創造神の誕生(前) ―U―

□第43話 決戦!うちはマダラ
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マダラSIDE



状況は圧倒的不利!10万のゼツが数時間で半数以下!いや…もう約3万まで減った!まさか…連合の奴等がここまでやれるとは…完全に予想外にして誤算だ!
これもそれも創神リョウ!奴のせいだ!!奴の存在が俺の計画を狂わせた!うずまきナルト、うちは兄弟、現風影!情報によればこいつらはリョウに鍛えられたようだ。
おのれぇ!さらに俺は長門の輪廻眼を奪おうとした!なのに!長門の輪廻眼は封印されていて奪う事ができなかった!
これも創神リョウのせいだ!

「トビ…ヤバイゾ!コノママデハ、計画ガ実行デキナイ!」

わかっている!クソッ!どうする?そんな事を考えていると…俺の前にうずまきナルト、うちはサスケ。そして…俺の計画を狂わせたにっくき男、創神リョウが現れた!



リョウSIDE



俺達はマダラの近くにいる分身体のところに瞬間移動する。そこからマダラのところまで跳ぶ。マダラのお面は変わってないという事は…封印はうまくいったな。

「よう!マダラ…」

「創神…リョウ!!」

「その面を見ると…長門の輪廻眼を奪う事はできなかったようだなぁ!」

「!!…やはり、キサマの仕業かぁ!!」

ああ!貴様の事だ。長門の輪廻眼を奪う事は予想済みで原作で知った。だから…奪われない様に封印術を施したのだ。
うまくいって良かったぜ!あんまり自信はなかったからな。

「キ…キサマァ!!」

「うちはマダラ…貴様は俺を生かした事…見逃した事…そして、放棄した!そのせいで貴様の計画は失敗し敗北し…そして、貴様が死ぬ運命が決まった!」

「だまれ…」

「速めに俺を消せば、貴様の計画は成功しただろう」

「ダマレ…」

「だが貴様は…俺を舐めていた。貴様のその傲慢が、その侮りが、その自分こそが頂点だという驕りが…貴様を死ぬ道を進ませたんだ!」

「ダマレェェェ!!!殺す!キサマは絶対に殺してやる!!そして…そこにいる九尾!さらに一尾と八尾を手に入れて…月の目計画を実行してやる!!」

マダラは殺気を放ちながら俺を睨み付ける。さらにどす黒いチャクラが辺りを包み込む。そうはさせん!貴様を今日!今!ここで倒す!

「いいだろう!かかってこい!」

ああ!…っと、その前に忘れる所だったぜ。そこにいるゼツ…先ずは貴様から片付けてやる!!

「!!」

「白き雷!!!」

一瞬でゼツの前に現れてネギまの魔法、白き雷を無詠唱で放ち、ゼツをコナゴナに消し飛ばした。

「な…何ィ!?バカな…ゼツを…一撃で…!」

これでマダラ1人に集中できる。いくぞ!ナルト、サスケ!

「おう!」
「ああ!」

まずはナルトが仕掛ける。

「おりゃああ!!」

しかし…すり抜けた。

「なら…火遁・豪火球!!」

今度はサスケの豪火球が襲う。だが…

「ムダだ。俺には通用しない!」

やはり効かないか。そんなのは予想済みだ。だが…これではっきりした。奴の体が何故俺達の攻撃をすり抜けるのかが!
俺は白眼で奴を見ていた為、気付いた。

「サスケ…」

「ああ。リョウの予想が当たったな」

「?…何の予想が当たったんだ?」

「マダラ…貴様はチャクラと写輪眼の能力で体をすり抜かせたり実体化になったりするようだな」

「!」

そう…こいつはチャクラを使って体をすり抜けさしたり、実体化したりしていた。さらに写輪眼の能力を駆使してうまく使いこなす。

「…さすがだな。よく見破ったな。だが…たとえ見破ったとしてもキサマラでは俺に勝つ事はできない!」

バカめ…俺が何にも対策をしてないとでも思っていたのか?みせてやる!マダラ対策を!いくぜ!準備はいいか?

分身体1・森林…「準備完了!」

分身体2・川…「いつでもいいぞ!」

分身体3・平野…「始めるぞ!」

分身体4・荒野…「ああ!」

「「「「「実体結界(じったいけっかい)・存在幻陣(そんざいげんじん)!!」」」」」

術を発動すると、周りの色が淡い緑色になった。

「なんだ?これは…」

「すぐにわかる。ナルト!」

「おう!」

ナルトが証明してくれる。みせてやれ!

「ムダだ。俺には攻撃が効か…!?」

「うおりゃああぁ!!」

「ガハァッ!」

ナルトの右ストレートが奴の面にヒットした。うまくいったな!

「グッ…おのれぇ!」

「ハッ」

「ガハッッ!」

起き上がったところをサスケが跳び蹴りを食らわす。

「火遁・豪龍火!!」

「グアアァッ!」
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