創造神の誕生(前) ―U―

□第50話 厳島での激闘!毛利家滅亡
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鶴姫SIDE



わたしの名は鶴姫!この瀬戸海を守る巫女です!しかし…最近、海賊やどこかの軍が海を荒らします!ここはわたしが何とかしなければなりません!
そこに…毛利と名乗る人が海賊を倒す為に協力してと頼まれました!わたしはもちろん了解しました!今、わたし達はその海賊を迎え撃つ準備をする為に厳島に来ています!

「姫様!海賊供が来ました!」

「来ましたか!わかりました!迎え撃ちます!」

「了解です!」

さあこい!このわたしがバシッと決めます☆



リョウSIDE



富嶽に乗り、厳島に近付く。敵の船が10数隻、こちらに接近してくるが…大砲で全部沈められる。

「野郎供!白兵戦の用意だ!乗り込むぞ!!」

『『『『兄貴〜!!!』』』』

「元親…伊予河野の奴等は殺さないでほしい」

「ああん?なんでだ?」

「理由はある。奴等は毛利に騙されている。奴等を生かして毛利の鼻を明かせばこっちの味方になってくれる筈だ」

「なるほどな」

「それに…毛利の事だ。奴は必ず俺達と伊予河野の奴等もろとも潰す気だろう。殺さずに逆に救えば、恩を売れるしな」

「…だっはっは!リョウ…アンタはやっぱ面白れぇな!いいぜ!その案乗った!」

元親は部下達に言う。部下達はもちろん了解してくれた。……沖に上陸した。

「いくぜ野郎供!」

『『『『おおおおお!!!!』』』』

「俺達もいくか!政宗!小十郎!」

「OK!」
「承知!」

富嶽から飛び降りて毛利軍の城?(社?)に突入する。兵士が襲ってくるが…

「Yeahaa!!」
「おらああ!!」
「大漁だぜ!!」
「はああ!!」

俺達があっさり倒していく。鶴姫の部下達は気絶させるに止める。門の前にたくさんの兵がいる。

「邪魔だ。獅子戦吼!!」

門ごと敵を吹っ飛ばした。進むと…道が左右に分かれていた。

「二手に分かれよう。俺は元親と右の道を!政宗と小十郎は左の道を!」

「承知した!」

「よっしゃあ!競争と行こうぜ!」

「面白れえ!独眼竜!どっちが先に着くか勝負だ!」

はぁ…まあ、いいか。いくぜ!

「「「おう!」」」

俺と元親は右の道を行く。やはり敵がわんさかいる。

「おらあ!三覇鬼!!」
「鬱屈!!」

たくさんの敵をあっさり蹴散らす。蹴散らしながらそのまま進んで門を開ける。すると前の門も開く。同時だったか。

「Ha!引き分けか」

「らしいな!」

「そんなことより…先に進むぞ!」

俺は門を開ける。広い通路を走る。少し進むと門がある。それを開けると…

「来ましたね海賊さん達!このわたし、鶴姫がバシッとやっつけます☆」

広い空間の中央に鶴姫が立ちはだかった。俺は鶴姫はあんまり好きなキャラじゃない。こうして正面から見るとなんだかイライラしてくる。

「おい。誰が相手をするんだ?いっとくが俺はNoだ」

「政宗様…」

「俺もだ。あんな小娘と戦いたくねえ」

「……仕方ない。俺がやる」

「むむ?もしかしてわたしを舐めてますね!後悔してもしりませんよ!」

鶴姫は矢を放つ。俺は紙一重で軽く躱す。

「む!わたしの矢を躱すとは…なかなかやりますね。でも…無駄ですよ☆」

鶴姫は連続で矢を放つが全て躱す。読みやすい矢だから簡単だ。

「むむむ〜!避けないでください!」

「魔神剣!」

鶴姫が矢を放つと同時に魔神剣を放つ。矢と魔神剣がぶつかり、矢が折れる。

「はえっ?」

「…ふっ!」

「ぐっ!?」

鶴姫が呆然としている間に接近して腹に柄で殴る。気絶しないように手加減する。

「くっ…女の子のお腹を殴るなんて…」

「これが刀だったらお前は死んでいたぞ」

そう言うが、鶴姫は騒ぐ。うるさいな。だから嫌いなんだよ。この世間知らずの小娘が。

「姫様をお守りしろ!」

『『『『うおおぉ!!!』』』』

鶴姫の部下達と毛利の部下達が攻めてくる。後ろから援軍の長曾我部の部下達もきた。迎え撃つ。この広い空間内で両軍が入り乱れる。
鶴姫は動けないのかその場でうずくまる。

「あ、兄貴!あれは!?」

長曾我部の部下の1人が前方に指を刺す。刺す方向を見るとそこには…巨大な鏡が。あれは…まさか!太陽が集まる!

「ヤバい!皆散れええぇぇ!!!」



毛利SIDE



捨て駒供と野蛮な海賊供が中心に集まる。好機!

「照日大鏡を起動させよ!海賊を焼き払え!!」

「はっ!」
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