創造神の誕生(後) ―魔法世界〜―

□第83話 ジャック・ラカン久し振りの再会
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ネギSIDE



僕はジャック・ラカンさんに招待されてラカンさんの家に向かう。小太郎君はしばらくは1人で戦う気でいる。僕は心配していない。
元々は1人ででも勝てる試合がわんさかあったし、一応息を合わせてただけだから。強敵が出てきたら協力するけどここらへんにはそういないので大丈夫。
あの二日前に戦った相手、カゲロウタさんだったけかな。あの人はとても強かったな。僕もあの人も本気を出してなかったから。あの人も出場者だし、戦うのが楽しみかも。
考えてる間に到着、どう見ても崩壊した遺跡がオアシスになったような場所だ。どこにいるのかと探すと湖の前で上半身裸になっていた。
しかも結構なオーラが。修業中?なのかな。

「おおおおぉぉぉぉっっっ!!(以下略)羅漢拳!!!」

……………………………え〜っと。今のは何でしょう?技っぽかったけど何ていうか無駄に長すぎですしかっこわるかった。ファンの人達から見たらカッコいいのかもしれないけど僕自身、アレはないと思います。
しかし、なんで技を?新しい必殺技でも考えてるのでしょうか。

「エターナル…ネギフィーバー!!!」

こ、今度は全身から放出して山を削りました!ど、どういう事?

「決まったぜ!ナギのガキの新必殺技が!」

えぇぇえええ〜〜〜〜〜っっっ!?!?ぼ、僕の必殺技を考えてたんですかあぁ〜〜!?確かに新しい必殺技がほしいとは思っていましたがさすがにそれは無理です〜っ!
どうみてもかなりの力を消費してますよ!と、とりあえずラカンさんに挨拶しないと。

「こ、こんにちはラカンさん!」

「ガッハッハッ!よく来たな!マジでガキだったとはよ!」

「えと…はぁ」

なんだろう。この人、父さんやリョウさんと同じ紅き翼のメンバーでかなり強いと聞いてますけど。かなり変な人だ。クウネルさんには結構劣りますけど。それとかなり…バカっぽいです。

「まあとりあえずだ。昨日の件で千万払ってもらおうか!そして授業料も含めて二千万だ」

ただのがめついバカでしたーーっ!こんな人で大丈夫なのでしょうか?すごく心配です。

「まあとりあえず坊主。お前はなんで俺の所にきた?あのリョウに散々鍛えられてんだろ?」

「…確かにそうです。けど…僕の相手は強大です。だから、一つでもなにかを吸収したいんです」

これは本心です。あのフェイト・アーウェンクルスは強い。リョウさんには絶対に敵いませんけど僕よりもずっと上。
こうみえても僕は負けず嫌いです。だから…

「なるほどね。そこはしっかりと漢ってことだな」

「はい!」

「なら坊主、お前さんのその勝ちたい相手はかなり格上なんだろ。しかも1対1の対決を臨んでる。ならよ…とっておきを教えてやる」

「なにをですか?」

「闇の魔法だ」

闇の魔法?詳しく聞くとエヴァさんのオリジナル魔法だと。リスクも伴う危険な魔法。僕は正直に迷っています。そんな禁忌の魔法を学んでいいのかと。

「ああ、リョウの奴もこの闇の魔法を習得してたっけ」

!リョウさんも。だったら…だったら僕も習得します!僕は闇の魔法を習得することにした。それがとても大変だと後に知った。
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