創造神の誕生〜vividな外伝〜
□Memory12 旅行ツアーは計画的に
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「アルシュタート?」
フェイトちゃん?なんか知ってるの?ヴィータちゃんも気になってるの。
「フェイトちゃん。知ってるの?」
「あ、うん。ちょっと気になった事があってね。ヴィータ。その子にお姉さんとかいなかった?」
『あ?ちょっと待ってろよ。……お、いたいた。確かに姉がいるな。名はシオネ・アルシュタート』
「そうなんだ」
フェイトちゃん?
「実はね。執務官にね。新しい執務官がいてね。ティアナがいなかった時に手伝ってもらったの。その人の名前がシオネ・アルシュタートだったの」
わ!それってつまり…
「うん。まさか私が知ってるシオネ執務官の弟さんなんだ。そういえばシオネ執務官は私に弟がいる事やいかに弟がかわいいかってよく言い聞かせていたの」
へぇ〜。そうだったら期待が高かったのは頷けるの。
『話が脱線しちまったな。んで、ロクサスの奴をどうすんだ?』
あ、そうだったね。ヴィータちゃんにロクサス君がヴィヴィオとお友達だという事を話す。他にも覇王の血を引く子とも仲良くなった事も話したの。
そして、今回の旅行に参加させようかなっと言う事も話したの。
『なるほどな。しかし…以外と世間は狭いんだな』
「にゃはは…そうだね・
『でもよ…どうすんだよ。まさか依怙贔屓でなのはが教えるのか?』
「さすがにそれはいけないの。実は、すでにロクサス君とトウヤ君の教える人を考えてるの」
「トウヤ君も?」
「うん!」
『誰にだよ。………まさか、アイツにか?』
「なのは?もしかして…」
「にゃはは…フェイトちゃんもヴィータちゃんも気付いたようだね。そうだよ。あの人、旦那様に頼むの!
『アイツにか。確かにアイツほど適任者はいねえな。しかしアイツが簡単に受けるか?』
「わからないけど、やってくれると信じてるの!」
『そっか…ま、賭けてみようぜ!』
大丈夫だよヴィータちゃん!だって私達の旦那様だもん!
???SIDE
「ぶえっくしょん!」
〔マスター、風邪ですか?〕
「いや、誰かが噂をしてんだろう。この場合はなのは達だな」
〔そうですか。ところでマスター、楽しみですね〕
「そうだな。今度の旅行で久し振りにヴィヴィオに会えるし、ヴィヴィオのデバイスを見るのも楽しみだ」
〔そうですね。なのは達とも会うのも楽しみですね〕
「だな。まずは修行の続きをするぞ」
〔強くなるのは結構ですが、せっかくの自然の森をが荒野に変わっていってますのでほどほどにしてください〕
ロクサスSIDE
今日は試験を終え、アインハルトと一緒に帰ろうかと思っていたら突然ノーヴェさんから通信がきた。いったいなんだろう?モニターを開くとノーヴェさんからあるお誘いがきた。
それは…合宿だった。はっきりいってどうしようか困ったいた。オレはアインハルトと一緒に練習の予定だったからだ。
『だからその練習のために行くんだって。あたしや姉貴もいるし、ヴィヴィオ達も来る。練習相手には事欠かねー』
う〜ん。
『しかも魔導師ランクAAからオーバーSのトレーニングも見られる。さらにそれすら上回る奴も来るから価値はありぜ!』
う…それはかなり魅力的だな。そんな凄腕達が来るなら一見の価値ありだ。他にも歴史に詳しい人もいるらしくアインハルトにとっても価値はあると思う。
それでもアインハルトは困ってる。
「アインハルト、オレは行ってもいいと思う。せっかくのお誘いだし、それにもしかしたらなにか見つかるかもしれないぞ?」
『ロクサスの言う通りだ!いいから来い!絶対ないい経験になる!後で詳しいことメールすっからとりあえず今日の試験頑張れな』
「……はい…」
「わかりました」
これは楽しみだ。どんな凄腕魔導師達がいるんだろう。まさか…エースオブエース高町教官?いや、さすがにないかな?
(できればロクサスさんと一緒がよかったのですが、仕方ありませんね)
試験、頑張ろう!
3人称SIDE
それから数日が経ち試験期間も無事に終了した。
「試験終了お疲れ様」
「みんなどうだった?」
「花丸評価いただきました!」
「4人揃って」
「優等生ですッ!」
「頑張りました!」
ヴィヴィオ達はなのはとフェイトに試験の結果を発表する。4人とも優等生でなのはとフェイトに褒めてもらう。