創造神の誕生(後)

□なのは編 第1話 リリカルなのはの世界へ
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リョウSIDE



…………ふぅ…どうやら無事に到着したようだな。ん?なんだ?随分目線が低いんだが……あれ?

「な、なんだこりゃあああ!!」

せ、背が縮んでやがる!しかも年もだ!いくつくらいだ?調べてみるか。……………どうやら3歳まで下がったようだ。
どうしようか。このままここにいてもしょうがないし。……しゃあない。今回は野宿かな?

〔マスター〕

「なんだ?バサラ」

〔大創造神からマスターに通達が〕

大創造神から?なんだろう。聞いてみるか。

『聞こえておるか?これを聞いておるなら上手く世界に到着したようだのぅ。この世界ではまず無印編から進んでもらう。その為、お主の外見年齢と身長を下げさしてもらった』

大創造神のせいか。確かによく考えれば原作キャラと接触するなら同い年がいいだろうな。

『そして…お主の住む場所だが、バサラに住む場所をインプットさせておいた。バサラに聞くとよい。最後に一つ。最近妙な事が起こっておるのじゃ。それが何なのかワシにも分からぬ。お主なら大丈夫だろうが…十分に注意するのじゃ。以上じゃ。それでは…頑張るのじゃ!』

随分と大盤振る舞いだな。まあ…助かるな。この年になっちゃあ野宿なんかしたらヤバいからな。だったらバサラ〔居住場所はここです〕
…さすがは俺の相棒になるデバイスだ。よし…行くか!…………ここか。どう見ても高級マンションだな。なんか見た事あるマンションだ。
…ああ。思い出した。ここは無印編でフェイトが住むマンションじゃん。…まぁ、入らないとな。ここか。最上階でもっともいい所じゃねぇか。
いくらなんでも限度か……もういいや。とにかく入る。

「あ…お帰りなさい!リョウさん」

「お帰り!リョウ」

…痛ツゥッ!床にデコをぶつけちまった。ってか今の声は…なんで……

「なんでお前達がここにいるんだ!ナルトとヒナタ!」

「それはちゃんと話してやるから落ち着け」

「まずは深呼吸よ」

あ、ああ。ス〜ハ〜ス〜ハ〜……よし。落ち着いた。

「さて…聞こうか。なんで2人がここにいるんだ?」

「実は、大創造神に頼まれてな。お前が3歳になるからその保護者役になってほしいってな」

「他にも立候補者がいたんだけどジャンケンで勝って私とナルトになったんです」

なるほどな。確かにこんな高級マンションに1人で住んでたらおかしい上に怪しまれるよな。それなら、保護者役がいても問題ない。

「しかし、疑問に思ったんだが。金はどうすんだ?」

金なんかないに等しいからな。どうすんだよ。無一文でここに住むのか?どっかのバイトとかして金を…

「あの…リョウさん。大創造神様にこれをもらってまして」

ヒナタが差し出したのはトランクだ。しかも一つじゃなくていくつも。?なんだこれは…?開けてみるか。
……………………………ワ〜サツタバガトランクニギッシリハイッテヤガル。

「……って!なんだこの大金は!!」

おかしいだろ!なんだよこの大金はよ!どうみたって百万を軽く超えてるぞ!数えてみる…………い、いいいい一億だと!?
ちょっとまて!残りのトランクもか!?なんでこんなにあるんだ!?何故!?わからない!

「あの〜リョウさん。これ…大創造神様から」

手紙?…何々?…え〜『これは前まで行ってた世界のお金をこっちで使えるようにしたものじゃ。あとは少しばかりのお金じゃ。大事に扱うのじゃぞ』
…………え?つまりこの大金は、俺が今まで行ってきた世界の金だというのか!?こんなにあったのか!…確かにあんまり金を使ってなかった。けど、まさか…

「こんなにあるとはな。さすがはリョウだってばよ!な!ヒナタ!」

「ええナルト」

おいナルヒナ!2人でいい雰囲気になるな!こっちは困ってんだ!いくらなんでもこんなに大金は!

〔諦めましょうマスター。今はこれからどうするのかを決めましょう〕

バサラ……そうだな。今はそんな事を気にしてる場合じゃないな。さて…どうするか?できれば原作キャラと出会いたいな。
大創造神がイヤな予感がすると言ってたからな。原作キャラに会ったほうがいいな。管理局には会いたくないがな。

「リョウ」

「なんだ?ナルトとヒナタ」

「広告のチラシにこんなのがあったんだが」

ん?……翠屋アルバイト募集?なんだと…こんなあっさり原作キャラに会えるのか?これを普通なら運命と言うだろうな。
どうしようか?これを利用する手はないな。

「行くんだろ?俺達はここでバイトをしようかと考えているからな」
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