならなくてよかった。
その間に木乃香と刹那は詠春の元に返した。もう十分に育てたからな。あとは自力でな。そんな時、俺とアスナは麻帆良へと足を踏み入れた。