創造神の誕生(前) ―U―
□第65話 キャスター陣営同盟!新たな仲間
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リョウSIDE
次の日の朝、今日は日曜日。いつもは早く起きるが、今日は朝9時に起きて皆で朝食を食う。大河は先生な為、学校に行く。
10時に士郎と桜と遠坂は出掛けた。俗に言うダブルデートだ。詳しくは知らないがイリアからの情報では遠坂が士郎を衞宮じゃなく士郎と呼ぶようになったと聞いた。
俺はすぐに理解した。要するに遠坂は士郎に恋したって所だろう。しかし…桜も士郎の事が好きだからな。姉妹そろって士郎に好意を持つか。
だが…士郎は鈍感だからな。気付く確率は低いな。告白しない限り2人の好意には気付かないだろうな。頑張れ!遠坂に桜!
気付け…そして頑張れ士郎!
「ふぅ…平和だな。ほんとに聖杯戦争をしているのか疑問に思うな」
「ええ。でも…私はこの平和は嬉しいですね」
俺とライダーは縁側でお茶を飲む。ライダーはランスロットと道場で組み手をしている。ディルムレッドは庭で素振りしている。
アーチャーはキッチンで料理している。イスカンダルは部屋でゲーム。
「しかし…この静かな時が何かの前触れな感じがします」
「ああ…そうだ。この平和は大きな出来事が起こる前触れだ。だが…それは俺達にとって有利な出来事だ」
「?それはいったい…」
「ようリョウ!勝負しようぜ勝負!ゲームで勝負だ!」
ライダーが言おうとした時、イスカンダルがテレビゲームの勝負を仕掛けてきた。ふぅ…
「ライダー…これはまだ秘密。いいだろうイスカンダル。また俺が勝たせてもらう」
「はい…」
「なにおう!今日は負けねぇぜ!絶対に我が勝つ!」
「で?何のソフトで勝負だ?」
「ふ…これよ!」
出したのはPS3のドラ○ン○ールZレ○ジング○ラスト2。フッ…いいだろう。受けてたとう!イスカンダルとゲームをする。
俺はメタ○ク○ラ、イスカンダルはブ○リーを使う。…数分後、アルティメットブラストが決まれ俺の勝ち。
「ぬおお!また負けた〜!」
「ふはは!俺の○タル○ウラには絶対に勝てん!」
「ええい!ならば別のゲームで勝負だ!」
「いいだろう。結果は見えてるがな」
その後…イスカンダルとマ○オカー○にス○ブラなどの対戦ゲームをしたり。イリアやライダーとともにポケ○ンの交換をしたり。
セイバーとランスロットとディルムレッドの3人と勝負をしたりして夕方まで過ごした。夕飯時…俺はある提案を話す。ちなみに…大河は他の先生達と晩飯を食べに行っている。
「皆聞いてくれ。今夜、柳洞寺にいるキャスター陣営を攻略する」
「「「…はあああ!!??」」」
「ちょ!いったいどういう事よ!?」
「そうだぜ!何でいきなり!」
「何か考えているのね。リョウ」
イリアの言う通りちゃんと考えている。しかもランサーとの約束っていうか答えを聞かないとな。
「そろそろキャスター陣営を攻略しないとたくさんの死者がでる。これ以上増やす訳にはいかない。その為にもキャスターを何とかしないとな」
「…確かにそうですね。これ以上は…」
「けど、どうするの?門にはアサシンがいるのでしょ?」
「あいつは俺が何とかする。上手くいけば俺のサーヴァントになってくれる筈だ」
「なんですって!?」
「どういう事だリョウ?」
「一応…俺のサーヴァントにならんかって誘ったからな」
「でも、不可能じゃない?そうするならマスターをどうにかしなきゃ」
そう…普通は不可能だ。だが…俺にはアレがある上に上手くいけばキャスターも仲間になってくれる筈。キャスターの目的も知っているしな。
「問題ない。マスターの方も上手くいけばな。さて…今夜だ。準備しとけよ」
『『『了解(おう)(はい)(ええ)!!』』』
……夜、俺達は柳洞寺に移動する。この石段を上れば…ん、来たな。
「ほぅ…そなた等であったか」
「よう。アサシン…いや、佐々木小次郎か」
「できれば佐々木小次郎の方で呼んでくれぬか?二日ぶりか…創神リョウ。再戦か?我は構わんぞ」
「その前にアンタに提案があるんだが」
「提案?」
「ああ。俺のサーヴァントにならんか?そうすれば俺や他のサーヴァント達と何度も戦えるぞ。どうだ?」
「ふむ…それは魅力的だが、残念なから我はすでにあの女狐のサーヴァントゆえ、無理な事…」
「その女狐のサーヴァントから俺のサーヴァントになれると言ったら?」
「何?」
俺は少し笑う。乗るか乗らないか…どっちだ?
「…可能か?」
「できる」
「どうやってだ?」
「コレを使ってな」