創造神の誕生(前) ―U―
□第45話 戦国の世界へ
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リョウSIDE
さて…戦国BASARAの世界についたな。まず一言言いたい。
「寒っ!!」
寒い!ここは何処だ?最北端か!?魔力や気で体を温める。ふぅ…温まってきたな。さて…どこか村を探さないとな。
……………しばらく歩くと、村を見つけた。だが…村のあちこちから火の手が上がっている。襲われているのか!俺は急いでその村に向かう!
【いつき】SIDE
おら達の村が侍達に襲われただ!おらはハンマーを持って侍達を倒していくだ。村人達も鍬などの武器を持って戦うだ!
だけど、侍達は強くて数も多いだ。犠牲は増えるばかりだ。このままじゃ…
「うわああ!助けてけれえ!!」
しまっただ!村人の1人が侍に殺られるだ!間に合って!
「ぎゃああぁ!」
すると…突然現れた変わった服装した人が侍を斬って村人を救っただ。
リョウSIDE
村に着くなり村人が侍に斬られようとしていた。俺は闇魔刀を投影しつ侍を斬り捨てた。
「早く逃げな!」
「へ…へい!」
…逃げたな。む?侍供が集まってきたな。
「貴様!何者だ!!」
「貴様ら下衆供に名乗る名はない!」
「な、なんだと!!」
「構わねぇ!殺っちまえ!!」
『『『『うおおおおぉぉぉ!!!』』』』
侍供が一斉に襲いかかってくる。だが…ふん!
『『『『ガハアアアァァァ!!』』』』
遅い…俺は侍供を一瞬で全員殺す。火も消えた。この村はもう大丈夫だな。その時、村人達が来た。そしてこの村のリーダーいつきと会う。
「大丈夫かお嬢ちゃん?怪我はないか?」
「あ…だ、大丈夫だ。ありがとう!おら達の村を助けてくれて!なんてお礼を言ったら!」
「気にするな。力が無い者達を守るのは当然だ。それに…俺はあんな下衆供は嫌いだ」
「それでもおら達はおめえに感謝するだ」
そうか…俺はいつきの頭を撫でる。さて…どうしようか。このまま全国行脚をするか?それとも…よし!決まった。
「…なあ、もしよかったら俺をこの村に住まわせてくれないかな?」
「?いいだよ。何故だ?」
「実は…俺はいろんなところを旅していてね。そろそろ落ち着いた場所が欲しかったんだ。それに…」
「それに?」
「こんな小さな子を戦わせたくないからね」
「…うん!わかっただ!歓迎するだ!」
俺はこの村に在住する事になった。全国行脚するよりここにいて村を守っていたら必ず奥州のあの独眼竜が現れて来るはず。なら、それまで待てばいい。
「あ…そういえば君の名前を聞いてなかったね」
「そういえば忘れていただ。おらはいつきって名だ。おめえの名は?」
「俺は創神リョウ。よろしくな。いつき」
「よろしく頼むだ!」
俺はいつきと仲良くなった。