創造神の誕生(後)

□なのは編 第8話 プレシアとアリシア親子
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リョウSIDE



フェイトと和解って言っていいのかな?を果たして次の日、フェイトとアルフはこれから実家?時の庭園に行こうとしているようだ。
俺も興味があるので行っていいのか聞くと、許可をもらった。これであの女に会えるな。

「次元転移。次元座標、876C4419……」

長い…この座標がやたら長いわ。まあ…これを覚える必要は無いがな。お、光に包まれた。出発だな。さ〜て行きますか!時の庭園へ!
ちなみに学校は分身体に行かせてある。修行の方とはやての方も分身体に任せる。


やってきました時の庭園。なんとも不気味さが漂う場所だな。正しく悪役のお城だな。早く周りたい気分だな。

「フェイト。悪いけど俺はけ場所を探索していいか?」

「え?いいけどここは広いから迷うよ」

「大丈夫。フェイトの魔力はサーチャーできるようにしバサラにここの地形を記録するから問題なし」

「そう…なら、気をつけてね」

さてっと、探索しますか。俺はフェイトとアルフと別れてこの時の庭園の探索をする。かなり広いからいろいろ見て周る。
……………すごいな。こんな広いところをかつてはたった4人で住むなんて程があるぞ。記録するにはしたけど…あんまり必要無いんだよね。

〔そろそろ戻りましょうか。フェイトが待っています〕

だな。さて、フェイトの魔力は……!!

〔マスター!フェイトの魔力が!〕

わかっている!フェイトの魔力が減っている。俺は急いでフェイトの場所まで駆ける。かなりデカい扉の前でアルフが怯えや怒りや悲しみを抱きながら膝を抱えて座り込んでいる。

「アルフ!」

「リョウゥ…フェイトを、フェイトを助けてやってくれよ!あの鬼ババが、フェイトを!」

わかっている!俺は目の前の扉を無理矢理ぶち壊す!扉は吹き飛び、土煙が包まれ…晴れると鎖で縛られ叩かれた跡が痛々しいフェイトとその手に鞭を持った女性が前方にいる。
この女が【プレシア・テスサロッサ】か。俺は高速移動でフェイトに接近し鎖を斬り、抱き抱えてアルフのそばに高速移動で戻る。

「誰かしらアナタ」

「…創神リョウ。フェイトの友だ」

「ふん。人形の友?笑わせないで」

フェイトの容態を見る。……うん、この程度ならヒナタの掌仙術で治せる。

「リョウ…」

「もう大丈夫だ。アルフ、フェイトを連れて帰りな。母さんが治してくれる」

「アンタは?」

「俺は…ちょっとこの女に用がある」

俺はフェイトとアルフの前に立ちプレシアを睨む。速く行けアルフ!フェイトを!

「…わ、わかったよ。気をつけろよ!」

そう言い、アルフをフェイトを連れてこの場から去った。さて、始めようか。フェイトをプレシアをハッピーエンドにするための交渉を!



プレシアSIDE



私はいつものように出来の悪い人形(フェイト)を鞭で叩く。人形は謝り続けるけど私は容赦無く叩く。
そんな時、扉が吹き飛んだ。突然にびっくりしたわ。扉の前に少年がいた。年齢や背丈からいってこの人形と同い年かしら。
そこにいる人形の駒がいるって事はこの駒が呼んだのかしら?私が瞬きした瞬間、いつの間にか少年の腕に人形が抱かれていた。
私は横を向くと鎖が斬られた跡があった。なんなのこいつ…どうやただのガキじゃないようね。人形の駒が人形を連れて去った。
残ったのはこのガキのみ。いったい何の用かしら?

「プレシア・テスサロッサだな。俺は創神リョウ」

「へぇ…私の名前を知っているのかね?」

「まあな」

「それで?その私に何の用かしら?」

「アンタと交渉したくてな」

交渉?どういうつもりかしら?悪いけど、話す事なんて何もないわ!私はこのガキ、リョウに雷魔法を放つ。しかし、このガキは私の魔法を躱した!まさか私の魔法を躱すなんて。

「いきなり攻撃とはな。せめてフェイトとの関係は?くらい聞いたらどうなんだ?」

「そんなの興味無いわ。人形との関係なんて」

「人形…ね」

そう人形よ。私がそう言うとガキの目は少し鋭くなった。

「…今は交渉が先だな。と、その前に交渉場所を変えようか」

私は交渉するとは言ってないのだけど。ガキは移動を開始しある壁に手を添える…!!そこは!ダメよ!そこに入らないで!
あのガキはあの娘が隠れてある隠れ通路を通って行った!いけない!私はあとを追う!追うと私の娘【アリシア・テスサロッサ】が眠っているカプセルにあのガキが触れようとしていた!

「私のアリシアに触らないで!!」
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