創造神の誕生(前) ―U―

□第52話 突撃!大阪の陣
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リョウSIDE



大阪城から【石田三成】と【大谷吉継】…そして、豊臣兵約6万が出てきて安土城に行って数時間。

「情報だ。上手くいったぞ。石田三成と大谷吉継、さらに豊臣兵約6万が安土城に行き…たった今交戦したようだ」

「…そうか。これで大阪城にいるのは【豊臣秀吉】と竹中半兵衞…そして約6万の兵士だけになったという事だな」

「ああ。ところでもういいのか?体調は…」

「ああ…問題ない。もう回復している」

「そうか」

俺はある策を使った。その策とは…影分身で大阪城と安土城近辺にいた兵士達に変化して生き残った兵士を鼓舞して共に安土城を襲撃するというもの。
変化した数は約3万。かなりの数をだした為、ぶっ倒れかけるほどのチャクラを消費した。だが…別荘で作った仙豆で回復した。

「よし…まずは富嶽の大筒で大阪城を攻撃する。その後…奴等が混乱している時に俺達全員で大阪城に突撃する。さらに後方からカラクリ兵器を追撃する!どうだ?」

「OK〜!その策乗った!」

「この小十郎も異論はありません」

「某…卑怯な策は好きではござらぬが、民の為その策に乗るでござる!」

「俺様は旦那に付いて行くだけさ」

「俺もいいぜ!カラクリ兵器が使えるんだからな!」

「わしも賛成だ」

「俺もいいぜ!」

「おい達もよか!」

「我らも構わん」

「…よし。んじゃ元親、頼むぞ!」

「おうよ!野郎供!大筒と大砲の準備だ。狙うは大阪城!」

『『『『わかったぜ!!兄貴〜!!!』』』』

さあ!豊臣に竹中…今日が貴様ら豊臣軍の最後の日だ!



竹中SIDE



くっ…なんだ!?いったい…突然揺れ出した。それにこの音は!

「「「ははは…半兵衞様!」

「なんだ?落ち着いて報告するんだ」

「ちょ、長曾我部軍からの砲撃です!!」

な、なんだと!し、しまった。まさかこんな時に攻めてくるなんて…僕は秀吉に顔を向ける。

「秀吉…」

「ふん…小鬼めが。小癪な真似を」

「半兵衞様!長曾我部軍が攻めてきます!カラクリ兵器を持ち出して!し、しかも…徳川軍に雑賀衆…そ、それに武田騎馬隊に最南端連合まで…」

「な…なんだと!!?」

バカな…奴等、いつの間に手を組んだ?しかも…まさか徳川軍まで。裏切るとは…

「秀吉。僕が出る。君はそこにいてくれ。必ず奴等を仕留めてみせる!」

「…うむ。半兵衞よ。頼むぞ」

「任せてくれ!」

僕は秀吉の部屋から出て準備をする。豊臣軍の強さ…魅せてあげるよ!



リョウSIDE



「チェストー!!」
「ぬおおお!!」
「だあああ!!」
「ゆけ!我らの力を見よ!」
「!!!」“ギュイイィィン”
「俺様も頑張っちゃうぜ!」

今、俺達は大阪城に突入中!島津らなどの強い武将や巨大なカラクリ兵器が豊臣兵供を蹴散らしていく。敵もカラクリを使うがこっちは改良されている為、かなり強力だ。
加えて…相手は約6万。こっちは約12万。兵力差は半分。こっちが圧倒的有利だ。本当なら同じ数な為、互角の戦いをする筈だった。
だが…俺は今後の事を考えて、圧倒的に被害を最小限にする為に策を使った。半兵衞も今頃慌てているだろう。

「よし!このまま豊臣の所まで行くぞ!」

『『『『『『うおおおおぉぉぉ!!!』』』』』』

全員が雄叫びをあげて突撃する。先頭は俺と政宗と小十郎と幸村と元親と慶次と家康だ。

「あの門をくぐればいよいよ内部だ!」

もう少し…!俺達は止まる。門の前に竹中半兵衞と数10名の兵士が立ちはだかった。

「そこまでだよ。…?!まさか、君がここにいるなんてね。慶次君」

「半兵衞…」

「慶次君…君はいったい何しにきたのかな?」

「半兵衞…俺達は秀吉をぶん殴りにきた!」

「ふふ…無駄な事を…」

ふん…ゲームのステージ通りだな。しかし…やはり慶次は少し辛そうな感じだな…一応、友達だからな。

「それにしても…まさか本来ならここにいない将までここにいるとはね。奥州の独眼竜にその右目、甲斐の若き虎に西海の鬼…?君達2人は誰だい?」

誰だ?と言われたのはもちろん俺と家康である。まずは家康が挨拶する。

「お久し振りです半兵衞殿。わしです。徳川家康です」

「?!い、家康君だと!?ほ、ほんとに君なのかい?何故成長しているんだ?」

「それを貴様が知る必要はない」

「ん?…君は誰だい?」

「俺の名は創神リョウ。ま、覚える必要はない。どうせ貴様はここで死ぬんだからな!」
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