創造神の誕生〜vividな外伝〜

□Memory13 無人世界カルナージにいらっしゃ〜い
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トウヤSIDE



誰だろうこの人。黒のロングヘヤーでジャケットコート。紺のズボンに黒のシャツを着たものすごいイケメンの青年だ。
今、ヴィヴィオはこの人をパパと言ったよね。もしかして、この人がなのはさん達の夫でヴィヴィオのお父さん。

「待ってたよ。少し遅かったね」

「悪い。ちょっと手間取った」

「トウヤくんにアインハルトさんにロクサスさん。紹介しますね。この人がわたしのパパの…」

「【創神リョウ】だ」

創神リョウ…ですか。ちょっと変わった名前だな。ロクサスさんとアインハルトさんなんかものすごく驚いてる。
僕とロクサスさんとアインハルトさんも自己紹介をする。

「お前達がそうか。ヴィヴィオから聞いている。よろしく」

誠実で立派な人のようだ。なんだか聞きたい事があるけど、聞く雰囲気じゃなさそうだしやめとこう。

「リョウくん。実はお願いしたい事があるの」

「お願い?なんた?」

「ロクサス君とトウヤ君の師匠になってほしいの」

師匠?どういう事なんですか?ロクサスさんも?マークをうかべる。

「?どういう事だ?説明をもとむ」

「実はね。ロクサスくん訓練校で高いランクでね。ちょっと付いていけなくてね。個別のほうがいいかなって思ったんだけどさすがに贔屓はダメでしょう?」

「なるほど…そこで俺か」

「うん!トウヤ君はついでっていうのかな。ヴィヴィオ達が言うにはかなりの実力らしいのよ」

僕はついでなんだ。ロクサスさんやっぱりものすごく強いんだ。戦ってわかってた事だけど。それよりも、僕とロクサスさんはこの人の師匠になるのかな?どれほどの強さなんだろう。わからないから。

「つまり、俺がこの2人の修行相手になれか。………」

リョウさんは僕とロクサスさんを見つめる。見品定めしてるのかな。

「まあ、まずは一度戦りあってみないとわからないな。午後に対戦して判断する」

「ありがとうリョウ君!さすがは私達の旦那様!」

「なに、ちょうど暇だったからな。日待てにはちょうどいい」

暇つぶし扱い…もう何も言う事ないや。ロクサスさんとアインハルトさんも呆れ果ててる。

「さて、お昼前に大人のみんなはトレーニングでしょ。子供達はどこに遊びに行く?」

「やっぱりまずは川遊びかなと。お嬢も来るだろ?」

「うん!」

「アインハルトとロクサスもこっちに来いな」

「はい…」
「わかりました」

川遊びか。川で遊ぶのは前世を含めて初めてだな。都会っ子だったからな。

「じゃ、着替えてアスレチック前に集合にしよう!」

「「「「はいッ!」」」」

「こっちも水着に着替えてロッジ裏に集合!」

「「「はーいっ!」」」

「水着!?」

「えっと…トウヤ。水着って」

あ…そうか。ロクサスさんとアインハルトさんはただ、水着を持ってきてしか言われてなかったね。楽しみだな。僕たちの……おっと、これはまだ内緒。
さ〜て、ロクサスさんを連れて水着に着替えますか。
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