創造神の誕生(後) ―StS〜ネギま―
□ネギま編 第64話 三つの戦い
1ページ/3ページ
アルナSIDE
油断しました。まさか…アキラさんがリョウさんに好意を持っていたとは。どうやって好意を持っていたのか知りませんが新たなライバルができてしまいました。
とりあえず、仮契約カードを持ってますが使い方がわかってないからとりあえず大丈夫でしょう。私の班、つまりエヴァさんと茶々丸さんとともに総本山を目指します。
リョウさんは先に向かっていきました。
「とりあえず、総本山に向かうぞ。まあ私達はすんなり行けるだろう。ぼーや達は時間が掛かるだろうが」
そうだね。一番の狙いは木乃香さんとネギの親書だからね。私達は狙われる要素は全くない。ザジさんには悪いことしちゃったなぁ。
ザジさんは委員長に預けちゃったから。もうすこししたら到着だね。その時、結界ができた!どうして?私達が狙われる要素はないのに。
「マスター」
「気をつけろ。何かがいる。これほどの結界。タダ者ではないはずだ」
はい!この結界…リョウさんのよりはかなり劣りますがかなり強力な結界です。すると1人の男が正面から現れた。
「…何者だ?」
「なあに、名乗るほどの者じゃないさ。ただ…君達を救う者さ」
……はい?全く意味がわかりません。何者か知りませんが、じゃまをするということは敵ということですね。
「茶々丸。お前は下がってろ。敵は強敵のようだ。私とアルナが相手をする」
「しかし…!」
「命令だ。アルナ」
「わかってます。相手は並の相手じゃない」
こう言ってはダメだけど茶々丸さんでは相手になりません。むしろ足手まといになります。ここは…私とエヴァさんでなんとかします!
「いくぞ!」
「はい!」
「フッ!3人纏めてかかってきたほうが身のた…めっ!?」
おや…エヴァさんの魔法を必死に避けましたね。私ならまだ余裕を持って躱せますね。
「おわっ!くくっ…!な、なかなか…やるじゃないか。さすがはエヴァンジェリンってところか。ならば…我が攻撃で一瞬で終わらせてやろう!」
そう言うと男は射手を何百放つ。私とエヴァは躱します。けど、途切れることがない。ずぅっと撃ち続けてる。まるで弾幕ですね。
けど…威力はないようですね。それにスピードもあまりないし隙間も多い。
「ナメられたものだ。私の名を知ってるわりにはな!」
エヴァさんが応戦をします。エヴァさんのほうが威力ありますから撃ち勝ってます。その間に私は接近します。爆発でできる煙に紛れて近付きます。
「ハアッ!」
「ぐぼほげっ!」
懐に入り、お腹を殴ります。魔力混みのパンチなのでものすごく痛いです。男はお腹を押えてゆっくり下がっています。もらいました!
「くらえ!光の哮閃!!」
「むげろっばぱーっっ!!」
変な奇声をあげながら私の中級光魔法を食らって気絶しました。男はプスプスと煙を上げて少し焦げてます。
「あ…結界が解けましたね」
「こいつもその強硬派の人間か?それにしては魔法を使ってたな」
「わかりません。とりあえず…先に急ぎましょう」
これはリョウさんに方向しましょう。男をそのまま放っておいて私達は総本山に向かいます。ネギ達も大変そうだ。