創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第61話 対決!ネギVSエヴァ
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ネギSIDE
なんとか僕は副担任のままに止どまれることができました。よかったけど、後味はかなり悪かったな。でも、そのおかげなのかみんな少し自重するようになった。
クラスは変わることなくただ3―A組となっただけ。今日は健康診断なので教室から出る。リョウさんは背も垂れて目を瞑っている。
「きゃあアスナ!前より胸大きくなった?」
「アスナさん。また急に胸大きくなりましたわね」
「ふふん!私はこれからが成長期なのよ!これからまた大きくなるわよ!目指せマナ!」
「フッ…私に勝てるわけがないであろう。私も日々成長してるのだ」
「あまいでぇ。うちとせっちゃんの目標は美乳や!美しい胸こそ射止めれるんや!」
「フッ!なら私の勝ちだな。私は自由に形を大きさを帰られるのだ。負ける要素など皆無!」
「私はまだ子どもだけどこれから。母親も美巨乳って話だからきっと私も!」
「ネギ先生はやっぱりまだ子どもだからオッパイ大きいほうが好きよね」
「オ〜ホホホ…!ならなおさら私こそネギ先生の側にいるにふさわしいですわ!」
(ネギ先生…胸大きいほうが好きなのかな?うぅ…私、大きくなるかな?頑張ろう…)
………うぅ…聞こえてるよ。聞いちゃいけないのに聞こえてるよ。リョウさんはよく恥ずかしがらずに居られましね。
やっぱりリョウさんには敵わないですね。
「さっさと終わってほしいな」
あ、やっぱりリョウさんも恥ずかしいんだ。表情には出さないけど。
「やあ、リョウさんにネギ君」
「タカミチ。どした?」
「実は放課後に学園長室に行ってくれないかな?学園長が話があるって?エヴァとアルナちゃんにも一緒にね」
学園長が?なんだろう?アルナとエヴァさんも一緒にだなんて。放課後になったので僕とリョウさんとアルナとエヴァさんは学園長室に来ている。
「なんだジジイ。つまらん用件ならキサマを氷漬けにするぞ」
「うむ…それは勘弁してほしいの。それはともかくエヴァ、それにネギ君とアルナ君。勝手な申し出なんじゃが、お主ら戦ってくれんかの?もちろん今じゃなくてよい」
はい?なんで?なんで僕とアルナがエヴァさんと?僕的には嬉しい申し出だけど…なんで?
「…なんか理由があるな」
「そうじゃよ。これは儂の申し出というよりも魔法先生達や生徒達の申し出じゃ」
「…あー、読めてきた」
「あの…どういうことですか?」
「簡単な話だ。エヴァは世間的には大悪党だ。その大悪党を英雄の双子が倒すというバカなシナリオだ」
僕達はわかってしまった。僕達を英雄に仕立てたいらしい。どこへ行っても、僕達の意志はどこにもないんだね。
「ま、儂としてはただ戦ってくれたらよい。勝ち負けなど二の次じゃ。用は他の者どもを納得させたらよいのじゃ」
それでいいのでしたら…それに僕はエヴァさんとは戦ってみたかったし。
「わかりました」
「やります」
「すまんの」
「俺は公平なジャッジと不穏な輩を潰すことか」
「頼む」
僕達は了承した。対決の日付は今度の満月の日、停電の日になった。いろいろと準備しよう。