創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第62話 修学旅行へ
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アスナSIDE
昨日の夜、ネギとアルナがエヴァに勝負を挑んだ。結果はエヴァの勝ち。茶々丸は倒したけどね。けど茶々丸はネギとアルナよりも弱いから勝って当たり前。
朝になって私はネギとアルナと+一匹ともに待ち合わせ場所の喫茶店に向かう。そこのコーヒーってなかなか美味しいのよね。
「やあエヴァ」
「ああ…」
「こんにちは」
エヴァと茶々丸を発見。外のテラスでブレイクタイムしてる。私達も同じテーブルにあるイスに座りコーヒーと紅茶を注文する。
私はコーヒー。ネギとアルナは紅茶。そこはイギリス人なわけね。
「よぉ…アスナ達もか」
「あ!リョウさん!」
「おはようございます」
リョウも来てたんだ。リョウもコーヒーを注文してイスに座る。
「エヴァさん。昨日はご教授ありがとうございます!」
「ふん…ご教授どころかただ圧倒しただけなんだがな」
「おいおい嬢ちゃん!アンタ何者だい?兄貴と姉貴に勝つなんざタダ者じゃあねえな!」
「…気になっていたのだが、そいつ誰?見た目はオコジョだが」
「あ、はい」
「オイラは“カモミール・アルベール”ってんだ!オイラはネギの兄貴とアルナの姉貴のオコジョなんだぜ!」
「なにを勝手なことを。前科持ちのエロオコジョでしょ?しかも下着盗ろの!」
そうなのよね。いつの間にかこのエロオコジョが私達女子寮に住み着いちゃったんだよね。しかも寮の女子達の下着を数回盗んでるんだよね。
その度に私とアルナでお仕置してるんだけどこりないのよね。帰らせようとしたけど無理だし、どうしよう。
「で?この嬢ちゃんと兄ちゃんは誰だい?」
「兄ちゃん?ああ…俺のことか」
「まずこっちはエヴァンジェリンさん。知ってる?かの有名な【闇の副音】」
「国に帰らせて…」
帰らせるかボケ!逃がさん!やっぱ矯正が必要のようね。
「で、こっちの人はリョウさん。僕とアルナ、それにアスナさんの師匠なんだ」
「旦那と呼ばせてよろしいでしょうか?」
調子いいこと吐かすな!この大バカオコジョは!
「ま、昨日の戦いは勉強になっただろ?」
「はい!僕もまだまだ精進が足りなかったです!」
「もっと頑張る。そして…いつかアンタを…ふっふふふ!」
「面白い…はっははは!」
全く…無意味な争いね。私という正妻がいるのに。私達は他愛ない世間話をして朝はそれなりに気分をよくして学校に行った。