創造神の誕生(前) ―U―

□第39話 ダンゾウとマダラ、表に出る
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リョウSIDE



ペインとの戦いから数日…遂にダンゾウが表にでて六代目火影になった。別に俺はダンゾウを何とも思っていない。だが…奴のやり方は少し許せない。
長門達がああなったのはダンゾウのせいだからな。そして…今日は今後の為に鉄の国に向かった。
それを知り…俺はある奴のことを思い出した。ちょうどいい。ここで決着をつけるのも悪くはない。俺はサスケとイタチを呼んだ。

「リョウ…なんだ?」

「2人とも…これから鉄の国に向かうぞ」

「鉄の国に?確か…あそこにはこれから五影会談をするんだろう?」

ああ…これを狙わないわけはない。暁の真のリーダーなら。

「なるほど…わかった。しかし…ダンゾウに会うのか」

「ダンゾウ…俺はあいつが嫌いだ!殺したい程だ」

タカ派だからな。仕方ない。そのことを気にしても仕方がない。今は…な。

「行くぞ」

「「ああ」」

俺とイタチとサスケの3人は鉄の国に向かう。



我愛羅SIDE



砂隠れから鉄の国まで数日に着き、俺はカンクロウとテマリと一緒に会談会場に着くと他の五影も揃っていた。そして会談が始まった。
もちろん何も起きないわけはなく、雷影が六代目火影に怒り、六代目火影が鉄の国の大将【ミフネ】に幻術を掛けたり、目まぐるしい。
その時、暁が現れた。雷影が一撃で敵を殺った。だが…鉄の国の侍から、この会場内に敵がたくさん現れると報告がきた。
聞いた雷影は壁を壊して敵を倒しにいった。俺も土影に一言を言ってから雷影の後を追いかける。雷影に追いつくと、さっき殺られた暁がたくさんいた。
おそらく何かの術だろう。俺達は雷影達は敵を蹴散らしていく。…ん?このチャクラは…

「雷影」

「なんだ?風影」

「会談室に戻るぞ」

「何を言っている!」

「いいから戻るぞ。知っている奴が来ている」

「知っている奴?」

「ああ…先に行く」

「待て!」

俺達は会議室に戻る。雷影達も付いてくる。会議室に戻るとそこには…リョウとサスケとイタチがいた。



リョウSIDE



俺達は会議室に現れた。

「久し振りだなダンゾウ」

「イタチ、サスケ…そしてリョウか」

「ダンゾウ!」

「久し振りだなダンゾウ」

「何者かね?主達は」

ミフネが聞いてくる。

「失礼…俺の名は創神リョウ。ここに来た理由は…まあ俺は別だな。イタチはないが、サスケはあるがな」

「ダンゾウ…俺はアンタを認めてない!」

サスケはダンゾウを認めてないと言う。ダンゾウは黙る。理由はわからんでもないな。そもそもペインがああなったのはダンゾウのせいだ。

「一ついいかしら?」

水影が質問してきた。

「なんだ?」

「何故…うちはイタチがいるのかしら?彼は犯罪者よ」

「…とある理由でな。イタチはうちは一族を滅ぼしたんだ。もっともな理由はそこにいるダンゾウだけどな」

「なんじゃと!?」

土影が驚愕の表情になる。

「ダンゾウ…悪いが俺はアンタは火影と認めてない。確かにアンタは上に立つ器だろう。しかし…タカ派でやり過ぎた」

「…そうだな。しかし…儂にはやるべき事が、成すべき事がある。だから、火影をやめん!」

まあそうだな。だから…悪いがアンタはまた根に戻ってもらう。

「儂を降ろす気か」

「アンタは縁の下の力持ちだ。アンタは火影から降りて代わりに今後の火影の為に影になるべきだ」

「それは困る。コイツは俺にとって必要だからな」

『『『『!!!』』』』

ダンゾウの後ろに暁の真の使う【うちはマダラ】が現れた。マダラ…うちは一族の創設者にして黒幕!

「初めましてだな。マダラ」

「久し振りだな。マダラ」

「イタチ、久し振りだな。サスケと創神リョウだな。創神リョウ…何故俺の名を…」

教えるかバカめ。…で?何しにきやがった。

「何…五影に用があってな」

「「「「何!?」」」

マダラは自分の計画“月の目計画”を話す。月の目計画…全ての尾獣を集めて真の尾獣【十尾】をマダラ自身に人柱力にして、月に万華鏡写輪眼、無限月読を使って全ての人間を幻術に掛けるという計画だ。
マダラは一尾と八尾と九尾を寄越せと言うが、ダンゾウを除いた五影は奴の野望を阻止すると宣言!それを聞いたマダラはここに第四次忍界大戦を開戦すると宣言した。

「悪いが…キサマの思い通りにはさせん!」
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