創造神の誕生(後)

□なのは編 第11話 海上決戦
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リョウSIDE



管理局とコンタクトをとって次の日、俺はなのはとユーノとカス1と一緒にアースラに行き会議室に入る。リンディやクロノとカス2が椅子に座ってるな。
なのはとユーノは緊張してるのか表情が固い。俺とカス1はいつも通りだ。

「……というわけで本日をもって、本艦の任務はジュエルシードの回収に変更されます。また、今回は特例として問題はロストロギアの発見者であり結界魔導師でもあるこちら

「はい!ユーノ・スクライアです!」

ユーノは緊張した面持ちで立ち上がり、自己紹介する。

「それから彼の協力者でもある現地の魔導師さん3人」

今度は俺達の紹介か。

「た…高町なのはです!」

なのはもユーノ程ではないが緊張した面持ちで自己紹介する。それを見たクロノが顔を少し紅くしながら見る。それに気付いたカス1がクロノを睨み付ける。
それも一瞬だったがな。

「神谷ケン!よろしく頼むぜ!」

カス1はカッコつけながら言う。

「…創神リョウ」

「彼等が臨時局員となって事態にあたってくれます」

「「「よろしくお願いします!」」」

俺達は頭を下げて挨拶する。俺達は臨時局員となった。






〔…………マスター。データ算出できました。やはりあのジュエルシード輸送の事故は偶然ではなく管理局の上層部の一部の仕業のようです!〕

〔そうか。バサラ、プレシアの事件の真実を調べられるか?〕

〔整理してみないとわかりませんがやってみます〕

臨時局員になって数日が経った。ジュエルシードの反応を見付けたようなので俺達は出撃する事になったのだが、分身体に行かせて本体の俺のカモフラージュをしながらアースラに残る。

俺はある部屋でバサラにハッキングをさせ、ジュエルシード輸送の事故とプレシアを調べる。やっぱり輸送は管理局の仕業だったか。
それにしても、その割には何故来るのが遅かったのか?やはり人員が少ないんだろうな。やれやれ、管理局は信用できないな。

〔マスター完了しました。資料通り一部の上層部が行なった事件です〕

ご苦労様。これだけ材料が揃えば十分だ。……む、どうやらなのは達が帰ってきたようだ。分身体と交代しないとな。
どうやらうまくジュエルシードを封印できたようだ。フェイトは大丈夫か?最近体調がおかしかったからな。心配だな。



なのはSIDE



ジュエルシードを封印してさらに数日が経った。それからは全くジュエルシードが見つからないの。ほとんどが外れ。

「今日も外れだったね」

「そう簡単には見つからないさ。フェイトが見つけてる可能性があるな」

フェイトちゃん…今、どうしてるのかな?

「ちょっといいかな?」

「ん?なんだ?」

そこにクロノ君が来たの。どうしたの?

「あの時いた金髪の魔導師の目的を知ったいるか?」

フェイトちゃんの目的?そういえばフェイトちゃんの目的ってなんだろう?

「知らないの。リョウ君は?」

「いや、俺も知らない」

「そうか。済まないジャマしたね」

クロノ君は食堂を出たの。フェイトちゃん、いったい今頃どうしてるのかな?

「なのはにユーノ、ここまで探したのに見付からないなんてな」

「確かに。いったい残りはどこに…」

残りは6個…どこにあるんだろう?もしかして地球にはないのかな?

「………もしかしたら」

「リョウ。どこにあるのかわかったのかい?」

「一つだけ、探してない場所がある。それは…海中だ」

海中?つまり海だね。つまり残っているのがある場所は海の中って事かな。でも、海の中は広いよ。そんな中からジュエルシードを見付けるなんて不可能に近いよ。

「さすがに不可能ではないか?海中なんてこの惑星はかなり広いよ!」

「……一つだけ手がある。それは無理矢理ジュエルシードを発動させるんだ。そうすればジュエルシードが現れるだろう」

「なにを言ってるんだ!そんな事をすれば大半の魔力を使う!無謀に近いよ!」

「確かにな。だが、こんだけ見付からないんだ。もし、焦ってたりすると?」

わたしはリョウ君とユーノ君の会話を聞き少し顔色を悪くするの。もし、フェイトちゃんが無理矢理ジュエルシードを発動させたら…フェイトちゃんは!そんな時、警報がなったの!

『エマージェンシー!海上にてジュエルシードの発動を確認!さらに金髪の魔導師も確認されました!至急臨時局員達はブリッジに集まってください!』

ジュエルシードの発動とフェイトちゃんの出撃!まさか…
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