創造神の誕生(後)

□なのは編 第17話 はやて家へお泊まり…そして闇の書起動
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リョウSIDE



無印編が終わって数週間が経った。俺は久し振りに図書館に寄る。ほとんど分身体に行かせてたからな。それにしてもなのは、マジで怖かったな。
こんなに恐怖を覚えるとは思ってなかったな。図書館に入りいつも座るテーブルにはやてがいた。

「遅いでリョウ君」

「悪い悪い。少し寄り道をしてな」

はやてはいつも会っているが、本体である俺は久し振りだな。俺とはやては本を読みながらわからない漢字は俺が教える。
もう夕方になってきたな。

「な、なぁ。あんな…明日、わたしの誕生日やねん」

「ん?…ああ。そういえばそうだったな」

そう、実は明日はやての誕生日だったな。これを知ったのは三日前に分身体が知り、情報に入ったのだ。それで何故かはやてが決める事になってしまった。
とうやらなにするか決まったようだ。なにを願うんだ?

「えっとな…あぅ…」

はやての奴、顔がめっちゃ赤いぞ。いったいなにを願うんだよ。なんかイヤな予感がプンプンするんだが。

「…わたしの家で一緒にご飯を食べてほしいんや」

は?これだけ?イヤな予感をしたわりにはかなり安いな。これならいくらでも叶えてやるぞ。

「いいぞ」

「ほんま?」

「ほんま」

「ありがと!ほんならさっそく買い出しや!実は買うもんは決まっとんや!押してやリョウ君!」

やれやれ…ちゃっかりしてるな。わかりましたよ。この場合気の聞いたセリフを吐ける人に言わせればお姫様だな。
俺ははやての車椅子を押して買い物をする。材料を見る限りちょっと豪華なカレーのようだ。買い物を済ませてはやての家まで歩く。
はやての家に到着し入るとキッチンに移動し調理を開始する。俺も手伝い一緒に料理をする。互いに料理できるからかなり美味しいカレーができるな。

「できたな。それじゃあ手を合わせて…」

「「いただきます!」」

一口食べる。…美味い。これはいけるわ。

「美味いな。リョウ君料理上手いな。作った時に思ってたけど慣れとるな」

「まあ、家事くらいはな」

料理くらいはな。時間が掛かる料理はイヤだがそんなに時間が掛からない料理は得意だ。全部食い終わり、食器を洗う。

「そういえばリョウ君。わたしの誕生パーティーなんやけど、どこでるん?」

そうそう…言い忘れていたがはやての事はなのは達に教えている。実ははやての誕生日パーティーを何処でやろうかと言ったら翠屋でやることになった。
それにしても、はやてが女子だと言ったら何故がものすごい目で見られたな。なのはとアリサとアリシアはめっちゃ怒ってたし、すずかとフェイトに至っては笑いながら黒いオーラを発していた。
あの大人しい2人が黒いオーラを発した時は本気で怖かったな。死を感じた。

「ああ。翠屋ってところでやることになった」

「翠屋ってあの有名な喫茶店やん!なんでそんな所を!」

「うちの両親がそこで働いてて、クラスメイトにその店の子が友達でな。貸し切りにしてくれたんだ」

「そうなんや…」

あれ?さっきまで嬉しそうな表情だったのになんで今不機嫌になってんだ?

「ちょっと気になったことがあってな。なぁ…その誕生パーティーに参加するのは女子ばっかりか?」

「は?」

「翠屋の子って女の子やろ?」

「えっと…」

「どうなん?」

はやて怖ぇよ。しかもなんか勘が鋭い。こりゃあ話したほうがいいな。

「あ、ああ。そうだが」

「そうなんや。それでリョウ君の友達って全員女子なん?」

「ああ。そうだが…はやても女子の友達がいいだろ?」

「それはそうやけど…そうか。わかったでその子達とお話しなかあかんな」

ヤバい…ヤバい!明日俺死ぬかな…あと…覚えておく必要はないんだがカス1は学校では行方不明扱いにされた。
ほんとは死んだんだがな。カス1は行方不明に女子陣は悲しんだ。なのは達は除くが。男子陣も多少は悲しんだ。

「さて…そろそろ帰ろうかな」

「え?もう帰るん?」

ああ…そろそろ帰らないとナルトとヒナタが待ってるからな。まぁ、心配されてないけど連絡してないからな。

「それじゃあ…ん?どしたはやて」

はやてが俺の服の裾を掴む。………なに?

「…泊まってくれへん?」(ボソッ)

「?なに?よく聞こえなかったんだが…)

「今日…わたしの家に泊まってくれへん?」

……はい?泊まって?いやいやいや!おかしいでしょ!なんでそうなるの?理由を教えてくれ!マジで!

「どうしてよ?」
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