創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―

□ネギま編 第60話 とにかくいろいろありました
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アルナSIDE



私とネギが麻帆良に来てから数ヶ月、いろいろと起こったな。まず生徒がもううるさい。ネギやリョウさんが勉強を教える時は多少静かになるけど、結局は多少。
すぐにうるさくなって騒ぎになる。他にもちょっとしたことでトラブルになるから質が悪い。編入されて一ヶ月後なんか昼休みに高校生達が中等部の屋上に来て妨害来て。
体育の時にはその高校生達がサボってまた邪魔してきてなぜか勝負になってしまったりともう大変だったな。
というかドッジボール部が在ったっていうのがびっくりしたかな。まあ、勝負は私達の勝ちだったけど。確かに私達のクラスって頭が悪い子が多いけど、運動神経は高校生なんか優に超えるほど。
最初はドッジボールの特性を見抜けずに不利だったけど。持ち前の身体能力で乗り切った。その後は、リョウさんとネギによりことなきを得て高校生達は担任や教員にこってり絞られたらしい。
別の意味で大変だったのはバレンタインかな。あれはまさに死闘にふさわしい激戦だった。私はネギとタカミチに義理チョコ、といっても市販のチョコレートをあげただけだけど。
リョウさんには本命の手作りチョコを作り渡そうとした。一応、私は料理は得意な方である。ネカネお姉さんは料理が得意じゃないからね。
その時である。渡そうとしたらアスナ達まで来てたんだから。リョウさんの手には沢山のチョコがある。リョウさんはモテるからね。
ただ、私達は違う。直感で理解した。これは…先に渡した者が勝つと。

「フッ…小娘どもが私に勝てるとでも?こうみえても私は世界を旅していたのだ。誰よりも最高のチョコレートを作れる!」

「それは私も同じさ。しかも私はエヴァのような古いチョコではない。正に新しい最高のチョコさ!」

「なんのや!うちはせっちゃんとの共同和風チョコや!」

「私はこのちゃんが一番幸せになれるなら愛人でもいい!」

「ハッ!私は誰よりもリョウの近くにいた!だからリョウの舌をよく理解している。ポッと出のアンタらは引っ込んでなさい!」

「私は貴女方よりも若いです!だから私が一番です!」

互いに譲れない。負けるわけにはいかない!結果はリョウが全員一緒にもらって終了でした。なぜか急いで全員分もらったのはなぜでしょう?
まあちゃんと味わって食べてくれたのでよしとします。ネギはのどかさんと委員長に本命をもらってました。
ただ、委員長はとても派手で大きなチョコだったのはさすがに呆れ果てました。その結果ネギは腹痛を起こしました。
さすがに委員長は反省しましたけどね。三月、私とネギに試験が始まりました。
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