番外編

□予告編 創造神の誕生 〜ISな外伝〜
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それは偶然にしてたまたま。俺の名は創神リョウ。創造神の誕生シリーズの転生者にして主人公だ。………ん?シリーズってなんだ?転生者はともかく主人公って自意識過剰すぎだろ。
……うん、まあそれはいいや。とにかく今起こっている事を話そう。それはもうすぐなのはStSが始まる2年前の事だ。いつもの如く別荘で修行をしていた時だ。
息を吐き、ゆっくり深呼吸をしていたらなんか足元に黒い空間が現れた。なんだこれは?っていうか吸い込まれてんだが!

『リョウよ』

この声は大創造神…なんだ?

『リョウよ。これからある世界に行ってとある人物に憑依するがよい』

……………はあ?なんだよそれは!訳分かんねえよ!説明しやがれ!

『まあたまにはこういう憑依する世界があってもよいだろ。まあいわゆる息抜きだ』

これのどこが息抜きだ!バカにし過ぎだろ!

『楽しんでこい。あ、そうそう…今から行く世界で生涯を終えてもここの世界では一年しか満たさぬから安心するがよい』

安心できるかぁぁ!!帰ってきたら絶対にタダでは済まさんからなぁぁぁぁぁ!!!







「おぎゃああああ!!!」(なんだこれはあああぁぁぁ!!!)

あ、赤ちゃんからだと!?ここはどこだ!誰の子だ!誰か教えやがれえええぇぇぇ!!!とりあえず成長しないと!







言葉を発せれるようになり、思考もできるようになってようやくこの世界の事と自分が誰に憑依したのがわかった。
憑依した人物の名は【織斑一夏】。つまりここはISの世界だ。そして俺はその主人公に憑依してしまった。かなり困っている。
そんな時に家族が俺と姉の【織斑千冬】を捨てて蒸発した。俺と姉の2人で生活する事になった。





小学生になり、俺はとある少女が苛められているのを見掛けた。少女の名は【篠ノ之箒】。確かこの世界のヒロインの1人だったな。
男女と言われて数人の男子に嫌われている。助けますか。

「おいおい…よってたかって女子を苛めるとか自分達は弱いですと言ってるようなもんだぞ」

「なんだよ!こいつを庇うのかよ!」

「あ゙ん?やんのか?いいぜ?こいよ」

喧嘩を吹っ掛けてきたから喧嘩してやった。結果?決まっている。ボコボコにしてやった。餓鬼どもは泣いてたがな。

「大丈夫か?」

「……なんで助けたのだ?」

「なんでって…放っておけなかったからな。何より弱い者苛めなんて強いと思ってやがる馬鹿共が寄ってたかってやることだ。そういう屑を見るとムカつく」

「別に助けなど頼んでいない!なにより…」

「それに…男子が女子を苛めるなんざ男の価値がないゴミだ。あとよ。お前、可愛いんだから」

「かわっ!?」

俺はそれだけ言って自分の席に座る。これを経緯に箒と仲良くなり、餓鬼どもは箒と仲良くなってやがるからつっ掛かってきやがるが全部返り討ちにする。
そのおかげで俺は何故か人気者になってしまった。なぜなのかサッパリだ。それから数日後、俺は千冬姉と一緒に篠ノ之神社に向かった。
箒にお呼ばれしたからだ。他に箒の姉であり千冬姉の親友の【篠ノ之束】もいた。千冬に呼ばれて俺は束に自己紹介をするとジ〜ッと見つめられる。

「………うん!ちーちゃんに似てるね!それに将来が楽しむ♪ちーちゃんちーちゃん!束にいっくんをくれない?」

いきなり馴々しく呼ばれたよ。しかもなにふざけてんの。

「誰がやるかばか者。それとちーちゃんと呼ぶな。一夏は私のだ」

ちょっとお姉様?アンタはなに言ってんねん。いつアンタのものになったよ。俺自身は俺のもんだっつうの。

「なにを言っているのですか!姉さんも千冬さんも…一夏はわた、わた…私のもの(ボソッ)」

箒がなにか言ったけど聞こえなかった。

「まさかの箒ちゃんもライバルだなんて。姉さん負けないよ!」

……………なにがどないなっとんねん。それからは剣術を教えてもらったり、千冬姉と勝負したり、束姉がハグしてきたり、箒と一緒に遊んだり。
まあ、平和な日々を過ごしていたわけだが…それは突然に起こるものだ。それは…全世界のミサイルが日本に向けて発射されたからだ。
もんのすごいパニックが起こりました。俺は密かに出てミサイルをさっさと撃ち落とそうかと思っていたところに後に白騎士と呼ばれるISが現れた。
その白騎士がミサイルを全てたたき落とした。まあそれはいいや。今、俺の家のリビングには俺と正面にいる千冬姉と束姉がいる。

「さて、千冬姉に束姉。質問という名の尋問をしてよろしいかな?」
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