創造神の誕生(後) ―魔法世界〜―

□ネギま編 第79話 バラバラネギパーティー
1ページ/3ページ

アスナSIDE



ネ、ネギが!ネギがやられた!やったのはフェイト達完全なる世界の奴等!なぜここに!ここにきたのには理由がある!?
わからない…わからないけど、今はネギを!

「木乃香!ネギの治療を!」

「あかん!この傷はアーティファクトでやないと完全治癒は無理や!」

「そ、そんな…」

くっ!ならそれを!戦闘メンバーはどこから来てもいいように警戒してる。ネギの事が好きな娘達はネギの側に。

「アンタ達!その箱を渡しなさい!早くしないとネギが死んでしまうわ!」

「そ、それはできない!これは、強力な魔法で封印されている。専門家でない限り解く事など。それに安心したまえ。どんな相手でも警備員や我々がいる」

そんなの安心する要素なんてないのよ!アンタらはあいつらの実力がわからないの!これだから自分達こそ至高と考えてる愚か者たちは!

「ゴミは失せたまえ」

「「「「ぎゃああああ!!」」」」

あっさりやられてるし!この役立たずが!早く!これを開けないと!封印なんか!私の前では無力なのよ!

「あ、あのさ…これ、なに?ネギ君が血を出して倒れたり、変な所に飛ばされたり訳が分からないけど。もしかして…これ映画?何かの撮影?」

「もし撮影なら…カメラ!カメラどこ!ちょっとでも写らないと!」

なんかハルカ達がバカなことを言ってるけどそんなこと気にしてる場合じゃない!早く!

「(パアンッ)…え?ちょ!なにすんのよのどか!」

「なにも…なにもわからないのにそんなことを言わないで!」

「だってこれ、絶対にファンタジーじゃん!こんなの見たら絶対に飛び込むに決まってんじゃん!小さな先生は魔法使いだった!くぅ〜〜っ!これは売れる!そして、私も飛び込めば魔法が!」

「ハルカ。貴女はかつての私に似てます。魔法を本なんかの空想で危険なんか全く無いと。ですが、これは現実です。現にネギ先生は死にかけなんです」

「なに言ってんのよ夕映。だからこれは演らせでしょ?」

「無駄ヨ2人とも。これが一般人の普通の反応ネ。現実を知るには痛い目を見るのが一番の薬ね」

この!封印を無効化で消して私達の仮契約カードを!

「木乃香!」

「いけるで!」

「「アデアット!!」」

「回復させるつもりだね。やらせ…!」

「やらせんのはこっちのセリフや!」

木乃香がネギの傷を癒してる間に私達はネギのガードに。小太郎と楓と刹那がフェイト達と戦う。小太郎はフェイトと、楓はローブを被った男と、刹那は京都で会った女剣士と戦う。

「君は小太郎君。そうか、そっちに付いたんだね。悪いけど君では僕には勝てないよ」

「それは俺の実力を見てか?それやったらちぃっと気が早すぎや!俺は麻帆楽に来てからめっちゃ強い奴に扱かれとんねん!いままでの俺やと思っとったら痛い目見るで!」

小太郎はリョウさんに扱かれてネギに迫る勢いでレベルアップしてる。他の2人もいい勝負してる。これならネギもすぐに回復する。

「ッ!確かに、以前よりも遥かに強くなってるね。これはちょっと予想外だよ」

「うらあああ!!」

「けどね。それでもまだ僕には勝てないよ」

小太郎の攻撃をフェイトは後方に跳躍して躱す。一ヶ所に集まる。

「…ありがとうございます木乃香さん。もう大丈夫です」

「ネギ君…回復したようだね」

「おかげさまでね!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ