創造神の誕生(後)
□なのは編 第6話 いざ温泉へ
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リョウSIDE
なのはがフェイトと初対面して三日が経った。今日はなのはとアリサとすずかの家族一堂と一緒に温泉に行く事になった。
もちろんナルトとヒナタも一緒にだ。車に乗り込み出発したのだが…
「何故こうなった」
「にゃはは…」
「ちょっと!あたし達が一緒じゃいやなの!?」
「いや、そう言う事では…」
「だったらいいじゃない」
はぁ〜…俺は士郎が運転する車に乗ったのだが両隣にはなのはとアリサ、そのアリサの隣りはすずかが座っている。
なのはとアリサは俺に抱き付いてくるんだよな。そのおかげで後ろの車に乗っている恭也からの殺気がビシビシ感じてんだよな。
怖くはないのだが、胃がムカムカしてしょうがない。士郎もなんとか言ってくれ!頼む!
「ふふっ…アナタいいの?なのはがあんなに引っ付いてるわ」
「リョウなら大歓迎さ。リョウならなのはを幸せにできそうだらね」
「そう言う事だからなのは。もっとくっつきなさい!」
桃子さん!煽らないでください!ぐはっ!さっきよりも強くくっつかれてるよ!アリサも対抗するようにくっついてくるし!
すずかはすずかでブツブツ言ってて怖ぇよ!恭也からの殺気もさっきよりも強くなりやがった!はぁ…厄日かもしれん。
3人から好意をもたれてるのは知っているが、さすがにきつすぎる!………やっと旅館に到着した。あ〜〜〜…疲れた。
俺は部屋に入るのだが…
「何〜故〜こうなる」
「部屋、リョウ君と一緒だね!」
何故かなのは達3人と一緒の部屋になった。もう諦めの境地だよ。さっさと風呂入ろう。男湯に行こうとしたらユーノから念話がきた。
〔助けてリョウ〜!〕
ああ…そういえばユーノは男の子だったな。このままだと淫獣扱いにされるな。仕方ない。
「ほれなのは。ユーノは俺と一緒に入るから渡してくれ」
「え?ユーノ君はわたし達と一緒に入るの」
「あのな。ユーノは雄だぞ。いくら動物でもさすがにな」
「でも…」
このままだとじり貧でこっちが負ける。最悪ユーノを見捨てるしかない。別にユーノが淫獣と言われても構わないがさすがに同じ男としてはな。
「だ…だったらわたし達と一緒に入ろう!」
は?なに言ってんのこの子!そんな事を言ったら恭也が…っていねえし!だ、だったら他の人達に!
「わたしもリョウ君と一緒に入りたいかな」
すずかぁ〜〜!お前もかい!アリサ!頼む!アリサが最後の砦だ!
「なに言ってるのよ!さすがにそれはマズいわよ!」
ナイスだ!その調子で2人を抑えてくれ!
「大丈夫だよ。ほら…ここに書いてあるでしょ?」
すずかが指差したところを見ると張り紙が。俺達はそれを読む……グハッ!それはまずい!11歳までどっちの湯にも入れると書いてある。
ヤバいじゃねぇか!このままじゃ、マジで入れられてしまう!
「えへへ…これでリョウ君も一緒に入れるよ!」
「なな、なに言ってるのよ!いくらなんでもダメよ!」
「アリサちゃんはリョウ君と一緒に入りたくないの?」
「うえっ!えっと…その……」
あかん。完全になのはとすずかの口車に乗せられてるよ。入れられるよ。今のうちにユーノを連れて男湯に入る。
「…わ、わかったわよ。あたしだってリョウ君と一緒に入りたいわよ!」
「決まりだね。じゃあリョウ君。一緒に…ってアレ?リョウ君がいない」
「本当だ。どこに?」
「リョウ君ならさっき男湯に入っちゃったわよ。ユーノを連れて」
「「「えぇ〜〜〜!」」」
裸になり湯船に浸かる。ふぅ〜…いい湯だな。癒される…ユーノは桶に入ってるお湯に浸かっている。その近くには士郎と恭也も浸かっている。
〔それにしても助かったよリョウ〕
〔気にするな。あのままだったらユーノは淫獣扱いになってたからな〕
〔淫獣?〕
気にするな。体も髪も洗い、またゆっくり湯船に浸かる。
「ふむ…君の体を初めてみたが9歳にしてはなかなかの肉付きだね。よく鍛えているね」
「どうも」
「それもナルトのおかげかな?」
違うのだが、まあ一応頷く。ちなみにナルトは混浴の方に行き、ヒナタと一緒に入るようだ。
湯から上がり、ユーノを肩に乗せてコーヒー牛乳を飲み終えそこらへんをブラブラする。10分後、なのは達を探すとなのは達がオレンジ髪の女性に絡まれていた。
あれはアルフだ。アルフは人型にもなれるのだ。それにしてもアルフよ…それは警告でもなければガン付けでもないぞ。
あれではただの酔っ払いの絡みだ。仕方ない。