創造神の誕生(後) ―魔法世界〜―

□ネギま編 第86話 決着!ネギVSラカン
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SIDEリョウ



ほぅ…ネギの奴、ここで奥の手の一つを出すか。原作でも切り札の一つだったしな。しかも俺が鍛えたから原作よりも強力になってるのはまちがいなし。

「お、おいリョウ…アレはいったいなんなんだ?」

「アレは闇の魔法だ。禁術とされていて常人では制御不可能で最悪魔族化も有り得る」

「私の魔法か。随分と懐かしいものだ」

「エ、エヴァちゃんが作った魔法!?だ、だったら危険だよぅ。や、やめさせないと」

テオドラが聞いてきたから答えてやる。エヴァの言う通り元々はエヴァのオリジナル魔法だもんな。エヴァがハンター達に追われてた頃、チャチャゼロだけじゃあ厳しかったので自身の強化の意味で闇の魔法を身に着けた。
だが闇の魔法はまさに負の感情やマイナスなモノを利用して使う魔法。身体に対するリスクも大きい上になにより精神を蝕む諸刃の剣。
こんな魔法を覚える酔狂な阿呆はそういない。その阿呆の1人がネギだ。ちなみに俺も習得してるので阿呆だ。

「確かに普通なら止めるべきだ。だが、坊やは私の闇の魔法をしっかりと使いこなしている」

「確かに…どう見てもヤバいのにまるで手足のように」

「恐らく坊やの感情にあるのだろう?心当たりがあるのだろ?リョウ」

「リョウさん?」

「…確かにネギは表だけ見ればとても闇の部分を感じさせないだろう。だが、裏の奥にはそれが宿っている。それも結構深い闇がな」

修業中にも感じたがやっぱり根は原作らしい。修正は不可能と感じた俺はそれを利用する形で鍛えることにした。結果が今のネギというわけだ。
多少の性格改変と戦闘能力が高くなっているが奥底は原作のままという。それだけにネギは強い。さて…どうなるかな?



SIDE小太郎



ネギがあのラカンってオッさんと戦ってる間、オレはこのカゲロウタってオッさんと戦っている。

「ぬおらああっ!!」

「ぬんっ!!」

はっきり言ってめっちゃ強い!あのオッさんには敵わんけどそれでもこの大会に出る選手としては飛び抜けとるわ!
こんな強い奴がおんなんてな!世界は広いで!せやけど…

「負けるわけには、いかへんのやあああ!!」

「意気込みは買う。その年でその強さ。見事なものだ。だが…まだまだ荒削りだな。それでは私には勝てん!」

「ぐはあっ!」

し、しもた!ついいつもの癖で大振りになってもうた!リョウが言っとったやないか!ついムキになって大振りや大技をやっちまうって!
冷静に…集中して…相手に食らい付く。そうすれば、隙ができて技が決まる。そうや…冷静になるんや。まだ負けたわけやない。ネギやって頑張って必死に食らい付いとるんや。
オレやって食らい付いたる!なにがあってもや!

「オレはもう絶対に負けへんのやあああ!!」

「その気概良し!貴様の前に立ちはだかるは巨大な壁の一つ!越えて見せてみろ!」

上等や!越えたる!そんでネギ!お前も越えろや!お前に勝つのは!このオレや!
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