創造神の誕生(後)
□なのは編 第2話 家族の素晴らしさ
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リョウSIDE
なのはを俺ん家に泊まる事が決まった。まずは夕飯だな。ヒナタが料理を作ってる間に俺はなのはと一緒に遊ぶ。
玩具で遊ぶ事くらいしかできないけどなのは満足なようだ。俺はそういう遊びは好きじゃなかったから一生懸命に笑った顔をしなきゃならなかった。
おかげで顔が引きつってしょうがない。
「ご飯できましたよ〜!」
1時間と30分後、ご飯ができたようだ。ヒナタの飯は美味いからな。楽しみだ。
「今日はハンバーグにしました。なのはちゃんはハンバーグ好きかな?」
「だいすき!」
「よかったわ。それじゃあ手を合わせて…いただきます!」
「「「いただきます!」」」
あ〜ん…モグモグ…うん。やっぱりヒナタの飯は美味い!なのはもパクパク食べてり。
「なのはちゃん。美味しい?」
「はい!とてもおいしいです!」
「そう?よかったわ」
元々ヒナタとメイドと他の女性4人が俺達に料理を振る舞ってたからな。そりゃあ美味いさ。ヒナタは料理の才能がぴか一だ。
ナルトは特に幸せ者だな。
「「ご馳走さまでした!」」
「ごちそうさまでしたー!」
「うふふ…はい、お粗末様でした」
ナルトとヒナタが食器を洗ってる間に俺となのははまた遊ぶ。今度は俺の世界から持ってきたゲームを使って遊ぶ事にした。
主に誰でも遊べるWi○と3○sを持ってきている。他のもあるが、これだけで十分だろう。なのはは見てるだけで、俺がまず手本をみせてから一緒に遊ぶ。
なのはは女の子でも楽しめるゲームがお気に入りのようでやっててこっちが疲れてきた。調べてみたのだが、このゲーム機2機はこの世界にはないようだ。
だからなのはには俺しかなく世間にはないたった一つのゲーム機だと言っておいた。そういうとなのはは羨ましがっていた。
2時間後、風呂が沸いたので風呂に入る。ただ…
「何故…なのはが俺と一緒に入ってるんだ?」
「だって…リョウくんといっしょにはいりたかったんだもん」
いやいや!いけないって!いくら俺が数百歳だといってもこれではロリコンだろうが!ナルトとヒナタは入ってこなかったが、何故かニヤニヤした笑みで俺を見捨てやがった!
クソ!どうする?
「だめ?」
うぐっ!そんな上目遣いで涙目の悲しい表情するな!俺の良心が傷付く!こんな表情を変態どもが見たらテンションが上がって変態行動を取るだろうな。
だが…俺は変態ではなく常識人だ。そんなアホな行動はとらない!ただ…このままつっぱねたら絶対になのはは泣く。
仕方ない。
「わかったよ。一緒に入るからそんな悲しい表情をしないでくれ」
「!うん!」
やれやれ…なんか入る前に疲れてきた。さっさと入って疲れをとって癒されよう。風呂から上がり、パジャマに着替える。
なのはは俺のもう一着のパジャマを貸してやる。なのはは欠伸をして眠たそうだ。
「そろそろ寝るか?なのは」
「うん…リョウくんは?」
「俺はまだ起きてる。まだ眠くないからな」
「リョウくんと一緒に寝たい。一緒に寝よう?」
さっきの話を聞いてましたかなのは。俺はまだ起きてると言ったんだがな。なのにもう寝ようだと?しかも一緒に?
さすがに問題あるぞ。どうする?何とかして眠らさないと…必死に必死に思考を巡らせる。
「寝よ?」
やめて!裾を握らないで!上目遣いで見つめないで!俺のライフはもう0だ!畜生!……諦めるしかないのか。
「わかった。わかったよ。一緒に寝よう」
「うん!」
はぁ…俺はなのはと一緒に寝る事になった。なのはは俺の横でスヤスヤと眠り、裾を掴んで離さない。おかげで俺は布団から出れない。
諦めて俺は目を閉じる事にした。ちなみに俺が寝たのはバサラが言うには真夜中の2時頃だったらしい。
朝になり、なのはも俺も目を覚ました。なのはの着替えはヒナタに任せて俺は自室で着替える。着替え終えた俺はなのは達と一緒に朝食を食べる。
朝食のメニューは食パンとスクランブルエッグにソーセージにサラダとオーソドックスな朝食だ。
「おいしいです!」
なのはは美味しいと言いながら朝食を食べる。食べながらこの後どうするなか考える。できればなのはの父親士郎の怪我を治療したいな。
ふぅ〜む…どうするか?……俺だと怪しまれるから、ナルトとヒナタに任せるか。まずは昨日の気になってたって事にして士郎の事を聞くか。
「ねぇなのは」
「ふえ?」
「昨日、気になっていたんだけど、なのはのお父さんがいなかったね。どうしたの?」
「……」