創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory04 2人の主人公〜byオリキャラ〜
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放課後になり、オレとアインハルトはその集合場所の喫茶店に行く。数10分後にその喫茶店に到着した。そこには8人の女性と妹より年上かな?の少女が3人とその少女と同い年の少年が1人座っている。
あの人達かな?

「失礼します」

やっぱりあの人達か。

「ノーヴェさんに皆さん。アインハルト・ストラトス参りました」

それにしても女性ばっかり…オレと同じ男はいるけど気後れしちゃうな。

「すみません。遅れました」

「いやいや遅かねーよ。?そいつは?」

「えっと、私のクラスメイトで…」

「自己紹介はオレ自身で言うよ。初めまして、ロクサス・アルシュタートです。興味があったのでご同行させてもらいました」

オレは自分から紹介しここにいるのか答えた。オレの名前を言うと、オレンジ髪の女性と青髪の女性が神妙な顔になる。
なんでだろう?

「そっか。でなアインハルト、こいつが例の」

「えと…はじめまして!ミッド式のストライクアーツをやってます。創神ヴィヴィオです!」

「ベルカ古流武術アインハルト・ストラトスです」
(この子が……小さな手、脆そうな体。だけどこの紅(ロート)と翠(グリーン)の鮮やかな瞳は覇王(私)の記憶に焼き付いた。間違うはずもない聖王女の証)

どうしたんだろうアインハルト…彼女、創神ヴィヴィオの顔をジッと見つめて。

「あのアインハルト…さん?」

「(ハッ)…ああ、失礼しました」

「あ、いえ!」

創神ヴィヴィオの顔になにか付いてるのかな?

「まあふたりとも格闘技者同士。ごちゃごちゃ話すより手合わせでもした方が早いだろ。場所は押さえてあるから早速行こうぜ」

オレ達は区民センター内のスポーツコートまで移動する。その移動中にオレ達は互いの自己紹介をする。
特にオレはティアナさんとスバルさんが管理局の局員だと知り、ものすごく焦った。それを見られて恥ずかしかった。


スポーツコートに到着し、アインハルトとヴィヴィオ(そう呼んでくださいと言われたので)は着替えて中央に立つ。

「じゃあ、あのアインハルトさん!よろしくおねがいします!」

「はい」

ヴィヴィオは軽くジャブをして準備万端って感じだ。

(本当にこの子が覇王の拳を…覇王の悲願を受け止めてくれる?)

アインハルトの足元に魔法陣が描かれ力を感じる。ヴィヴィオも感じたのか気楽な感じが少し緊張がはしってる。

「んじゃ、スパーリング4分1ラウンド。射砲撃とバインドはナシの格闘オンリーな。レディゴー!」

合図がなりアインハルトは静かな構えを、ヴィヴィオは軽やかなステップをしながら構える。対極な構えだな。まずはヴィヴィオが仕掛けた!
軽やかなステップから一気に懐に入り右の拳を繰り出すが、アインハルトはしっかりガードする。そこからさらにヴィヴィオの怒濤の連続攻撃をアインハルトに仕掛けまくるが、全て防がれてる。

「ヴィ…ヴィヴィオって変身前でもけっこう強い?」

「練習頑張ってるからねぇー」

変身前?ヴィヴィオはデバイスを持っているんだ。バリアジャケットはどんなかな?それにしても、ヴィヴィオはすごいな。体も柔軟で軟らかいのかアインハルトの顔面にハイキックをしてくる。

(まっすぐな技。きっとまっすぐな心。だけどこの子は…だからこの子は……私が戦う『王』どはないし)

アインハルトはヴィヴィオの拳をしゃがんで避け、そのまま胸元に掌底を浴びせた。ヴィヴィオは思いっきり吹き飛ばされ、【ディード】さんと【オットー】さんが飛ばされたヴィヴィオを受け止めた。
すごい…あんなきれいに決まるなんて。

(す…すごいっ!!!)

(私とは違う)

ヴィヴィオ喜んでる。おそらくアインハルトの強さだろう。対してアインハルトは悲しそうな顔をしてる。

「お手合わせ…ありがとうございました」

アインハルトが背を向けてそう言う。

「あの…あのっ!!すみません、わたし何が失礼を……?」

「いいえ」

「じゃ、じゃあ、あの、わたし……弱すぎましたか?」

そんな事はないだろう…ヴィヴィオは強い。それは戦ったアインハルトも承知だろう…何故?

「いえ、“趣味と遊びの範囲内”でしたら充分すぎるほどに」

なるほど…そういう事か。おそらくアインハルトは別の何かを魅せてほしかったのだろう。でも、ヴィヴィオがやったのは“趣味と範囲内”…これは困ったな。

「申し訳ありません。私の身勝手です」
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