創造神の誕生(後) ―魔法世界〜―

□ネギま編 第80話 ネギと小太郎大会へ
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ネギSIDE



ぅっううっ…こ、ここは…?見渡す限り深い森林。間違なくここは魔法世界。ハッ!そ、そうだ!のどかさん達は!?

「のどかさん!夕映さん!超さん!アーニャ!みなさん!」

………念話が届かない!くそっ!完全にやられました!僕達はバラバラに飛ばされたようです!僕はどこら辺にいるのでしょう?
とりあえず街を探さないと。だけど方向が全く…ん?

“ギャオオオン!!”

…………………な、なんとか原生生物に見つからないようにしながら高い所に。僕はなんとか高い岩山のてっぺんに登る。
広い…広いジャングルだ。これじゃあ僕がどこにいるのか…ん?微かに遠くの方にたくさんの魔力が。きっとそこに街が!
そうと決まれば善は急げだ!空は飛べないというか飛べば原生生物に襲われるからなんとか地上を歩いて切り抜けるしかない。
僕は原生生物に見つからないように走り抜ける。こういうの久し振りだな。リョウさんにこういうのを教わったっけ。
あの時は大変だったなぁ。死にかけたというか死ぬかと思った。あ…(ガクガクガク)

「い、いやなことは思い出さないように。今は切り抜けるのが先。先…」

大分進んで夕暮れ頃、僕は近くのオアシスにて休憩を取ることにします。多分明日の夕暮れか明後日の朝には到着できそうだ。みなさん、大丈夫でしょうか?みんな散り散りになってしまいましたし、特に関係ない生徒達まで巻き添えにしちゃいました。
無事であることを祈ります。クッ…僕が不甲斐ないばかりに!

“ギャオオオン”

なっ!?しまった!考え事をして気付くのが遅かった!虎と熊やらが合体して角みたいなモノや触角がある生物。角から電撃が!

「うわっ!…仕方ありません。無駄な戦いはしたくはありませんでしたが、向かってくるなら追い払います!」

“ギャオオオン”

生物は電撃をしてきますが僕は軽く避けて懐に潜り込み一撃のパンチを繰り出す。生物は苦しみ悶えながら倒れます。
その隙に尻尾を掴んで遠くに投げます!

「うりゃあああ!!」

…ふぅ、ひとまず安心ですね。さて…一眠りでも。

「ネギ!」

!この声は…小太郎君!

「よっしゃ!第一発見者や!」

「小太郎君!この近くに居たんだね!」

「ああ!さっき巨大な生物が飛んでいってんの見掛けてな。案の定や!」

これで2人になりました。1人より2人は助かります。

「ネギ、他の奴等は?」

「…残念だけど応答できない。よほど離れてるのか連絡できないんだ」

「そか、どないするん?」

「あと一日近くこの先を行ったら街があったよ。そこで情報を集めよう」

「そか。よかったで。この辺りを歩き回らなくてすむな」

それは嫌だな。僕と小太郎君は一眠りする。早朝になり、僕と小太郎君は取れそうな木の実や果実、おとなしそうな生物を狩って食べる。
生物を狩って食べるのにはまだ抵抗はあったけど生きるためなんだ。許してほしい。食べ終えた僕と小太郎はなんとか夕方どころか昼の三時頃に街に到着できた。
けど…ここはかなり治安が悪い。ゴロツキがたくさんいるし喧嘩が絶えない。ここで情報を仕入れるのは…大変だなぁ。
そんなことを考えてると宙にモニターが。そこに映されたのは衝撃の映像だった。なんと僕が柱を破壊してゲートを壊す偽造映像。
そして懸賞金。どうやら僕達は賞金首扱いにされている。どうしてか分からなかったけど僕と小太郎君路地裏に隠れる。

「どないするん?これはヤバいで。見つかったらどえらい事になっちまう」

「…………………僕に考えがあるよ。っていうかこれしかない」

「なんや?」

もうヤケクソ気味だよ。違法を使うなんて。でもそうしないと捕まる。なら、やってやるさ!
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